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第五節  「決戦は赤月の下で」


パンデモニウムといわれる宮殿は完全に崩壊した
時間としては昼過ぎなのに月が赤く光っており周囲は赤1色だ・・
その上空で堕天使ケルビムが笑っている・・
「ははははは!流石のワルキューレも傷ついた仲間を助けれず死んだか!」
アルのケガの具合を見ての宮殿の破壊・・、ケルビムの思惑通りに事が進んだ・・かに見えた

ふぃに目の前に光の球体が現れる・・
・・それはアルだった・・
ただし、いつもの彼ではなく背中に焔の如く揺らめく6つの白い炎翼。
手に持っている剣も刀身を覆うように白い炎が・・
「これは・・、一体・・?」
”一時的ですが私とあなたが融合したのです。”
アルの脳裏にレイブンの声が響く
「融合・・、そんなことしてレイブンは大丈夫なのか!?」
”私のことは気にしないで・・、今はあの堕天使を・・”
「・・わかった・・!」
静かにケルビムを見やるアル・・
「いくら天上人の力を得たとはいえ、人間であるお前が私に勝てると思っているのか?」
あざ笑うケルビム
「勝てるさ、・・僕は負けられない。彼女のためにも・・!」
「ふんっ!下らないモノに執着する・・、それが貴様らの限界なのだ!」
すかさず光弾を発射する・・!

アルは避けようともせず全発命中する・・が彼の前方をあの炎翼が防いでおり全く無傷だ・・
「下らない・・か。確かにお前達にはそう見えるかもしれない。
しかしその下らないものこそ本当に大切なものだ」
「・・・・・、にっ、人間如きがぁぁぁぁぁ!!」
アルの言葉に逆上したケルビムがさらに光弾を発射しながら突進する!
「クラーク隊長・・今こそあなたの技、お借りします!『完全霧拍子!!』」
光の矢のように飛び出すアル・・
そして・・
白い炎が空を真一文字に切断!
堕天使ケルビムの体は真っ二つに・・・
「シネェェェェ!!!」
半狂乱のケルビムが地に落下しつつも最大級の光弾を投げつける
”アル!”
「わかっている。これで、終わりにする!」
魔弓カストロススターをとり静かに矢を引く・・
”私の全てをこの矢に・・!”
「君のため・・そして自分のために・・・僕は戦う!!いけぇぇぇぇぇぇぇ!!」
炎晶石にありったけの魔力を込めて矢を放つ・・
その瞬間炎晶石は音も立てず砕けた。魔力をこめすぎたための
オーバーロード・・
矢は流星と化しさらには炎の龍の形になり巨大な光弾にぶつかる!

ゴァァァァァァァァ!!!

ケルビムの光弾は消滅し炎の龍はそのまま汚れた天使へと・・
「バカナ!コノワタシガァァァァァ!!!!」
その言葉を最後に、塵も残さず消滅した・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
「・・・ふぅ、これで・・終わったね」
”はい・・・・”

ドクン!

不意にアルの体に衝撃が走る・・!!
「な・・なんだ!」
”融合の限界がきたのですよ。早く大地へ。このまま解除されるとまっさかさまに墜落します”
「わ、わかった!」
すぐさま地へと降りようとするアル、
しかし・・

パァァァァァ

体から光が発せられ
アルとレイブンは分離、そのまま地面へと落下していった・・

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