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第七節  「鷹の海賊」


それよりすぐに甲板に飛び出るロカルノとセシル
彼らが上がった時にはすでに戦闘に参加する面々はレイピアを抜き両舷に整列している
「ロカルノ君にしちゃ遅かったじゃないか」
何時の間にか甲板に立っているソシエ、関節をポキポキと鳴らし準備体操をしている
その隣ではウィンクが静かに立ち、部下の布陣を確認している
「ママっ、それで・・見つかったの?」
「ほらっ、あれだよ」
そう言うとはるか前方に指差すソシエ
・・しかし、そこには何もなくはるか彼方に豆粒ほどの影がギリギリ見える程度
「・・・あれ・・って・・どれ?」
「だからあれだよ!目が悪いのかい!」
「・・普通見えないわよ!ねぇ!ロカルノ!」
「なるほど・・、確かに洒落た帆のようだ・・」
セシルの言葉を無視してはるか前方の船を確認するロカルノ・・
「ロカルノもおかしいわ!」
「ふっ、一流の泥棒になるには目の良さが大切と言われて教育されたものだからな」
「ほぅ!ロカルノ君は泥棒志願だったのかい、まぁ立派に女の心を盗む技術もあるようだがねぇ」
ニヤリと笑うソシエ、獣人達はぴりぴりしている中、彼女は至っていつもどおり
「残念ながらそんな物は授かっておりませんよ、それに・・女を愛するのは一人で手一杯でしてね・・」
「はははっ!ますます気に入ったよ!」
「それはそうと・・この距離で戦闘態勢を取っても仕方ないのでは?」
「そうよそうよ!逃げられちゃうじゃない!!」
「まぁ、これが普通の船ならね・・。何故、この船首が硬い鉄の乙女のオブジェをつけたのかわかるかい?」
船首にある鉄の乙女を指差して笑うソシエ
このオブジェが余計に遊覧船っぽい印象を出しているのだが・・
「・・さぁ?」
「・・・ぶつけるためさ・・。総員!戦闘配置!」
気合声と同時に獣人達にさらなる緊張が、
そして操舵桿を握るウサミミと情報管理しているポチが慌しく動き出し
「死水システム!グリーン!いつでもいけます!」
「目標との距離算出・・いけます!」
呼吸良くウィンクに報告
「了解、ソシエ様・・ご命令を・・」
「あいよ!魔導ブースター!フルドライブ!」
「了解!出力最大です!」
ポチが動力室の連絡を取った瞬間!

グン!

「うひゃ!」
船の速度が加速していく・・それも尋常ではないくらい・・
「相対距離確認!突撃します!」
「あいさ!最大戦速でいくよぉ!!!」
恐ろしいまでの加速・・見る見る内に目標の敵船が大きくなっていく
「ほぉ・・一隻か・・随分大胆なもんだねぇ」
船首に乗り上げ様子を伺うソシエ
対し
「揺れる揺れるぅ!」
戦闘ともなれば快適さなどは二の次、目標との接触を最優先しているので甲板は非常に揺れる
両舷の獣人達は手すりにつかまりながら戦意を高めている様子で
誰も口を開かない
「ふっ、捕まっていろ」
ジタバタしているセシルの腕をロカルノは無理やり掴み抱き寄せる
「ロカァ♪ダメよ・・こんなところでぇ・・」
「ふん・・」
コロコロ態度を変えるセシルを無視しながらロカルノは艦内に通じる扉を見つめながら
「・・この様子では、戦線には出れんか・・」
っとアミルの心配をする
それと同時に
「治療班から連絡!アミルさんの船酔いがさらに悪化しています!!!」
っとポチの叫び声が響いた・・
「この状況ではいたし方ありませんね」
ロカルノの隣で涼しい顔のウィンク、彼女もロカルノも手すりなどをつけずに直立している
「ああ・・これほどの揺れながら慣れている者でも酔ってしまう」
「ロカルノ・・・まぁたアミルの心配ぃ?」
「ふん、お前は酔うなよ・・」
「酔ったらアミルみたいに介抱してくれるぅ?」
彼の胸の中で嫉妬の炎を燃え上がらせながらジト目になるセシル
「お前なら海水たらふく飲めば治る」
「ひどっ!」
「それよりも戦闘だ・・ここの獣人は訓練を受けているが戦闘慣れしていない。
ケガをしないようにサポートをしろ」
「そんなことしなくてもママが狩り殺すわよ!」
確かに、彼女だけでも十二分にそれは可能だろう・・
というか高速で走っているこの艦があの船に接触しただけでもすでに勝負有りのような気がする
そうこうしている間にも船はピタリと目標に向かって突き進んでいった

・・・・

一方

「・・これが・・カムイのお宝・・ねぇ・・」
当の鷹の帆の海賊船、ソシエの船と比べたらかなり小さい甲板にアームチェアーを置き
そこにゆっくりと腰掛ける青年
上半身は裸に海賊が好む黒いコートを着ておりひきしまった筋肉をさらけ出しているのだが
顔つきが悪人面ではないのでどこかお人よしに見えてしまう
それを気にしているのか長めに伸ばした黒髪をキチっとセットしてツンツンにしている
「ううん・・なんというか・・・使いにくい硬貨だったんだな・・」
太陽に翳しながら見るは必死で探索して見つけたカムイ製の硬貨
黄金で出来ており楕円形で妙に大きい
ピカピカに光っているのでそれが高価そうに見えるのだが彼にはどうもそうには見えない
「まぁ、秘宝守るために蛇の大群ばら撒いていたぐらいだから本物だろうが・・
どうもそうには見えないんだよなぁ・・」
「船長!どうですかい!?」
そんな彼に青く縞々なバンダナを巻いたいかにもってぐらい海賊風貌な男がやってくる
「おう!俺が見る限り本物の古代通貨だろう!・・まっ、これを欲しい奴がいるかどうかは謎なんだけどな」
「・・ふぅん・・異国の連中はこんな馬鹿でかい物使っていたんですかぁ!」
「みたいだなぁ・・。俺もカムイには行った事ないが独特な文化って言われているしな」
「・・あの入り江の光景でおれっちにもわかります・・」
「だよな・・」
今まで壮絶な思いをした冒険を思い出し、同じタイミングでがっくりと肩を降ろす二人
座礁した異国の船に乗り込み経験した苦難を思い出している
「・・・、向こうの人間って・・意地っぱりなんですかね?」
「ああ・・骨だけになっても宝守ろうって剣振り回しているんだから間違いないぜ・・」
俗に言うところの怨霊な武士に遭遇して大変な思いをした彼ら
今まで色々な場所を探索しアンデットと言われる種類の敵とも対峙したこともあるのだが怨霊武士はその中でも
ダントツに強く、そしてダントツにしつこかった
「・・ちゃんと成仏したっすかねぇ・・」
「知るか・・塩撒いたし拝んだからいいじゃないか・・結局はこの硬貨一枚だったし・・」
「ううん・・なんか祟られそうでおれっち怖いっすよ・・(パコ!)あいて!」
「阿呆!海の冒険野郎な俺達が亡霊気にしてどうするんだよ!祟るなら祟れ!骨野郎!ばーか!!」
座礁船があった方向を見て叫ぶ船長
そのガキっぽさに逆に尊敬している海賊・・
っとその時!
「船長ぅぅぅぅぅ!!きてくだせぇぇぇ!!」
部下が悲壮な声を出して呼んできた
「なんだ!鮫でもでたか!」
驚いて声がした左舷に向かう・・

そこには望遠鏡を手に周囲を警戒していた海賊おっちゃんが青い顔をしている
「こ・・こここ・・これを・・!」
恐れおののきながら望遠鏡を渡す、船長はそれをふんだくり指差す方向に向けて覗き込んだ
「んがぁ!白い船・・」
彼方から突き進んでくる白い塗装の大型船、異常な速さなのだがそれ以上に目に付くは
帆に描かれた鋼鉄の十字架と深紅の薔薇のエンブレム
「アイアンローズ!!!!」
船長の叫びとともに甲板にいた海賊全員の顔が凍りつく
彼女の存在はここいら一帯の海に知れ渡っている、もちろんその恐怖も・・
「・・やっぱ祟りだぁぁぁぁ!ごめんよぉぉぉ!骨の戦士さぁぁぁぁん!!!」
再び座礁船の方向に向かって謝罪・・・しかし謝ったところで
船の接近をとめられるわけもない
「船長!投降しましょう!」
「おら死にたくねぇぇぇぇ!」
「うわぁぁぁん!おかあちゃぁぁぁん!」
船員全員パニック状態・・、当の船長も顔色がよろしくないが・・
「ばかやろう!ここで引いちゃウィッグ海賊団の名がすたる!何とかして切り抜けるぞ!」
何とかして鼓舞させる・・そこは血のつながりよりも深い仲間達
青い顔を一気に顔を赤くかせ各員所定位置につく!
「面舵一杯!横腹に突っ込んでこられたらまずいぞ!」
「あいぃぃ!!」
急いで船を右に傾け前進させる、
判断力はいいのだが風力任せの船で最新鋭の設備をもつ船では速度がまるで違うわけで・・
「船長!アイアンローズの船!アホみたいな速度でつっこんできますぅぅ!!」
凄まじい速度で接近してくるソシエ船にかなうはずもない
「んなこたぁわかっている!どういうカラクリかしらないが予想以上の速さだぜ!」
「こ・・このままじゃまずいっすよ!」
「ばぁろぉ!はなから逃げ切れるなんて思っちゃいねぇ!
船尾の部分にぶつけさせたらそれでまだ沈没する可能性は低くなる!
衝突に持ちこたえて何とか機会を伺うんだぁ!!!」
「アイアイサー!ってそうこういっている間にアイアンローズの船がぁぁぁぁ!!!」
説明している間にもすでにすぐそこまで迫っているソシエ船
「ちっきしょう!総員!対ショック態勢をとれぇぇぇ!!」
船長が叫んだ瞬間!

ドォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!

凄まじい衝撃と破壊音が鳴り響き、ソシエ船の船首に翳された鉄の乙女がウィッグ海賊団船の船尾を破壊していく!
「むちゃくちゃだぁぁぁぁ!!!」
異常な衝撃に海賊団員号泣しながら何とか大海原に投げ出されないに堪える・・
「俺の船がぁぁぁぁ!!」
船長も然り・・、しかし彼は衝撃の中でも腰に下げたサーベルを抜きながら船尾へと向かう・・
何とかこれ以上の被害を食い止めようというのだ
そして衝撃が終わると同時に船に数名侵入しているのがわかる
「にゃろ!徹底的にやる気か!」
何とか迎撃しようと身を乗り出した瞬間!
「!!!(ゾクゥ!!)」
強烈な寒気がしたかと思うと咄嗟に後ろに飛びのいた
頬がチクリと痛みそこに手をやると浅く切れているのがわかる

”ほぉ・・手加減しているとはいえ私の突きを避けるなんて見所あるじゃないかい・・”

「・・アイアン・・ローズ・・」
ゆっくりと優雅に立つ白き貴婦人、
姿こそ見たことがない彼だがそれがかの有名な悪魔であるアイアンローズであることに
間違いないと直感し剣を構える
「いかにも、まぁ余り気に入った名前じゃないんだけどねぇ・・。
それよりも、私だとわかってまだ剣を構える輩がいるなんて・・嬉しいじゃないか・・」
「ふざけんな!いきなり俺の船に突っ込んできやがって!何が目的だ!?」
「目的ぃ?お前さんらがあの島で起こした殺戮に対する報復みたいなもんさ」
「・・はぁ・・?あの島・・?」
「あぁん?わからんでもないだろう?ネタは上がっているんだよ!」
「ちょっと待て、俺の方では何の事だかわからん!詳しく話してくれ!」
「ったく、心意気は気に入ったんだけどシラを切るのはよくないねぇ・・」
「だからわからんって言っているだろ!俺達はここ一月ほど・・(バキィィィ!!)」
説明途中で頬に気持ちいいほどまともにソシエのストレートが入る
そして船長は意識をもぎ取られ十回以上回転しながら甲板に倒れていった

・・・・・・・・
・・・・・・・・

「ふむ・・手ごたえがなかった・・な」
「完全にママの眼力に萎縮しちゃっているもの・・これじゃシーラの一族を襲ったってのも怪しいもんね」
結果は目に見えておりソシエが船長を倒した後は船員は全員大人しくお縄についた
気絶している船長も拘束こそされているが治療をされており死んでいないことはわかる
「それにしても・・なんだこれは・・?」
ロカルノが指差すは海賊の一人、セシルが面白がって縄でしばったのだが
それは普通ではなく複雑に絡まっており・・
「ええっと、東国の裏で広まっている技術『亀甲縛り』だって。」
「・・何故そんなことを知っている?」
「お風呂に入っていた時にクローディアがあの形どおりの縄の跡があったから聞いてみたの。
顔を真っ赤にして痣を抑えながら律儀に答えていたわん♪」
「・・やれやれ、それをやるクラークもクラークだがな」
「恥かしめるのが目的みたいだけどねぇ・・ねぇ貴方?縛られて興奮する?」
縛られている海賊に尋ねるがとうの本人は・・
「早くほどいてくれぇ!!なんで俺だけこんな恥ずかしい格好なんだよぉぉ!!」
「滅多にできない経験でしょ♪感謝し・・(バコォ!!)ぐべぇ!」
「・・遊んでいるんじゃないよ・・」
馬鹿娘の後頭部にソシエの蹴り一閃!
頭ごと甲板に突き刺さる衝撃で船長が目を醒ます

「う・・お・・おおっ、まだ生きている・・・」
「殺すつもりはなかったからねぇ」
「な・・なんだと!」
「ちぃ・・っとお前さんに聞きたいことがあるんだけど協力してくれるかい?」
和やかな口調だが拒否権なし・・
船は船尾に深々とソシエの船がえぐりこんでおり連結したようになりながら
バランスを保っている
「はぁ、逆らっても無駄か・・何だよ?」
「ここより南東にある島に上陸し、そこに住んでいた現住民族を襲ったのはあんたらかい?」
ソシエのその一言に一同顔を真っ赤にする
「じょ!冗談じゃねぇ!俺達は海賊と名乗っているが略奪なんて下衆な事は一度もやったことねぇ!
純粋に海に眠るお宝を目指して海原を渡っているんだ!!」
「「「「「そうだそうだ!!」」」」」
やたらとノリがいい海賊達・・
「・・・ふぅん・・じゃああんたが鷹の海賊船の『アンザルサン』じゃない・・か」
「な・・何故その名を!?」
アンザルサンという言葉にハッと驚く船長
「こちとら調べに調べて掴んだ黒幕の名前さ。アンザルサン君・・島を襲った船にはここのと同じ紋章の帆をしていたからね」
「俺はウィッグ=グランセンってんだ。そんな名前じゃねぇ・・」
「・・ふぅん、アンザルサンって名前じゃあない・・っと」
「あんたも海に出る身だ。海の男が嘘なんて言わないのはわかるだろう?」
じっとソシエを見つめる船長ウィッグ
「・・・・、確かにね。あんたに略奪ができるようには見えないね」
「・・ふぅ・・わかってくれりゃいいよ・・」
「だが・・アンザルサンって言葉にはいやに反応したねぇ」
「ああっ、知っているからな・・」
「・・ほぅ?詳しく話してくれないか?」
「その前に!疑惑が晴れたんなら解放してくれよ!!」
「おっと、悪い悪い。ウィンク」
ソシエの一言にウィンクは無言のまま彼らの裏に回りこみ

疾!

レイピアを高速で走らせた。
その途端に海賊を拘束していた縄は綺麗にほどけ、彼らを解放させる・・亀甲縛りされた者をのぞいて
「恐ろしい腕・・だな」
しばられていた腕をさすりながらウィッグはウィンクの腕に感服する
「恐れ入ります・・」
「誤認したのは悪かった。この船の弁償も全てこちらが持とう。最新鋭のを用意してあげるよ」
「それは助かる・・こうも破壊されりゃどうしようもない・・沈まないのが奇跡だぜ」
「手加減はしたからね。なんなら慰謝料もセットしようか?」
「いや・・それは結構。その代わりと言っちゃなんだけど俺からあんたに頼みがある」
「・・ああっ?」
「俺が持つ情報は提供しよう。だから・・アンザルサンを葬って欲しい」
ゆっくりとソシエに言うウィッグ、その瞳にはあきらかな殺意がこもっている
「・・・訳ありかい?」
「そうだ。巧妙な野郎で俺じゃ足取りを掴めねぇから諦めかけていたんだけど・・な・・」
「ほぅん・・どんな関係なんだい?」
「・・話せば・・長くなるけどな・・」
ゆっくりと思い出すように伸びをする
「俺の親父はな、ちっと名が知れた海賊だったんだ。
それこそこんな船一隻なちっぽけな集団じゃなく何十隻も所有した大海賊だ」
「グランセンの名からすると・・あのエンブラム=グランセンのご子息ですか?」
ウィンクの言葉にウィッグは軽く笑い、ソシエは少し眉を上げる
「ほぉ!あのエンちゃんのか・・」
「おい・・死んだ人間なんだから慣れ慣れしく言うなよ・・・。」
「悪い悪い、私とあいつとは飲み友達でねぇ。良く港街の夜店で飲み明かしたもんだったよ」
「・・世の中せめぇなぁ・・」
意外な事実にウィッグも呆然としている
「まったくだね。子供がいたってのは知っていたが・・あんたがねぇ・・」
「出来の悪い息子さ。そんじゃ親父の事はわかるかい?」
「ああっ、お前さんと同じように海洋に眠る宝の発掘に情熱を注ぐ海の漢って奴だったね。
略奪などを好まなかったが・・それに反感した部下達がエンちゃんを裏切ってエンちゃんの名を語り貴族船を襲撃した。
結果としてその略奪は成功して時の海洋保安隊にエンちゃんは容疑をかけられ討伐、最後まで自分の無罪を訴えていたが
貴族の手が回った騎士に問答無用で殺された・・んだったけな」
「そう・・そして、親父を陥れた野郎がアンザルサンなのさ」
「・・・そうかい・・」
「金髪の嫌な野郎でな。自分の手を汚さずに周りの手をいつも使っている、そのくせ他人を見下す嫌なやろうさ」
「・・ふっ、よくいる馬鹿だな・・」
「全くだ。俺達はここ一月、東の海に出て古代カムイの座礁船の探索を行っていた。その襲撃は最近なんだろう?」
「ああっ、大体半月ほど前だね・・」
「・・やはりな。おそらくあいつは俺が海賊団を結成した事を警戒して、
この船の帆を真似て罪をなすりつけようとしたんだよ
親父を陥れた時の同じ手口だ」
「海賊が自分のシンボルである海賊旗を偽るとはねぇ」
「あんなの海賊じゃねぇ。ただの鬼畜さ・・ともあれ、この船はもうだめだししばらくあんたらと共に行動してもいいかい?」
「まぁぶっ壊したのはこっちだからそれはいいさ。空振りに終わったとなれば一旦屋敷に戻ろうかねぇ」
頭を掻きながらソシエが悔しがる
そこへ

「ウィンク様!屋敷より通信!奇襲を受けているとのことです!!!」
突如ポチの怒鳴り声が響き渡った


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