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  第11節 「狂った救世主」


書斎・・
クラークとキルケは残りの二人を来るのを待っていた、っといってもモノの数分だけだが・・
そこにロカルノとセシルは書室に駆け込んでくる・・
「・・・二人して何やっているの・・・・・」
こめかみに血管浮き上がらせてセシル・・・
「あっ、いや、ここが入り口だからお前たちを待っていたんだよ、下手に動くとまずいだろ?」
「そりゃあそうでけど・・やけにくつろいでたじゃない、
こっちはセルバンテスのおっさん殺るのに大変だったってのに!!」
「んっ?もう殺ったのか?あちゃ〜、一発殴りたかったのに(ガクッ)」
「贅沢言うな、化け物に変態されて始末するのに厄介だったんだ・・」
「おやっ、ロカルノ怪我しているのか?もしかしてセシルにやられた・・とか?」
「こいつにやられたならこの程度では済まない」
「まっ、それもそうだな」
「何、納得してるのよ?コラ」
「あの、応急処置だけみたいですけど治癒魔法で完治させましょうか?」
「そうだな、頼む・・」
ロカルノの傷をキルケが治しはじめた・・・
「でっ?セルバンテスが化け物に変態したってどういうことなんだ?」
「変態じゃなくて変身。あいつを脅して事情聞いてたんだけどいきなり何か注射してね、
化け物に変身したのよ」
「ふぅん、マッドな話なこと・・・」
呆れ口調のクラーク、まぁ異常な話には違いない
「あなたたちは大丈夫だったの?」
「まっ、これと言って大きな事はなかったよ。
そこの入り口見つけた時に奇襲にあったけど・・、ほらっ、灰になってもらったよ」
部屋の中に奇妙な灰の塊がある・・・
「・・派手にやったわね〜」
「たまには、な。それより治療はどうなんだ?キルケ」
「今終わりました。応急処置がよかったのできれいに治りましたよ」
うまくできたらしくて何やら嬉しそうなキルケ
「・・どう?私の治癒魔法もなかなかのモノでしょう?」
・・っと誇らしげにセシル
「へいへい。そんじゃ、先に進むぞ」
一行は隠し通路の中に入っていった・・・・

通路の先、かなりの大きさの部屋にたどり着いた。
各面レンガで空気が妙にしめっている・・、
隅になんかテーブルが置いてあるが・・血まみれだ
あたりに妙なホルマリン漬けが置いてあり中央には魔法陣が描かれている・・
「ここが、悪魔降ろしの実験室ってとこね」
「いい趣味してるよ、全く。換気ぐらいしとけっての」
辺りに鼻につく異臭が漂う・・
「でも誰もいませんね・・・?」
確かに見たところ部屋の中には人、一人いない・・
「ふっ、見た目で判断するととんでもないことになるぞ。・・・いるんだろ?
いつまでも隠れてないで出てきたらどうなんだ?」
誰もいない空間にロカルノが叫ぶ
「ははは、いや〜、おみごとおみごと。まさかここまでくるとは思いませんでしたよ」
突如空間が歪み、黒いコートの男が現れた
「おひさしぶりですね、マドモアゼル。相変わらず見目麗しい」
「・・・ご丁寧にどうも。あなたがグラファイスってやつね」
「ほぅ、ご存知ですか。ということはセルバンテスはすでにお亡くなりになった様子ですね」
「・・・ご明察」
「まっ、いいでしょう。使い捨ての駒にしてはそれなりに役に立ちましたしね」
「やはり、黒幕は貴様のようだったな・・」
「ふふっ、どこまで調べはついているのかはわかりませんがその通りです」
余裕たっぷりにしゃべるグラファイス
「あなたは・・、父に仕えていた人間のはず。それがどうしてこんなことをするのですか!?」
「・・キルケ嬢。私はね、力が欲しいのですよ。
この理不尽な社会を根源から叩きなおせるような力をね・・・
あなた方はいまの社会が正しいと思いますか?
馬鹿な貴族どもが平気で民を傷つけ、故あれば同族殺しをおこなうこの社会を・・」
「・・そっ、それは・・」
口篭もるキルケ、彼の言うことにも一理あるのだ・・
「このままではこの国はさらなる悲劇を迎えることになります。
だから今の時点で全てをやり直す必要があるのですよ・・」
「だから悪魔を呼び寄せる・・ってわけね・・」
グラファイスを睨みつつセシル・・、殺気がこもっている・・・
「ええっ、そうです。破壊の象徴である彼等の力を借りることが私の理想への近道なのです」
「・・ふざけたごたくを言ってるんじゃねえぞ!」
クラークが怒鳴った。っと言うよりかは戦闘時の気合い声に近い・・
「??」
「貴様、何様のつもりだ?神になったつもりか?確かに今の社会は腐りきっている。
だからといって全てを破壊することの理由にはならない!!」
「ふっ、所詮、あなた方とわかりあえる必要はありません。
それに、私のなすことが正しいかどうかは後の世が決めることです」
「聖具とキルケは渡さないわよ!」
「ふふふっ、そんなもの、もうどうでもいいですよ・・」
「何!?」
「念のため他に悪魔降ろしの媒体となるものを探しておきましたからね。
それに生贄も最悪、私自体がなればいいわけですし・・」
「貴様自身が・・生贄だと?」
「正確には私の中に悪魔を降ろし同化する、っというところですかね。
元々はキルケ嬢を使い悪魔を降臨させてから同化させるつもりでしたが・・ね」
「・・・狂っている・・」
「なんとでも言ってください。さぁ、もはやあなたたちを生かしておく必要もありません。
ここで消えてもらいますよ!」
「しゃらくさい!返り討ちにしてやらぁ!!用意はいいか!みんな!」
「いつでもオッケイ!」
「奴の好きにはさせん・・!」
「ここで・・終わらせましょう!」

狂気を止める戦いが始まる・・・・!!


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