第2話 「貴方は司祭さんですか?」


数日後
何時もと変わらぬ生活を送りその日は来た
・・まぁ変わらないと言ってもアンジェリカから赤点もらったスクイードは
必死の形相で課題をこなしてちょっと怖かったりもしていたのだが
・・・・
「・・う・・ん・・」
朝、いつもの宿とは違いこの日はルザリア騎士団屋敷にあるタイムの部屋での目覚めだ
まぁ・・仕度とかはできているし怪しまれないようにタイムがセットしてくれるということなのだが・・
それは建前、本音は・・
「・・クロ・・」
俺の腕にしがみつき寝言を言うタイム・・まっ、寂しいってわけだ
だったら他の連中を派遣しろと突っ込みたいんだがなぁ
「やれやれ、今日は訓練はお預けだな・・」
話だと結構早い時間にその司祭さんはルザリアに到着するらしいからな・・
「・・すぅ・・すぅ・・・」
心地よく寝息を立てるタイム、幸せそうだなぁ。普段キチっとしている分
こうした寝顔というのはなかなかに・・おっといけねぇ、ムラムラしてきた。
・・まぁ長旅になるわけだし
「・・・すぅ・・ん・・・ん・・・・」
無防備なタイムの口に舌を滑り込ませる、あまり過激にするのも面白くないからもうソフトもソフト
・・因みに私達、裸です・・
「んん・・ん・・・はぁ・・」
タイムも寝ぼけながらも舌を絡ませてくる・・腕も俺の首に回してきているんだが・・様子からして
まだ起きてはいないな
「ん・・っ、では・・」
キスもそこそこに次の目標へ・・舌と舌を繋ぐ唾液の線が消えたらタイムはもう息を弾ませてきた
刺激を強めるためにもふくよかな胸に手を当てる

ポニュ・・

普段はスーツやら鎧やらだから大きさはわからないのだが結構大きいんだよな・・
まぁ俺の貢献でもあるんだけど・・
「ん・・あ・・・・・あ・・う・・ん」
優しく胸を揉まれるとタイムの声に艶が帯びてくる
朝日が差し込む中そんなタイムはひどく卑猥に見えてくる
白い肌、ふっくらした胸に俺の手が吸い付いており・・たまりせぬ
・・おっ、立った♪

・・ちゅ・・んちゅ・・

「ひゃ・・あ・・っ・・」
勢いに任せて胸を吸いだす・・途端にタイムからはしっかりとした喘ぎ声が・・
手と舌では違うわけだな
ではそろそろ下の茂みに手を出しますか・・って
「・・・・」
いつの間にかパッチリ目を開けていなさるタイムさん・・
「・・おはよう・・」
「寝ているのに・・変な事しないの」
「イテッ!悪い悪い」
軽く頬を抓ってくるタイム・・まぁこうして拒否するのは毎度の事・・それにこうは言っていても
実際は・・
「もう・・ここは騎士団屋敷内なのに・・」
「なら止めるか?」
「・・クロの・・馬鹿・・」
太ももをモジモジさせながら睨んでくるタイム・・まぁそういう事です
「じゃあ・・」
「ひゃ!・・だ・・め・・」
タイムの足を開きその股間に顔をもぐらせようとしたがタイムが俺の頭を抑えてくる
「なんだよ?嫌か?」
「朝・・から、そんなに激しくしちゃ・・嫌・・」
とは言えそこはぱっくり丸見え足を広げているのでタイムはかなり恥ずかしいようで頬を染めている
それでも暴れたりしないのは俗に言う『嫌よ嫌よも好きの内』じゃて・・
「こんなに濡らしているのにか?」
「や・・言わないで・・」
ヌラヌラといやらしい愛液を垂らしているタイムのそこ・・甘い女性の匂いもしっかりと漂っている
「そう我慢するなよ、しばらく会えないだぜ?」
「だって・・仕事前・・だもの・・不謹慎・・きゃ!!」
こんなに濡らしているのに不謹慎もあったもんじゃない、ってなわけでしっかり慰めてあげましょう♪
「ひゃ!ああん・・クロ・・な・・舐めちゃ・・いやぁ・・」
ピチャピチャとわざと大きい音を立てながらタイムのそこを丁寧に舐める
その度に甘い声を上げ力が弱くなっていくのがわかる
「感じているなぁ・・タイムさん♪」
「もう・・」
「クライブの話だと女性は朝の方が男を迎える状態として適しているらしい・・朝にヤる事はいいことなのさ」
「な・・何を聞いて・・ひゃん!」
再びタイムの秘部を舐め回す・・舌の中に入れ、肉芽を吸い、ソッと触れるぐらいに軽く舌を走らす
「あ・・う・・あん・・あっ・・はうぅ」
敏感に反応してくれるのは非常に嬉しいもんですな〜
「クロ・・もう・・駄目ぇ・・(はぁはぁ)」
髪をかき上げながらタイムが懇願する・・流石にもうイキそうだな・・
「よし、じゃあ入れるか・・いいか?」
「・・うん・・きて・・」
もうすっかりその気♪自分で股を広げそこを改めて俺にさらけ出す。因みにタイムは毛が薄かったりする
・・別に私が剃ったんじゃないのであしからずに
ともあれ、もう俺の愚息も準備万端!
一転突破だ!!

ズ・・・プゥ!!

「ひゃぁぁぁぁぁ・・・・ん!!」
挿入と同時にタイムが甘い叫びを上げる・・
普段のこいつからは想像できないほど艶のある声、まっ、俺だけの特権さね
「もしかして・・イッちゃった?」
「はぁ・・はぁ・・(コク)」
息も絶え絶えだが静かに頷く、絶頂の余韻に浸っているようだが・・それじゃ俺が満足しない
「ううん・・俺がまだだから取り合えずこのままいくぜ」
「えっ!?嫌・・あん!!・・突かないでぇ!!」
「嫌だ♪」
腰を抱き起こしより深く接合させながらゆっくりと大きく突く
流石にバコバコいっちゃあねぇ・・
「あん!イッた・・ばかりなのにぃ・・」
「まぁまぁ・・、一度イクのも二度イクのも同じさ♪(キラーン)」
爽やかスマイルだが・・タイムはそれどころではないらしく
シーツを掴んで喘いでいる
「ひゃ・・あん・・あ・・う・・・奥で・・暴れて・・はぁ・・はぁ・・激しい・・よぉ」
「うお・・流石に締め付けてくるな・・よしっ」
「え・・・あ・・?」
タイムを抱き起こしながらも体位変更、繋がったまま四つんばにさせる
「えっ!?な・・こんなの・・」
向き合ったまま抱き合うのが常識と思っているタイムなだけにこの格好は恥ずかしいらしい・・
「そんじゃあいくぞ〜♪」
「こんなの・・変・・あん!あん!!クロッ!クロォ!!」
後ろから突かれる事にさらに快感が走る・・締め付けはもはや最高潮だ
「タイム・・出すぞ・・!!」
「ああっ!・・クロ・・!!き、きてぇ・・」
もっと楽しみたいが・・もう限界か・・

ドプ・・ドプドプ!!!

「ひああああああああああああっ!!」
中で激しく発射・・、遠慮なく中を俺の精液で満たしていく
タイムも仰け反ってまた絶頂を迎えた
・・ううん・・・今日はハードだったか・・
「ふぅ・・すっきりしたな♪タイム♪」
「・・はぁ・・はぁ・・」
息子を引っこ抜きぐったりとベットにもたれるタイムの髪を撫でてやる
秘部からは白い液体がトロトロ垂れてまだヒクついている
「はぁ・・気持ち・・良い・・」
うわごとのようにつぶやいている、
満足して頂き幸いです
「よしよし、まだ時間があるし・・もう少しこうしているか?」
「うん・・エッチな事も好きだけど・・この一時はもっと・・好き・・」
そう言うと汗ばんだ体で俺に抱きついてくる
別に何をするわけじゃない。この行為の余韻とお互いの鼓動を感じているだけの時間・・
俺も結構好きなんだが・・いつも眠ってしまうんだよな〜
寝過ごさないように注意しながらももう少しこのままでいるか


・・・・・・・・・
・・・・・・・・・

やることが終わったならば本格的な仕度だ
手早く鎧を装備をしクソ重たい騎士剣を腰に下げる
あとは髪なんだが・・それはタイムがやってくれる・・まぁ俺のセンスが悪いんだろうが・・な
一通りの準備が終わったら団長室へ向かいシトゥラと合流〜
特別な仕事という事で他の騎士達とは別行動でスクイード達はちょうど朝の訓練中だ
「・・・・(ジロジロ)」
「「・・・・・・」」
すでに団長室にて身支度を整えていた麗騎士シトゥラ、入ってきた俺達を何やら見ている
「・・・ふっ・・・」
何で笑うんだ!?シトゥラ!?
「あの〜、つかぬ事を尋ねますが・・」
「私は鼻が利くのでな・・まぁそういう事だ」
・・・・・・バレている・・・、水浴びたのに・・・
「ナ・・・ナンノコトデスカナ?」
「ふふっ、今回の任務は長くなりそうだからな。出発前に・・」
「そ、そんな事よりも!用意はいいのか、シトゥラ!」
よほど恥ずかしいのかタイムが割って入ってきた。
まぁ・・恥ずかしいよな
「ん・・、万全だ。装備一式に夜営装備も用意した。」
「そうか・・後は待つだけだな・・」
「まっ、なるようになるさ。」
何か気まずい空気だけど・・まぁ仕方がない。

・・・・・

待つと言ってもそんなにかからずにその一行は現れた
「・・ご苦労様です」
タイムの敬礼により団長室に入ってきたのは・・若い女性が三人
一人は銀の騎士鎧を着てたぶん長いんだろう金髪の髪をお団子状にしている・・目つきが鋭くまぁ・・お堅いのは明白だ
一人は神官、銀髪の髪を綺麗に編んでいるが法衣にスリット入っているし・・顔つきからして真面目ちゃんでもないらしい
そして一人、二人とは違いワンランク上の紺法衣を着た紫髪の女性
・・こいつが一番若いか
感じからして司祭さんはどっか別場所で待機でもしてんのかな?
「ハイデルベルク神殿騎士団のアグリアス、レスティーナです。エイリーク司祭様を連れて巡礼の旅に出るのでここに立ち寄らさせていただきました」
・・団子頭のきっつい女が言う・・手振りからしてそいつがアグリアス
銀髪の神官はレスティーナ、紫髪の女性がエイリークってことなのだが・・・
司祭ってのはこれほどまでに若いのかね。何か・・全然そうには見えない
どちらかといえば・・・・シスターのほうが合っていそうだな
「かしこまりました、民を導き守る者として貴方達を歓迎します」
いつも以上にキリっとしているタイム・・・まぁ司祭さん相手ならんなところだよな
・・まぁ俺とシトゥラは整列こそしているが無関心だけど・・
「・・ありがとうございます、ハイデルベルク内でも有数の貿易都市を仕切る騎士団長が貴方のような人だとは私も意外でした」
にこやかに話す司祭エイリーク
まぁ・・・聖母って感じのまぶしい笑顔だ。これは人気もでるわけだな
「いえっ、周りに助けられているだけです。この街で準備を整えてください・・我らも協力させていただきます」
「心使い感謝します・・しかし、そちらのお二方は?」
俺達の方を指指すエイリーク、俺達は何もしゃべっちゃいけないってことになっている
・・まぁ・・徳の高いお方には下品なしゃべりは嫌ってなわけで・・
「我が都市の神殿騎士候補です。貴方様の旅の護衛にと・・本部からの要請がありました
道中の下郎を退けるのに・・っと」
タイムの言葉にアグリアスは顔を曇らす
「・・我らだけでは不安・・っと本部は考えていらっしゃるのでしょうか?」
「いえ、三神教司祭が他国への巡礼の旅をした事はほとんどないということで万全の準備が必要と考えていたのでしょう」
「・・・さようですか。わかりました」
納得してないな・・アグリアスって奴
まぁ誇り高い騎士さんには何でもできるという自信があるってことだ
「心使いありがとうございます。タイム団長」
「いえ・・道中お気をつけて」
深く礼をする二人・・あ〜堅苦しい!!
これからこんな空気が続くんだろうな・・、さっさと終わらせるようにするか

お堅い話もほどほどに屋敷前に俺達は出てきた
まぁここで長話をするのが目的じゃないんだからな
「では、シトゥラさんにクロムウェルさん・・道中よろしくお願いします」
深く礼儀正しく礼をするエイリーク
「ん・・よろしく頼む」
自然と礼をするシトゥラ・・だが・・
「貴様、エイリーク様に向かってその態度は何だ!」
アグリアスさんいきなり激怒、その様子にシトゥラは何故怒り出したのか全くわからず首をかしげる
「態度・・?挨拶をしたのだが・・どうかしたのか?」
「どうしたもない!一介の神殿騎士が司祭様に対する口の利き方を・・」
「アグリアス、落ち着いてください、私は気にしておりませんので・・」
「ぬっ・・」
エイリークに諭されて何とか収まったが・・ガチガチだな
「・・・ふむっ、何かと難しいのだな・・神殿騎士というものも・・」
「まぁまぁ、アグちゃんが堅いだけだよ。私レスティーナ、よろしくね♪」
アグリアスに対して好感が持てるレスティーナ・・いや、二人とも堅い人物だとたぶん俺、胃をやられるところだったぜ
「クロムウェルだ。よろしくな・・」
「・・・、挨拶もそこそこにしないか?問題は解決していないんだぞ?」
「アグちゃんは悲観的だからね、まあ何とかなるって」
・・何だ?問題・・?
「・・おい、何か問題があるのか?」
「・・・ああっ、我々は総本山から馬車で移動してきたのだがどうやら乗り手はハイデルベルク内までしか
道がわからないそうなんだ・・、手順のミスとは言え面倒な・・」
俺に対して冷たい眼差しを向けるアグリアス・・まっ誰にでも向けていそうだけど
・・しかし、甘い!キツイ性格の女ならタイムで慣れているのさ(キラーン!)
「ふぅん、馬車はあるのか?」
「ここで乗り手だけを探すつもりだ、その者は徒歩で総本山まで帰させた」
おやおや、冷たいもんだな。まぁ道知らないで偉いさんを乗せたそいつもそいつだけど・・
「いいや、俺が操る」
「・・貴様が・・?」
「ああっ、ダンケルクまでだろう?行った事あるから大丈夫だ・・それに、フィン草原都市群は魔物も出没する
全員が馬車の中にいてたら初動が遅れるだろう?」
「・・私はエイリーク様の判断に従うだけだ」
っとは言えかなり嫌そうだな・・そんなに信用できんか?
「ええ・・、是非お願いします・・クロムウェルさん」
「任せておけ、んじゃシトゥラは隣に乗ってくれよ。・・その方がいいだろう?」
「ん・・・、まぁ別にこだわりはしない」
ははは・・やっぱ大物だぜ・・
まぁこれで少しは気が紛らわせる、長い旅路はいかに自分の負担を軽減させるかが大事なのだ・・


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