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第2話 「その名はセシル」


部屋に入ってきた女性は腰までとどくくらい長い金髪の美人だ。
胸も大きくボディラインも綺麗でこれはなかなか・・・
服装は青い服に板金鎧を着ており、確かに騎士だな
「セシル=ローズよ、あんたがタイムの言っていた変態さん?」
・・・ひで〜
「クロムウェルだ!タイム!ちゃんと説明しておけよ!!」
「事実を言ったまでだ。否定はできんだろ?」
そりゃあ・・・、人並みに性欲もってますけど・・・・
「・・けっ、それで、セシルさんとやら。
疑うわけじゃないけどなんで俺達と手を組むのかあんたから教えてくれないか?」
この世界は信用第一だ。
いくらタイムに言われたからといって簡単に信用はできない

「・・まっ、いいわよ。おおまかな説明はタイムが言ったとおり。
騎士団離れた後は冒険者として生きているわ。
ユトレヒト隊っていうとこでね。
今は他のメンバー出払ってちょうど私一人だけ仕事がなかったからタイムにお願いしたわけ。
因みにあんたたちとの団体行動は不本意よ?クロマティさん?」
「ク・ロ・ム・ウ・ェ・ル!!・・・・・・大体わかったよ。
でもユトレヒト・・隊・・・・、ひょっとしてそこにクラークって人がいないか?」
「ああっ、あいつなら一応リーダーやってるわよ?
何?知り合い?」
何故かクラークって名前に顔をしかめるセシル・・・、何かあるのか?
「クラークさんは俺が昔所属していた部隊の隊長さ。
そうか、あの人の部下なら信用できる」
「!!、ちょい待ち!!誰があのバカクラークの部下ですって!!!!」
いきなりキレ気味のセシル・・・、なんか様子が変だ・・
「おいっ、だってあんたクラークさんがリーダーって言ったろ?何キレているんだよ!?」
「一応って言ったでしょう!!私はあいつと同等の立場よ!!!」
いきなり飛びかかるセシル、こりゃやばい!!
「うわっ、落ちつけ!!おいって!!」
部屋の物を壊されたらたまらない!一端窓から飛び出るしかない!
「とぅ!!」
さっそうと窓から飛び降りる、これであの女も・・・
「待てゴラー!」
げっ、追って来た・・・・、こうなりゃ逃げ切るしかない!!!


「じゃ、フィート君。
後を頼むぞ。これが次に狙われると思われる貴族の屋敷だ。」
「はい、わかりました。報酬の事はまた後日にしましょうか・・」
「そうだな、全員そろったときにしよう。とりあえずはこのくらいが目安だ」
「♪、いいですね〜♪でもこのくらいまでいけます?」
「むっ・・・、仕方あるまい。働き次第だな」
呑気に話してないで助けろ〜!!!!!

・・・・・・・・
しばらくして
・・・・・・・・
セシルの攻撃をかわしつつ元の部屋に戻ってきた。
あの女、妙な魔剣持っていて氷のつらら飛ばしてきやがった!
おっかねぇよ・・・
幸い、熱しやすく冷めやすい性格のためか途中で我に返ったようだ。
途端に何もなかったかのような態度で俺についてくるセシル・・、
・・・こいつは危険だ・・
「あっ、先輩にセシルさん。お帰りなさい。大丈夫ですか?」
依然部屋で日光浴していたと思われるフィート・・・、
貴様には思いやりという言葉はないのか!?
やはり修正が必要なようだな・・・、
今度お婿に行けない身体にしてやる!!
「なんとかな・・、ともかく休憩させてくれ。さすがに息が切れた・・」
「だらしないわね〜」
「追うのと追われるのじゃ、プレッシャーが違うの!!」
「言い訳がましいわね。それよりもそこの紫の少年って誰?」
あらっ?タイムの奴フィートのこと教えてなかったのか・・・
「こいつはフィート。魔術師さ。俺の一応の相棒」
「フィートです。どうぞよろしく、セシルさん」
「セシルよ、よろしくね。こんな奴の相棒だなんて大変ね〜」
・・・こ、こいつ・・初対面で!・・タイムの奴よりキツイ性格か!?
「いえいえ、慣れましたよ」
笑いながらフィート・・・、どいつもこいつも・・・
「でも先輩、よく『ユトレヒト隊』って名前だけで昔の隊長の事がわかりましたね」
「ああっ、隊長の名前はクラーク=ユトレヒトって言うんだ。
あまり聞かない性だし、もしやと思ってな」
「へぇ・・・・・でっ、どんな人なんですか?」
色々関心を持つ奴だな〜、って隊長は男だぞ?
「どんな奴って・・、まぁいつも余裕面している・・っとしか言い様ないな・・・
何も考えてないようで結構頭が切れているんだよ。
剣の腕もピカ一で俺もついにあの人に勝てずしまいだったよ」

・・そう、ひ弱そうな外見とは裏腹に強いのなんのって!
『不死身の第13部隊』の異名をもつ部隊を率いていたことはある・・・

「へぇ、あいつって前からそうだったの・・。
まぁ、あんなひねくれた性格は生得のモンだとは思っていたけどね」
セシルが驚く、いまだにあの性格は変わらないのか・・
「先輩がかなわないって・・化け物ですね・・・」
・・・フィート、俺はその言葉をどう受け止めればいいわけ?
「そうね〜、確かにある意味化け物ね。丸眼鏡して優男のくせにね」

・・・・・・・・・!


「セシル、クラークさんはまだ小さい丸眼鏡をしているのか?」
「えっ?そうよ、いつもつけているわね。目が悪いってわけではなさそうだけど・・・」
・・そうか、クラークさん、まだ・・・・
「?、それがどうしたのよ?」
「いや、あの丸眼鏡はクラークさんの戦友・・っというか恋人の形見・・なんだ。
そういうところも変わってないな・・・」
その一言に全員沈黙・・、
思えばあれが部隊解散のきっかけになったし・・な・・

「ふぅん、あいつも色々あるのね・・・、まぁその話はここまでにしましょう!
でっ!?具体的に私達は何をするの!?」
うわっ、切り替え早っ!!!
「あっ、ああ、フィート。何か詳しいこと聞いてないか?」
「ええっ、次に狙われてる貴族の住所は聞いています。
冒険者ギルドを通して向こうにも連絡はとれているので
準備ができたら向かってくれ・・だそうです」
ギルド経由・・?そうか、騎士の依頼だってことがばれたらまずいわけだな
タイムも下準備がいいことで・・・
って最初から俺が引きうけることを見越していた訳か。
「ちょっと待って、どうして次に狙われる家がわかるわけ?」
「ああっ、怪盗セイレーズは盗みに入る前に必ず予告状を渡すんだ。
タイムの情報網を使えばそのくらいはなんとかわかるだろう、
それよりもセシル。
そんな格好だと騎士関係だとばれるぞ?」
「えっ・・?あっそうね。騎士からの依頼ってばれちゃいけなかったのよね・・」
意外にヌけた女だ・・・・、
でもこんなこと口に出したらまた死闘が始まるか・・・・・・・
「ともあれ、セシルさんの服装を整えて貴族邸に行きましょう。
いつ襲撃にくるかはわからないらしいですから・・ね」
その言い方だと予告状には日にちまで書いてないようだな・・・
「ちぇ、お気に入りなのに・・しょうがないわね。
服探してじゃあさっさといきましょう」
セシルが大張り切り・・・・・今回なんか乗り気しね〜〜

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