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第5話  「死の山の住人」


氷の洞窟の中・・
灰色のドラゴンと対峙している・・
神さえも殺したとされる種、ドラゴン・・
その出現は文明の壊滅をも意味している
んなもん相手にどう戦えってんだよ!?
「どうする?クロムウェル?」
「とりあえず俺が仕掛ける、お前はその隙に仕掛けてくれ」
「わかった。」
そういうと左右に別れて攻撃開始!
「出し惜しみはしねぇ!一気に行くぜ!!」

こぉぉぉぉぉ

『渦巻く怒りがこの手に集う、これが光の拳、スフィアストライク!!』

光球を作りだしドラゴンの横腹をぶん殴る!!
こんなもんがドラゴンに効くのかわからんと思ったその時・・

ボスゥ!

肩透かしを食らった感じでそのまま貫通する・・・。
なんだ!?
ドラゴンは霧を巻いたように消え、骨のみが残された・・・
「・・・・どうなってるんだ・・?」
「・・幻術?」
タイムがふぃに呟く
「・・これがか?」
幻術
遠隔操作で幻を作り出す術。骨とか、模型とかに魔力を宿し偽りの姿を作り出す。
しかし、所詮は実物ではないのでもろい・・
「聞いたことがあったが・・、これほどリアルだとはな〜」
「それよりもこれが術だとするならば唱えた者がいるわけだな・・」
「そうだな・・、どうやらただの花摘みにはならないようだ・・」
あのおっさん・・・、これを見越してこんなこと依頼しだしたのですかい・・?


・・
・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・・
再び山登り再開・・
登れば登るほど銀世界は激しさを増す。
・・ちゅうかこんな吹雪の中よく登っているわ・・
「・・・大丈夫か、クロムウェル・・?」
ふぃにタイムが俺を気遣う・・
「何が?」
「いやっ、お前は騎士団のマントだから・・、下は薄着だし寒いだろうと思って・・」
・・・・ふっ・・
「安心しろ、さっき頬を撫でた技があるだろ?陽気を集めるやつ・・
あれを全身に使用しているのさ・・」
まぁそのため疲労するのは早いんだけどね・・。
ぶっ倒れる前になんとか終わらせたもんだぜ・・
「でもっ・・」
「んっ?なんだったら暖め合うか?素肌で・・♪」
「・・変態!」
顔を赤くして怒るタイム、顔に血が集まっているな・・

フッ・・・・

吹雪の中を進んでいたのだが急に吹雪きが止んだ・・・
いやっ、俺のすぐ後ろでまだ吹雪いている・・・・
結界・・?
「どうやら・・、何者かいるようだな」
タイムも剣を手にかけて警戒する・・・
「気配はあるが・・、襲ってくるようではないみたいだぜ」
辺りは一本道になっており依然雪が積もっている・・
その先には透明の花びらを持つ美しい花が・・
「・・あれが『氷華草』?」
「・・・みたいだな・・・」
付近に警戒しながらも花に近づく・・
一面に咲き乱れる氷の花・・、花を綺麗とは思わない俺でも
思わず見とれてしまう・・
「これが・・」
タイムが手にかけようとする・・が

パシッ!

素早くタイムの手を掴む
「・・クロムウェル・・?」
「そろそろ出てきなよ?隠れて狙おうなんざ性根悪いぜ?」
タイムが花に手をかけようとした瞬間かすかだが殺気が感じられた・・
・・・・・・・・・
俺の声に答えるように十数人の獣人が音もなく出てきた・・

狐人・・・?
「失礼、あなた達の真意を知りたかったもので・・」
集団の中のリーダー格、白く膝まで届くほど長い髪を持つ獣人の女性が俺に言う
「中腹のあのドラゴンもどきもおたくらが?」
「そうだ」
「ふぅん・・、回りくどい事を・・」
「私達も目的はこの花の摂取だ。あなた方に危害を加えるつもりはない」
タイムが説明する。俺が言っても説得力ないし・・ね・・・・
「やはり、そうか・・・。ならっ、死んでもらおう」
さっと手を上げるリーダー格。
それとともに周りの獣人が武器を手にした・・
やれやれ、ほんとっ、花摘みどころじゃないみたい・・・

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