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  第12節  「狂気は光の渦に」


「行くぞ!腐れ魔術師!!!」
全員が見構え戦闘態勢に突入する
「ふん!愚か!!」
あざ笑うかようにグラファイスが叫び何かの呪文を詠唱したかと思うと、
体がどんどん変形していき牛の頭をもつ巨大な怪獣に変化していった・・
「コレゾ、我ガ魔術ノ奥義・・覚悟ハイイカ!?」
「こいつは・・ミノタウルスだな。どうやら下級悪魔とすでに魂の契約をしていたようだ
・・・準備のいい奴だ」
ロカルノが説明・・、全くなんでも詳しい男だ

上位の悪魔降ろしは生贄を必要とし、魔界との間に亀裂を生じさせて呼び寄せるのだが
下級悪魔はその限りにあらず人界と魔界の狭間を行き来できる・・
グラファイスはその下級悪魔とすでに契約をして人外のモノになったようだ・・
下級とはいえ、その力はピンからキリ・・、ミノタウルスはピンに当てはまるだろう・・

「化け物屋敷ね・・、ここって」
「そんなナマ優しいもんでもないぞ、俺は右から行く。セシルは左からだ!
キルケ!魔法で援護を頼む、ロカルノはキルケの護衛だ!」
「「「了解!!!」」」
息のあった連携で一気に距離を詰め、斬りかかるクラークとセシル
「だぁぁぁぁぁ!」
「はぁぁぁぁぁ!」
同時に斬りかかる・・が!
「無駄ダ!」
キィン・・っと大きな音をたてて二人の攻撃はミノタウルス手で止められてしまった・・
「「!!?」」
「飛ベ・・・」
ドンッ!!
ミノタウルスの手から光弾が発射され、二人は壁まで飛ばされた・・
・・・・
「ごほっ・・・、あばらが・・・2本はイカれたわね・・、クラーク、あんたは・・?」
「悲鳴あげたいとこだが・・・・・、何とか無事だよ・・」
二人の無事を確認するとキルケは魔法で攻撃を開始する
「いっけ〜!!!」
無数の光の矢がミノタウルスに刺さるが・・・効果は与えていないようだ・・
「フン、痒イナ!!ソラッ!」
太い豪腕が唸りを上げてキルケを襲う。
「さがれ、キルケ!」
ロカルノがキルケをかばう!
「はっ、はい!」
「ぬぅん!!!」
さすがのロカルノもミノタウルスの豪腕をまともに受けては耐え切れず地面に足をつけながらも
数メートル飛ばされた。
倒れずに済んだがかなり厳しいようだ・・
キルケのみがミノタウルスの前にいる・・・、最悪の展開・・
だがこんな自体でもキルケは光の矢で応戦しつつクラークの元へ行こうとする
「フンッ、ウットオシイワ・・死ヌガイイ」
またも豪腕がキルケを襲う、彼女が持ちこたえれる威力ではない・・
「危ない!避けろキルケ!」
「・・・間に合わない・・・!!」
誰もがキルケの死を直感したその時!
・・・・・・・
キィィィィィィィィン・・・・!!
共鳴音とともにキルケの胸元が淡く輝きだした・・
「ン!?・・何デコレハ!?腕ガ・・・!」
淡い光に触れたミノタウルスの腕が音もなく崩れていった・・
その隙にキルケはクラークの元へ・・
「大丈夫か!?」
「ええっ、ロザリオが守ってくれたみたいです」
「こいつが・・?どうやらこれはチャンスの様だな(ニッ)。
セシル!ロカルノ!まだ動けるか!?」
「なんとか動けるわよ・・、あたた・・」
「こっちもまだいける、・・と言ってもあまり無茶はできんがな」
「次で決める。もっかい突っ込むぞ!」
「何か策があるのね。なら・・行きましょう!」
「それでは、決めはまかせるぞ」
満身創痍な二人が特攻をかます
「貴様ラァァァァ!」
ミノタウロスも片腕が消滅したことで冷静さをなくしている模様・・
「おぉぉぉぉぉぉ!!」
「はぁぁ!!」
ガキッ!
「つぅ!」
「やはり・・・!」
二人の攻撃はやはり受け止められダメージは与えられない・・、しかし
「行くぞぉぉぉぉ!」
二人の影に隠れたクラークが宙に舞う・・、
手にはあのロザリオを握りしめており淡く輝いている
「ヤッヤメロォォォ!」
「おおおおおぉぉぉぉ!」
ロザリオをミノタウルスの額に打ちこまれた・・!
二人の攻撃に気をとられ、その攻撃を避けることができなかったのだ
「ア・・アア・・・ウオオオオオオ・・・・・!!」
地面が揺れるほどの雄叫びをあげながら光につつまれてミノタウルスは消えていく・・・
「貴様ラゴトキニ・・貴様ラゴトキニィィィ・・・・・・・」
やがて光の粒をまきながらミノタウルスは完全に消滅した


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