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第7話  「騎士として必要なモノ」


どうやらあの氷の花『氷華草』とシトゥラらの白狐族は関係があったようだ・・
なんでもシトゥラにとっては『氷華草』は至宝の宝であり代々
希少なあの花を守ってきたそうだ。
昔から『氷華草』は病に効くとされてきて代々それを摘みにきた者を排除してきたそうな・・




「・・・どうするんだ・・?」
事情を聞いて判断をタイムにまかせる・・
「・・そんな話を聞いて花を摘む私だと思ったか?」
「・・へっ、そう言うと思ったぜ。だが団長への昇格は・・」
「しょうがないさ。次回に期待する」
明るい口調で言う・・、ほんとは残念なくせに無理して・・
「・・・っというわけだ。花は摘まないことにした」
「・・・・そうか・・・」
シトゥラもあっさり諦めたことにさらに唖然・・・
まっ、そうだわな・・
「それよりも気になるんだが・・、あんたらの一族の事は下界の人間って知っているのか?」
「んっ?普通の人間なら知らないだろうが・・」
「じゃあ騎士団の団長とかは・・?」
「・・知っていてもおかしくはないな」
シトゥラの発言に思わずにやり・・!
ああいうおっさんが好きそうなことだな・・・
「おっけい!そう言うことなら大丈夫だな!」
「大丈夫って・・何が?」
「いいって事よ。そんじゃあもう用はないんだし、帰ろうぜ!」
さっさとタイムの肩をつかみ帰ろうとする、
「ええっ、おい!クロムウェル!!」
「早くしないと日が暮れるぞ?」
「・・どの道もう夜だ、今夜は私達の集落に泊まって行くといい・・」
思ってもないシトゥラのお言葉・・
「・・いいのか?」
「ああっ、その代わり一つ願いがある・・」
願い?
疑問を感じつつも一晩世話になることにした・・・・




・・・
・・・・
・・・・・
・・・・・・
・・・・・・・・
それから数日、俺達はようやくルザリアに帰ってきた・・
ほんと、長旅だったぜ・・
「これだけ離れていると懐かしく感じるな」
「そうだなっ、とりあえず報告と行こうぜ〜」
ともあれ騎士団の屋敷に向かう・・
さっさと終わらせたいし・・・・

・・・・・・・・

屋敷には折りよく団長さんがいた。
「よう!おっさん!相変わらず禿げあがっているな!」
「禿げは長寿の証だ。それよりもそちらは・・?」
「シトゥラ、アブソリュートの原住民、白狐族の女さ」
「よろしく・・」
俺の隣で静かに頭を下げるシトゥラ、これが彼女の願い。
変わった人間が来た事により下界に興味がわいたんだそうな・・
まぁ一晩世話になったんだし断ることも出来なかったので連れてきた・・
「ほぉ・・、まぁかけたまえ。どうだったかね?『氷華草』は・・?」
「はっ、実は・・」
暗い口調で説明しようとするタイム・・
「いやっ、クロムウェル君の口から説明してもらおう」
「・・俺っ?」
「当事者からでは・・な」
にやにやしながら言うおっさん・・、気にいらね〜
「・・わかった。アブソリュートの頂上に咲く『氷華草』は原住民の白狐族の宝であるため
採って来るのを拒否して帰ってきた。」
「・・・ふふっ、それに相違ないか、タイム・・」
「間違いありません。目的の物を取ってこられず私には団長の資格は・・」
「よしっ、タイム、君をルザリア騎士団団長に任命する!」
「・・・はっ?」
何言っているんだ?みたいな顔をするタイム・・
見物だな・・
「でっ、でも私は・・!!」
「ふっ、理由は・・君にはわかるだろう、クロムウェル君」
「ああっ、例え任務だろうが他人が守る大事な物を奪うのは
騎士としてあるまじき行為・・ってか?」
「クロムウェル・・」
「つまり、試されていたんだよ。任務を優先するのか騎士の心得を優先するのか・・」
「その通り、任務のみに執着されるような人間に本当に他人を従えさせることは不可能だ
だからこそ君は団長としての資格があると判断したのだ」
「団長・・」
「数日後、正式に辞令書が届くようにしておく。それまでは長旅の疲れを癒すがいい・・」
「はいっ、ありがとうございます!!」
深深と頭を下げるタイム・・
へっ。よかった・・な・・

「さぁ!タイムの件はこれで終いだ!後は俺とシトゥラの件だな」
「シトゥラ殿・・の?」
「実は彼女、ここでの滞在先が決まっていないんだ。俺のとこは女好きの魔術師がいるから
安心していられないだろうからな。タイムは色々忙しい・・。
そこで、俺の方から住むところを提案したい」
「わかった、出来る限りのところに住めるように・・」
「いんや、別に新しく住むところを提供しなくていい。要はホームスティって奴♪」
「・・・?誰かの家に住ませるのか?」
「その通り、そんでそいつを俺が指名したいのよ〜!
こんな茶番に付き合わされたからそのくらいいいよな〜?」
「・・・・・・まぁ、かまわないが・・・・誰を指名するのだ・・?」
「スクイード君♪」
「「・・彼をか!!?」」
驚く、団長&団長補佐
「そっ♪嫌とは言わせないぜ?シトゥラもそれでいいだろ?普通の騎士の家だ」
「私は雨風しのげるのなら問題ない」
「じゃ決定〜♪」
「・・しかし、彼は今遠国へ使いとして出かけている。部屋にも鍵が・・・」
説明途中で驚くおっさん
「合鍵はあるよ〜ん♪」
「お前!なんで!?」
「この間の訓練であいつを投げたとき密かに抜きとって型を取ってたの♪
帰ってきたらあいつ驚くぞ〜♪」
「「「・・・・・・・」」」
にやける俺に周りの3人閉口、純なあいつが遠国から帰って部屋に帰ったら
見知らぬ女性が・・、驚くあいつが見物だ・・・!!!!


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