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第9話  「願いの再戦」



”さぁ、これで準決勝の選手が決まりました。
準決勝第1回戦は格闘家クロムウェル選手VS巨乳戦士シトゥラ選手!変態と称されている
クロムウェル選手、どうシトゥラ選手をいじくり倒してくれるのでしょうか!!”
・・・おい、目的が違うだろ・・?
”そして第2回戦は『法王』フィート選手VS謎の戦士匿名希望選手です!こちらも目が離せない!”
”ともかく、トーナメントの紅一点となったシトゥラ選手を応援しましょう”
”ええっ、そうですね”
・・・・・不公平に応援するなよ、解説と実況・・・・
””それでは入場です!!””

ちょいとやる気なく入場〜・・、シトゥラ親衛隊から殺気を込めた視線が俺に・・・
へっ!甘く見るな!!殺気のこもった視線なんざ日頃慣れていらぁ!!
「「「「「「か〜え〜れ!!!か〜え〜れ!!!」」」」」」
うわっ、帰れコール!?・・・これは初めて・・・・っうか俺が何をしたってんだよ!!

「・・大した嫌われぶりだな・・」
「これが先輩らしさ・・っていうことですね。スクイードさん」
「こんなんじゃあ万年結婚できないわね、お兄さん・・」
「大丈夫!先輩には狂おしいほど・・」

「そこっ!人のプライベートをしゃべるな!!!」

”おおっと、クロムウェル選手、どうやらこんな男でも慕ってくれている女性がいるようです”
”物好きですね〜、私のほうがまだ魅力がありますよ・・”
・・貴様等・・・コロス!!
”ではっ、シトゥラ選手の入場です”
”シトゥラちゃぁぁぁぁぁん!!”
「「「「きゃああああああああ!!」」」」
もう無視!!!俺はシトゥラとの対戦のみに集中するもん!!!
「・・・・・お互い、大変だな・・」
「まっ、な・・・」
「だが、これでお前と再び戦えることになった・・、感謝するよ」
短剣を構え微笑むシトゥラ・・
「そこまで俺に執着していたのか・・?」
「当たり前だ。お前は一族の男以外で私が敗北した初めての男だからな」
「へっ、光栄だね・・・。じゃあうさ耳ジルちゃん!はじめてちょうだいな!!」

「はい!準決勝一回線・・・・・レディィィィゴォォ!!」

「おおっ!!」
「ぬぅ!!」
”おおっと!両者開始早々に激突!見事な乱打戦です!!”
”クロムウェル選手、刃物を持つ相手にグローブひとつでよく立ち向かえますね・・”
・・へっ、このくらいできなくて13部隊は勤まらないぜ!
「・・ふふっ、これだ・・・。私が待っていたのは・・」
攻防を繰り広げながらも微笑むシトゥラ・・、こいつもほんとっ、武人だな・・
「笑っているのも今のうちだぜ!」
今だ!秘蔵の懐刀!モーションキャンセル足払い〜♪

スカッ

「甘い!!」
「うわっっと、読まれた!?」
「タイムからお前の戦い方は良く聞いているからな。その足払いに気をつけろと言っていた」
・・タイム・・、あんた何しよるねん・・
まぁ、訓練ではいつもあの足払いにひっかかるからな・・。あいつも研究していたの・・か
「たかが技の一つ見切ったぐらいじゃ・・、俺は止められないぜ!!」
「百も承知!だからこそ戦う価値がある」

パン!パンパンパンパン!!!

お互いの攻撃を払いつつ再び乱打戦!!
スピードに関しては強化していない俺が不利だが・・。
一撃の威力ならこっちが上だ!
手数の多さか一撃の威力か・・・
「おおっ!!」
チャンス!!獣骨剣の隙間を狙って!!!
「ふっ!!」
俺の突きをブリッジで回避!?・・体柔らかいの〜・・

バキ!

おう・・!

”クロムウェル選手、渾身の一撃を回避され、そのまま手痛いカウンターだぁ!!”
”顎に入りましたね・・、これは決定打か!”

・・・ちっ、脳が揺れて視界が・・
「今度は私が仕留めさせてもらうぞ!」
さらに対キース戦で見せた残像殺法・・・!!
勝負に出たな・・
「そうはいかないぜ!馬鹿妹のためにも負けられないんでな!!」
体勢を立て直し呼吸を整える・・
この残像に対抗するには、キースがやったのと同じ止めを刺す一撃のカウンターのみだな・・

「この技は防げない!大人しく負けを認めたらどうだ!?」
「・・へっ、そんなことする俺と思ったか!!?」
「・・・・ふっ!!」

やがて気配が完全にわからなくなる・・・
ふぅ・・、チャンスは一度・・・

「おおおおおおっ!!」
残像の一つの上に急に現れるシトゥラ!!
「タイミングはばっちり!!!『スフィアストライクガード』(即興)!!」
いつもの拳に集める陽気を身体の中心に集める!!
身体を包むように発せられる白い光!動けないが鉄壁のガードにもなる!
「これは・・!ぐっ・・・・!」
陽気に触れるとともに服が焼けるシトゥラ・・
あんまりやるとヤバイから陽気を消さないとな
「俺の・・勝ちだ!!」
意表を突く防御法に体勢を崩したシトゥラの腹に渾身のアッパー!!!
「しっ、しまっ・・・!!」
もろに当たって吹っ飛ぶシトゥラ・・、陽気については勉強が足りなかったようだな・・

「・・・シトゥラ選手、シトゥラ選手・・?・・・・勝者!クロムウェル選手です!!」
審判のうさ耳ジルちゃん、サンキュー♪
君だけだよ・・?仕事してるの・・・
”クロムウェル選手が勝利ですって、解説のフランキーさん・・”
”全く・・、会場の雰囲気を理解できない人ですね”
・・・ほらっ。

「「「「か〜え〜れ!!か〜え〜れ!!」」」」
”か〜え〜れ!!”

「だぁ!!うっせえ!!!俺は試合しただけだろが!!!」
非常に遺憾だ!私は帰る!!!!
・・・そんなわけで決勝進出・・・、これで相手はフィートか匿名希望さんか・・・



「・・・お疲れ様、お兄さん」
「散々だったな、変態・・」
「タイムさん親衛隊以上の嫌われようでしたね、先輩」
一同、同情の眼差し・・・
「うるさい・・・」
「だが、シトゥラを破るとは・・・、流石といえば流石だな」
「少しは俺の実力を認めろってんだ!」

「・・ちゃんと認めているさ。」
多少よろめきながらも観客の最前席の戻ってきたシトゥラ
「大丈夫か?陽気浴びてさらには腹にきつい一撃くらったんだからな」
「この程度、どうってことない。精神的にはかなりキツイが・・な」
あらっ、珍しく落ち込み気味・・
「おいおい、そんなみっともない負け方じゃあないだろう?」
「みっともないさ。同じ男に2度も敗れるなんて・・な。一族の戦士として失格だ」
「・・へっ、そんなことないさ。今回もギリギリで勝ったもんだしな」
「・・そういってくれると助かる・・」
「・・・ほれっ!スクイード!相方が落ちこんでいるんだ!この間励ましてもらったんだろ?
お前がやらずして誰が励ますんだ!」
ぼ〜っとしてるんじゃないっての!
「あ・・、ああっ、すまない。大丈夫か?シトゥラ・・」
「心配するな・・、痛ぅ・・」
「ともかく、治療しよう。いくよ・・」
シトゥラの肩を抱きながら連れて行く・・、うう〜ん、一線越えそうなか・ん・じ♪

「さて、これで後は僕が勝てばめでたく先輩と僕での決勝になるわけですね」
「女の子を吹き飛ばしてまで手にした決勝進出権だもんね〜♪」
顔が恐いぞ、カチュア・・
「しょ、しょうがないですよ。カチュアさん・・、僕を応援してくれる仔猫ちゃんたちのためにも
小娘如きに・・」
本音でてるよ?フィート君
「誰が小娘じゃあ!同じくらいの年にんなこといわれたかねぇわ!!」
「ははは、ではっ、ちょっくら行ってきます♪」
「ああっ、相手はよくわからんやつだからな、気をつけろよ?」
一応パートナーだから軽くエールを・・
フィートも無言で親指立てて去っていく
「キザね!ふん!私、キースんところにいってくる!!」
「おいおい、キースはフロスさんと観戦しているんだぞ?迷惑じゃねぇか?」
「いいじゃない!邪魔するんならフロスさんも落とすわ!」
・・・・おい・・・
「わかったよ。ほどほどにな」
プンスカしながら観客に紛れ込んでいくカチュア・・
キース君、そっちに生物兵器が行きましたよ・・・





”さぁ、準決勝2回戦!先ほどの一回戦はクロムウェルの馬鹿が寝技とかしなかったので
拍子抜けでしたが今度は白熱したバトルが期待できそうです!”
なんで武闘大会でそんな18禁なことせなあかんねん!!!
おまけに浮気監視員のシトゥラにそんなことしたら後でタイムに殺されるわい!!
”カードはこちら、『法王』と呼ばれた少年フィートと金髪が高貴な印象をかもし出している
匿名希望選手!よく一切のプロフィールなしで参加できたもんです!”
”実力も未知数です!匿名希望選手はどういった攻めを見せるのでしょうか!注目しましょう!”
・・・・・パッと見、ただの青年に見えるが・・・、
カチュアの許婚が自信満々に言ったんだしな・・
「ではっ、準決勝2回戦、フィート君VS匿名希望選手!!レディィィィィ・・ゴォォォ!!」

「・・・見る限り、戦士には見せませんが、遠慮はしませんよ?」
「無論だ。全力勝負・・」
ハスキーな声でさっとレイピアを構える・・
あの構え・・!!
「フィート!最初から全力でいけ!!」
・・・間違いない・・・。
「?・・・わかりました!では!『狂風』!」
「・・・・私を甘く見るのは遠慮していただこう・・」

シャ!

”おっと!匿名希望選手!フィート選手の見えない風の弾をレイピアで退けたようだ!!”
”これは予想以上の実力ですね”

「全力でくるがいい、でなければこのレイピアが君の身体を貫く・・」
見たところ普通の庶民な格好だが、剣の構えからして達人クラス・・
さらには自分から攻めようとせず相手に攻撃を許す余裕、やはり、な・・
「・・・ならば・・・。全力でいきます!!『ウィリーウィリー!!』」
マジだ!!!
会場を壊す規模の風の渦が発生する・・
「その動き・・、読むのは一瞬でいい!」
肉体を切り裂く竜巻のかいくぐりフィートの目の前に突進する匿名希望さん・・!!
「仕留める!!」

ドス!!


「・・・・・・・防御もできない・・なんて・・・」
急所を外しレイピアがフィートの脇に突き刺さる・・・・。
あのフィートがこうも簡単に・・・な・・
「・・・勝者!匿名希望選手!!」

”これは予想外の展開!前試合ではあれほどの強さを示したフィート選手を匿名希望選手、
まさしく瞬殺だ!!”
”これで勝負はクロムウェルVS匿名希望選手・・、どうなることでしょうか!決勝は明日です!
みなさんお楽しみに!!!!!”





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