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番外  「新しき生活」


変わった家族を迎えたユトレヒト隊
拠点にしていた館も五人が生活するスペースとして造られたゆえにそれに応じて改築しようという案が出た
その提案者は意外にも・・セシル
しかもその費用を出すという気前の良さに面々は不信感を募らせつつもとりあえずは材木を一通り揃えてきた

「う〜ん、一応設計はロカルノがやっているんだけど・・メルフィの部屋は畳を敷いた方がいいか?」
庭から外見を見つめるクラーク、自慢の工具を持ち大工衣装が決まっている
「畳・・?・・・確か東国カムイの床板のような代物だったか」
庭のベンチに腰かけ巫女さん衣装でくつろぐはピンクの髪に額から鋭い角が伸びている少女メルフィ
「よく知っているなぁ」
「これでも世界の情報は詳しいんだ!・・しかし・・実物は見ていないから何とも言えんな」
「俺が言うのもなんだけど良いもんだぜ?ゴロゴロできるしな〜。」
「・・まぁ、そこは任せる。嫌だったらアミルの部屋と交換すればいいだけだ」
・・横暴な小娘、それに当のアミルは笑うだけで・・
「そこらはお前達で決めていろ。っうかアミルさんはどっちでもいいのか?」
「ええっ、元々住む処にこだわってはいませんので」
黒いドレスに紫の髪、瞳も優しき紫色の淑女アミル・・メルフィの目付け役のしっかりものだ
この二人のための改築なのだが他にも色々と手を加えるらしい
「よし、そんじゃあ・・二階にやるよりも一階のほうがいいか」
「・・何でだ?どうせなら全員一緒のほうがいいだろう?」
「二階だとそれだけ手間だしなぁ・・それに、二階は俺達が寝ているからメルフィにとっちゃ教育上よろしくないだろう?」
結構声が漏れちゃっているのはわかっていたり・・
それは二階にある客室で実証されておりそこを二人の部屋にしないわけでもある
「教育ぅ?妾を子供扱いするな!少なくともお前よりも年上だ!!」
「じゃあ男の女の交わりについては知っているのかよ?」
「ま・・まじわり・・?????」
頭に「?」が乱舞するメルフィ・・
「確かにメルフィ様には・・刺激が強いですねぇ」
「まぁそういう事だ。完成したら一階には廊下を渡って談笑室と食堂に厨房、浴場にトイレと廊下を通じてメルフィとアミルの部屋って
ことになるな。二階はいつも通りの俺達の部屋に客室が二つ・・後はベランダか。結構なスペースになったもんだ」
「・・なるほど、あ・・あれは何なのですか?」
アミルが指差すは森の入り口付近に建てられた二つの小屋
「ああっ、あれは食料庫とオシオキ小屋だ」
「オシオキ・・?閉じ込められるのか!!?」
やたら怯えるメルフィ・・そこらがお子様に見えてしまっていたり
「まぁ・・大筋には間違っていないけどもっと酷い事をされる場所だな」
「・・っと言う事は・・」
「オシオキとして拘束して触手召還に一晩放置・・精神崩壊しかねないほどの攻めを受けるわけだ。」
さらっとクラークが述べるがメルフィは何の事だと首をかしげアミルは顔を真っ赤にさせる
「そ・・そのような事を・・」
「まぁ主にセシルが使用されている。あんまり関係ないところだよ、・・使いたい?」
「わ・・私は結構です・・」

本人自覚してないがセクハラです

「処でミィと神父は館には住んでいないのか?」
「ああっ、神父さんとミィは教会に住んでいるんだよ。元々この館はなくて俺達は教会で世話になっていてな。中に部屋が三つほどあるんだ
・・ただ一つ一つが広くないから俺とロカルノが小屋を隣に建てたのがきっかけだ。
今じゃ教会の厨房やら食堂は使わないが部屋は神父さんが住んでいてな。ミィも神父と一緒に寝ているわけだ
・・一応部屋はあるみたいだけど・・」
「・・ふぅん・・」
「まっ、別に神父の隣じゃなきゃ嫌ってわけでもないしこっちにも寝にくるからメルフィも一緒に寝てやったらどうだ?」
「そうだなぁ・・一緒に寝てやってもいいが・・」
「駄目ですよ、メルフィ様は寝相が悪いんですから角が刺さっちゃいます」
アミルが慌てて言う・・、どうやらそれによる前科を持っているようだ
「・・む・・むぅ、ならば仕方ないか」
何だかんだ言って残念そうなメルフィ・・
「じゃあ角に紐くくってどっかで固定して寝たらいいんじゃないか?」
「それでは首がツるわ!馬鹿にしおって!!」
ムガーっとクラークに襲い掛かるが角をつかまれ空振り!空振り!!
「・・メルフィ様・・可愛い」
「うう・・角は!角は力の象徴なんだぞぉぉぉぉぉ!!」
半泣きにメルフィランナウェイ〜・・・

・・・・・

それより本格的にクラークは改築作業へと取り掛かる
邪魔になってはいけないとメルフィを慰めアミルは取り合えず談笑室へ
そこにはロカルノと見知らぬ獣人女性が座っていた
「・・あ・・お取り込み中でしたか?」
「いやっ、構わない。君達ももう私達の家族なんだ。それほど気を使わなくてもいいさ」
仮面を付けに整った服装のロカルノ
いつもこの時間は町に出て情報を仕入れるのだが流石に長旅の後ということでゆっくりと休養しているのだ
「・・あの、こちらは・・さっきの話の・・」
ロカルノと対面する猫人女性、髪は金髪でそれほど長くはない。着ている物もどう見ても町娘だ
単独で狩りを行う猫人の割りにはこの女性はほにゃらら〜っとしておりロカルノとの関係は結びつかない
「ああっ、そうだ。まずは紹介しよう・・彼女はメイ。ダンケルク情報部に仕える諜報員で私直属で動いてくれる人物だ」
「メイです!貴方様がアミルさんとメルフィさんですね!」
人懐っこい猫人にメルフィも自信を取り戻してきたのか
「うむ!!そうだ!ここで厄介になっている!!」
・・胸を張って言いやっている
「アミルです。諜報員さんですか・・そうは見えませんね」
「まぁ、そこが買われたようなものだ。彼女にはシュッツバルケルへの伝達を担当してもらおうと思っていてな」
「・・・まぁ、結構な距離ですよ。猫人の足だと大変でしょう?」
「早馬なら慣れてますし、中間で私の上司と繋いでいるんでそれほどでもないですよ♪」
明るいメイ、危険な仕事だが彼女は至って満足のようだ
「シュッツバルケルでの仕事を慣らしたらいずれはシウォングまで行ってもらおうとも思っているからな・・、それに比べたら近いもんさ」
「シウォング・・そんなところまで・・一体・・?」
「シウォングの真龍騎公とは顔見知りでな、同盟を結ぶために色々と出向いているんだ。・・流石にシウォングまでをメイに任すのは
きついかもしれない・・か。その時がくればアミル・・協力してもらってもいいか?」
「シウォングまでの飛行ですね、よろこんで♪」
快く承諾、しかし当のメイは
「わ・・私、竜に乗れるんですか!で・・でも・・高いですよ・・ね?」
「・・まぁ、落ちたらまず死ぬ高さか」
「にゃ!!・・私・・高いところは・・その・・」
どうやら高所恐怖症な猫人、色々と難儀な娘である
「大丈夫ですよ、メルフィ様の飛行は危険ですが・・」
「むぅ、早く飛んで何が悪い!」
「・・ふっ、セシルも青い顔になっていたものな」
「うにゃ〜!!」
かつて任務で助けてもらったセシルでさえ恐怖したということでメイはもうパニック状態
そこへ・・
「メイ〜♪」
談笑室にミィが嬉しそうに走ってきた、いつもの小さな礼拝服姿ではなく短パンに白シャツ・・
この組み合わせはセシルのコーディネイトだそうな
「ミィちゃん♪こんにちわ♪」
「ミィ♪」
飛び込んでくるミィを優しく受け止め頭を撫でてやるメイ。同じ猫人であることが影響しているのかこの二人は特に仲が良い
それこそ姉妹のように見える
「・・お前の子か?」
それが親子に見えたメルフィ、んなわけないのだが聞いてみる
「違いますよ〜、私は・・まだ捧げていませんし・・きゃ♪」
「・・『草』か、あいつも任務の事しか考えない朴念仁だからな」
「そうなんですよ〜!!ロカルノさん協力してください!」
「・・私からはどうにもならんな。仕事以外で奴と顔を合わすこともないし・・・、寧ろお前の方が良く奴と共にいるじゃないか」
「うう〜ん、仕事中はやっぱりそういうのは抑えたほうがいいですしぃ。かと言ってアゼフ様ってば24時間任務中ですし〜」
「なるほど・・ではっ、ヤスにたまには休ませるように言っておこう」
ロカルノの気遣いにメイは満面の笑みを浮かべる
「ありがとうございます♪」
「ミィ?・・どうしたの?」
「うふふ・・良いことがあったのよ♪」
「ミィ!かみさまのおかげ〜!!」
ミィも一緒に喜ぶ、正しく仲の良い姉妹だ
「いいですね、メルフィ様」
「ふ・・ふん!うらやましくなんかない!」
ひねたメルフィがやせ我慢〜、それを見たアミルは静かに微笑むだけだった

・・・・・・

下で騒々しい分二階のベランダではほのぼのと・・
「良い天気ですね・・」
「そうですね〜、お洗濯日和です♪」
仲良く洗濯物を乾かすクローディアとキルケ
家事が好きな分手際の良さは二人ともかなりのモノ・・、あっと言う間に竿に吊り終わった
それを退屈そうに見ているのが・・
「・・そこまでちゃんとしなくても乾くんじゃないの?」
セシル、ロカルノが下でメイと打ち合わせをやっている分アッチイケと言われてやることもなしにダラダラしているのだ
「駄目ですよ〜、ビシッとしないと気持ち悪いですよ?」
「・・乾けば一緒な気がするんだけどねぇ」
「セシルさんも家事をしないとロカルノさんの妻になってから大変ですよ?」
茶化すキルケ、しかし
「大丈夫♪ロカルノって天才肌だから家事なんてちょろいもんよ♪」

「・・ロカルノさん任せですか・・」
「・・これはフレイアさんの方が有利のようですね」

「・・何ボソボソ話しているのよ、二人とも・・」
「いえ、何にも♪」
結局はいつもの情景・・、そこへ・・
「皆さんここでしたか」
アミルとメルフィがやってきた、ざっと館を見回ったついでに三人を発見したようだ
「ああっ、アミルさん。どうしたんですか?」
「いえっ、館を見てまわったついでに三人を見つけましたので・・、立派なベランダですね・・向こうは・・」
「星を見るテラスですよ、全部クラークさんとロカルノさんの作品です♪」
「・・里でも思ったが・・あいつの本職は何なんだ・・?」
プロの大工がやったとしか思えない出来にメルフィは改めて唖然と・・
「兄上は小さな頃から木を弄るのが好きですからね、きっとお二人の住まいも立派な物にしてくれます」
「そうですか、あの・・手伝いましょうか?」
性格柄家事が得意なアミル・・洗濯がしたくてうずうずしているようだ
「いえっ、今日の分は終わりましたので・・また明日お願いします♪」
「・・それはそうとして、二人ともそうそう竜に変身するわけにもいかないわよね・・、人間状態での得物とかも必要じゃないかしら?」
ベンチにて寝転びながらセシルが言う
飛竜になればもはや並の相手では太刀打ちできないのだが人状態では・・
「うむ、まぁこの姿でも魔法は使えるが・・一応の武器は持っておいてもいいだろうが・・妾はいらないぞ」
「・・ガキ、助けてあげないわよ?」
「失礼な!妾には立派な武器がある・・これだ!!」
懐から取り出したのは鈴・・、棒のような握りからワッカが円錐のように三つ付いておりそこに鈴が6,3,1と均等につけらている
「・・楽器?」
「違う!まぁ・・いずれその効果は見せてやろう!・・だが問題はアミルだな」
「・・そうですねぇ、あまり乱暴事は好きじゃないんですが・・」
「ああっ、町に腕の良い鍛冶師がいるからそこでアミルに合うのを見つければいいじゃない。行きましょ行きましょ♪」
暇つぶしが見つかったと思いセシルはアミルの背中をプッシュプッシュ
「え・・あ・・はい・・」
圧されるアミル・・、メルフィも面白半分でセシルに同行し町へと出かけていった

・・・・・

たどり着いた先はプラハでは有名な鍛冶工房『HOLY ORDERS』
そこはセシルにとっては禁断なエリアだが・・、最近ではミィや彼女の母であるソシエ、フレイアの目もあり
暴れらなくなってきているのでロカルノもお咎めなしの許可を与えたのだ
「ち〜っす」
「いらっしゃ・・!!?リュート!!」
明るく接客をしようとした黒髪の女性・・しかしセシルの顔を見るなり別人のような顔つきになり奥に叫ぶ!
「シャン!セシル・・覚悟!!」
工房から飛び出てきた犬人の少年・・、いきなり二丁の拳銃を手にしている

ドン!ドン!!

そして店内なのに構わず発砲・・、しかしセシルはよける動作もなく
「見切っているのよ!!」
手を動かしたかと思うと鉄の弾を見事に受け止めた
「く・・そ!フィアラル!ロカルノさんに緊急スクランブルだ!!」
「落ち着け!今日は買い物に来たのよ」
「買い物・・?氷狼刹で満足していないのか・・?」
「私じゃないわよ、この娘達・・」
一連の行動を目が点になっているアミルとメルフィ
「あ・・いらっしゃい!今日はどんな物をお探しですか♪」
普通の客と思いきやすぐに営業スマイルになる女性シャン
「え・・あ・・あの、護身用に武器を持とうかと思いまして・・」
「ああ、そうですか。そちらのお嬢さんも・・ですか?」
「妾はこれがある!」
取り出したのは先ほどと同じ鈴
「「・・楽器?」」
流石の鍛冶屋にもそう見えるらしく微妙な反応にメルフィはご立腹
「だから違う!よし!見せてやる!セシル!」
「・・ふえ?」
「耐えろよ!」
ニヤリと悪魔の笑みを浮かべメルフィは・・

チリィ・・・ン

鈴を鳴らす・・刹那

ドォン!

「うひゃ!!」
セシルの体が飛ばされる、そのままだと壁に激突するのだがそこは歴戦の悪魔・・何とか踏みとどまった
「・・な・・・な・・・何するのよ!」
「これが武器だと言うことを証明しただけじゃ!」
えっへんと自慢するメルフィ・・、アミルはオロオロ・・、そして鍛冶コンビは・・
「ど・・どういう仕組みなのかわかる?リュート」
「・・セシルを襲ったのは・・衝撃波かな?その鈴は衝撃波を発生する物だろう」
「・・おおっ!少しは見る目があるようだな!お前の言う通りこの『神楽鈴』は魔力を消耗するが衝撃波を放てる祭具じゃ!
妾はこれがあれば十分!アミル、好きなものを選べ!」
「・・え・・ですが、この姿で戦闘したことがないですし・・」
大人しい性格なだけに困惑顔・・
「ああ、それでしたら適正を調べて一番合った武器を提供しますよ。良い物も見せてくれましたし・・
じゃあ、工房へどうぞ。セシルとメルフィさんはここで待っていてくださいね」
そういうとリュートはアミルを工房へと連れて行った
工房は店内よりもかなり広い故に色々と武器を試せるのに持ってこいなのだ
「アミルに合う武器ねぇ・・あるのかしら?」
「まぁ剣などはあいつには合わんな・・ん・・娘、これはなんじゃ?」
ふとメルフィがカウンターの隅に置かれた本に目がついた
「ああっ、それはリュートがまとめた書物よ。あの子が聞いたり造った物を記しているの。
オーダーメイドの参考や納品までの時間つぶしに見てくれたらいいわ」
「ふぅん・・、・・おおっ、中々に面白い物だな」
適当にページを捲ってメルフィが感心する
「へぇ・・・、おおっ、私達の得物まであるじゃない・・。・・・・って!私の得物まで!?オマケにこの「悪魔の所有物」ってどういう事よ!」
「・・まんまじゃない。情報はロカルノさんやクラークさんから聞いただけよ」
「著作権を犯してるじゃない!」
「・・・武器にしろ防具にしろ貴方も物じゃないじゃない。」
「ブーブー!!」
「黙っていろ・・しかし良くこれだけの資料があったものだな。天魔戦争からここらの伝記・・遠国や東国の伝記物とは・・」
「シウォングではお世話になった人がいますし東国カムイの伝記はクラークさんやクローディアさんが詳しいので良く聞くのですよ
リュートは刀に対して興味があるみたいだし」
「・・刀か、確かに独特な刃物だな。まぁ妾の爪に比べたら適わんだろうが!!」
「・・??・・爪?」
目の前の小さな少女が実は見た目よりはるかに高齢な高位飛竜族の竜人だとは露知らず・・
「まぁそこらは置いておいて・・。結局どうなの?貴方達、もう結婚したら?」
「・・うるさいわね、結婚なんていしなくてもリュートは大事なパートナーなんだから!」
セシルに対してはトコトン険悪なシャン・・
「ふぅん・・でも妊娠しないものねぇ・・獣人男性ってものすごいらしいのに・・」
「・・貴方はさっさと帰りなさい!ロカルノさんに通報するわよ!!」
「や〜だよ〜♪」
「ぬうう・・」
一触即発な空気・・だがメルフィは全くお構いなしに書物を観覧している
そこへ
「お待たせしました・・」
アミルが出てきた・・腰には銀の握りを持つ金属鞭が・・
「おう、アミル。どうじゃ?良い物は見つかったか?」
「ええ・・、リュートさんに選んでもらいました」
「彼女には剣や槍などの武器は不慣れですからね。このような金属鞭なんか合うと思いまして」
「・・ふぅん、どうせ貴方のことだからその鞭にも何かギミックがあるんでしょう?」
見たところ綺麗な装飾がされている以外は普通の鞭だがセシルは鋭く推測する
「・・いやっ、彼女には魔法が使えるわけだし無理に武器に頼る必要もないと思ったから軽量されている程度の代物だよ」
「確かに軽いですが・・狭い場所では危ないですね」
「使い方はさっき言ったぐらいですが慣れれば狭いところでも使えますよ」
「ありがとうございます、リュートさん。あの・・御代は・・」
アミルさん、人間のお金がないのでちょっと不安・・
「クラークさんのお仲間でしたら無料で結構ですよ、いつもお世話になってますので♪」
「え・・で・・でもそれでは・・」
「いえいえ、このぐらいは大丈夫ですよ」
笑顔なリュート、どうやらアミル達に対しては好感が持てるようだ
「アミル、貰っておけ。」
「メルフィ様・・、ありがとうございます。リュートさん」
深く頭を下げるアミル・・ここが性格の差・・
「じゃ・・帰りましょうか・・、また来るわね〜♪お二人さん♪」
「く・・!今に見てろ!僕はお前を倒せるような武器を造って見せる!」
「そうよ!ギッタンギッタンにしてやるんだから!」
「おほほほほ♪」
睨む二人に笑う悪魔、二人の竜人を押しながら店を後にした

・・・・・

「あの・・セシルさん、リュートさん達はいい人なのに・・何故いがみ合っているのですか?」
帰り道でふとアミルが尋ねる
「・・あ〜、ま〜、色々あるのよ」
実際リュートを喰おうとしたなんて言えなかったり・・
「どうせロクでもないことをしたんだろう」
「やかましい」
「まぁ悪い町ではないな・・妾はますます気に入ったぞ」
「そうですね、良い所ですね・・」
「皆歓迎してくれるわ、今日はパーっと行きましょう♪」
笑いながら館へと戻る三人
その夜は新たな家族を祝う宴会となったそうな・・


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