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第伍話  「狂い巫女」


書斎にあった隠し通路を降りる一行・・

何やら特殊な仕掛けがされているようで石階段を降りる度に自動的に天上にぶら下げられているカンテラに火がついて行く

それにより灯りを持たず暗闇に向けて歩を進めても全く問題がない

山麓にある小さな里にあるとは思えないその造りにやはりここがただの里ではなかった事を実感するサブノック

そのため何か侵入を妨害する仕掛けがあってもおかしくないと警戒したのだがそれらしいものは特に何もなく

細い通路の先にはむき出しの岩肌が独特な隠れた大広間となっており重厚な木製の本棚が幾つも置かれていた

規則正しく列に並べられたそれら・・そしてその先には鉄の扉が設置されておりさらに続きがあるようだ


「隠し通路の先にある書物・・か」


周囲を見渡しながら適当に本を取る・・

内容はこの里の戦巫女が行ってきた任務の報告書・・こと細やかに事の成り行きと標的の状況、どのように始末をしたのかが

記され相手をした異形に対しこれから相手にする際への分析なども記されていた

「・・ふむっ、どうやら戦巫女達の戦歴が詳しく記されているみたいだな・・」

「そう・・ですね。皆の名前ごとに本が整理されています」

「・・ミズチのはないな・・」

「・・・・放っておいてください・・じゃあ・・あ・・これが・・ホカゲのですね」

周囲を見て、無地な黒い本とは違い血の様に赤い書が棚一つを占拠している

近寄って試しに取ってみればそれは確かにホカゲの任務を記したモノ・・。

膨大な量に渡るそれに記されているのはいずれも異常なまでに高いホカゲの能力について・・

任務達成率は100%、相手にしてきた異形達はどのようなモノであっても完全に滅している

その能力の高さがこれだけの任務を任されたのだろう

「・・これだけの任務をしていたら・・里にいる姿を見るのが少なかったのも頷けます」

「・・・、そして未だ無敗か。優秀には違いないが・・優秀過ぎるな・・」

「そうですね・・。詳細を記録しようにしてもどれも瞬殺・・。その分一冊に記された任務の数が多いですし・・」

「・・・一体何者なのだ・・?ホカゲは・・」

改めて敵の底知れぬ不透明さに唸るサブノック・・

「火燐を代表する戦巫女・・っと言うところまでしかわかりません・・。

私も未熟でしたし・・常に任務を行っているホカゲの素性など別格故に聞くのは失礼と思いました・・」

ここにきてその遠慮が仇となった事にミズチが思わずため息をつく

「・・今更その事を嘆いても仕方あるまい・・ぬ・・?」

感情の起伏がわかりやすいミズチを軽く慰めながら書を捲る内に今話していたホカゲの素性について書かれているページを見つける

「・・これは・・」


ホカゲ

辺境の集落に生まれ捨てられていた特殊な仔、どういう訳かは知らないが

生まれつき霊力が強く調べて見ればその集落は彼女を忌み嫌っておりそれ故の原因か謎の疫病で壊滅している

人に対して敵意を持っていたがその生まれ持つ力は有益であるがために里に連れ帰り洗脳させ戦巫女として育てる

その成果は非常に良い結果を生み出した。

ホカゲと名づけた赤髪の異児は見る見る頭角を現し里の戦巫女の中でその実力は郡を抜く結果となった

人を憎んでいた経緯はどうであるかは知る由もないが再教育により清楚な女性としても育ち

これから里のための貢献に望みができそうだ


「・・・・・、火燐が拾った奇妙な仔・・か。生まれつきの特異体質で人に対して敵意を持っていたのはわかった

だが・・火燐を焼き払った意味は理解できんな」

何度かその項目を読み直しながらサブノックが呟く・・。

確かに、以前暮らしていた集落での扱いはどのようなものか記されていないが少なくとも火燐がホカゲに対して

虐待を行ったような事は記されていない・・

「そうです・・ね、洗脳という手段を取ったことには違いませんがそれは辛い記憶を消してこの里で第二の人生を歩むがため・・

保護をして生活の場を与えられた事に対しては恨みを持つ事はないと思います・・」


”里に対しては恨みは持っていませんよ・・”



「「!!!」」

不意に響く女性の声・・

穏やかながらも独特な違和感を出す若き女の声・・

振り返ると同時に広間には風が走る!


ズズ・・ズズズ・・


「棚が・・」

それは一瞬の出来事・・、突如として本棚が切り払われズルズルと崩れていく・・

ズタズタに斬られたそれはあっという間に倒れ広間の見通しを良くすると同時に床の足場を悪くし埃を舞わせた

「・・貴様・・」


その中、静かに笑みを浮かべている赤髪の巫女・・ホカゲ

殺気も敵意もなくただ話をしにきたのようにそこに立っている

「ふふっ、失礼・・。少し狭かったので倒させてもらいましたよ」

「貴方は・・!どうして!?」

「ふふふ・・ミズチさんでした・・か?里の生き残りがまだいるとは少し驚きましたよ・・」

「・・・・、気配もなく小生らの後ろに立ち・・僧寺院でも強行に宝玉を奪わずに被害者のように振舞っていた

ここにある書による貴様の戦闘能力には似つかわしくない行為だ」

「それはそうでしょう。私を追う存在を確認しておかなければいけないですからね・・。

僧寺院の一件も宝玉だけを取る事ならばわざわざ夜を待たずしても皆殺しにすればいいだけの話でしたからね」

あくまで落ち着き払った声のホカゲ、それは正に不気味に一言に尽きる・・

「そうまでして『冥府魔道の扉』を開けたいか・・」

「目的は必ず果たすのは当然・・それを妨害する人物がいるのは暇つぶしには丁度いいですからね・・

サブノック様・・でしたか?大陸で『聖魔』と呼ばれる人のために闘う魔・・退屈しのぎには楽しいではありませんか?」

「ふざけないで!貴方の戯事に付き合うつもりはないわ!」

「ミズチさん・・ふふふふ・・式神も碌に扱えず直接戦闘を得意とする落ちぶれである事は調べがつきました・・。

知っていましたよ?里の者達も成長の遅さに心配していたようですね」

「・・きっ・・きさ・・」

「・・落ち着け。相手の思うがままになる・・」

「サブノック様・・」

彼に肩をつかまれ我に返るミズチ

「感情を処理できない者は未熟も良い処だと・・教えられなかったのですか?そんな事では戦巫女としての責務は果たせませんよ?」

「・・それを滅ぼしておきながら良く言う・・。お前の目的は何だ・・?扉を開いて何を願う?」

ギッと鋭くホカゲを睨むサブノック、だが彼女はそれに全く動ずる事はない

「さて・・望み・・ですか。そうですねぇ・・・生有るモノの破壊・・ですかね?」

「なんですっ・・て・・?」

「扉を開けば異界からの異形が次元の壁を跨ぎこの世界に溢れる・・そうなれば人など脆いもの・・。

この世界の生きとし生ける者全てを殺しその後に扉を閉めこの世界に残された異形を駆逐する・・大筋ではこんなところですね」

あっけらかんととんでもない事を言うホカゲ・・それにミズチは言葉を失う・・

「・・そんな事をしてどうなる・・?」

「どうにもならないでしょうね・・・・。ただ、私は命が散る瞬間が見たい・・それだけです」

「・・・、理由は知らんが狂ったらしいな・・」

「ふふふ・・生まれた時から私は狂っていましたよ」

二コリと笑うホカゲ・・

「生まれた時・・もしや・・記憶が!?」

「長老の術なぞ私には効きませんでしたが・・私に対し危害を加えないようなのでそれにかかったフリをしていました。

生活の場を提供して頂きさらには異形達の命が散る様を沢山見せて頂き感謝はしていますよ」

「・・・では、そのままでもよかったであろう・・?」

「・・・、それもそうですね。まぁ・・今となっては里の事などどうでもいいです。

少し暇つぶしをお願いしましょう」

爽やかに笑い構えるホカゲ・・。対しミズチが背に下げた剣を取り前に出ようとするが・・

「小生が行く・・。ミズチは黙ってみていろ」

「サブノック様!」

「実力が違う・・、お前では無理だ」

「わかっていらっしゃる・・ふふふ・・」

「・・くっ!」

勝ち誇るホカゲの言葉に歯軋りをしながら地に剣を突き刺すミズチ・・

そんな彼女の肩を軽く叩き、ゆっくりと前に出る・・


「全力でいらしてください。そうすれば多少の勝機もありましょう」

「女とて容赦はせん!行くぞ!」

猛然と突っ込むサブノック!肩に下げていた斬馬刀を手に大きく振りかぶる!

「・・なるほど・・」

ニコリと笑うホカゲ・・目の前には自分の体など容易に真っ二つにできそうな巨大な得物を持つ武人がいるにも関わらず微動だにしない・・。

それにサブノックは躊躇する事無く渾身の一撃を放つ!

「でぇぇぇぇやぁぁぁぁ!!」

剣豪ゼンキの太刀・・空を裂き全てを断つ剛の刃が放たれる

しかし


ズバッ・・


不意に肉が切れる音が周囲に響きサブノックは体勢を崩しながらも強制的に体を動かしホカゲから離れる

見れば右足と左の腕がパックリと切られている

「ぬっ・・」

「流石に勘はよろしい、そして身体の方も丈夫ですね。常人ならば軽く腕を切り落とされているはずですが・・」

「・・・、この傷・・刃物か・・」

鋭利な傷口を冷静に見る・・、だがそれも一瞬・・傷口は瞬く間に塞がれていく・・

彼が人ではない事を改めて思い知る一瞬だ

「その通りです。一度みせてはいるのですけどね」

そう言い軽く手を前に出す・・その手のひらの上には音もなく灰色の小人が降り立った


「キキキキ・・」


真っ赤な瞳はサブノックを見下しておりその笑い声は下品極まりない・・

不快感の塊のような存在ではあるがその体に似つかわしくない大鎌を軽々と持ち上げている

見た目の野蛮さと比べてその刃は手入れが行き届いており鋭く光っている・・。そしてその刃には鮮血が付着しており・・

「使い魔を利用して攻撃を仕掛けた・・か」

「式神『鎌鼬』・・最も本来低級な式神を私が色々といじったのですが・・ね」

「・・いじった・・?」


「あ・・あの速度・・通常の鎌鼬とは比べ物にならない速さです。それに・・姿が・・」


同じく式神を扱うミズチがジッと戦いを観察しサブノックに助言する

「その通り・・。式神の知識についてはとりあえず及第点は与えられそうですね。

俊敏性と隠密性を向上させました。まぁ・・色々と役に立ってくれますよ」

「それがお前の戦い方か・・」

「・・・、まぁ私が相手をしては面白みがないでしょう?先ずはこの鎌鼬を倒せるかどうかで見極めさせていただきますよ」

そう言うと彼女の手に乗った殺戮の異形は音もなく姿を消す・・・

忽然と姿を消滅させたように見えるが・・

「・・ふん!」

突如サブノックが何もない空間へと腕を伸ばす・・

次の瞬間、彼の腕は鎌鼬の頭を見事に掴み取っていた。

相当な力で締め付けられており苦しそうにもがく鎌鼬・・なんとか鎌を振りその腕を切り落とそうとするが

それよりも早くサブノックの握力が頭部を粉砕し鎌鼬の体は炎に包まれ消滅した

生命力を維持できなくなった式神に起こる現象らしくこうなってはしばらくその式神は召喚できないらしい

「なるほど・・。姿を透明にしあの速度で動く鎌鼬の動きを完全に見切っていましたか」

サブノックの神業にホカゲの表情がわずかながらだけ驚きを表している・・

「先ほどのように不意打ちを仕掛けられなければたやすいものだ・・」

「お見事。では・・お望み通りお相手いたしましょう」

軽く首を回し前に出るホカゲ・・闘気、殺気などは微塵も感じられない

それがまた不気味でありこの女性の底知れなさを感じさせる

「サブノック様!気をつけて!」

「・・わかっている・・。手加減はせん・・」

再びホカゲに向けて切っ先を合わせる。

「容赦をすれば貴方が負けます。遠慮なく切りかかってくればいいでしょう」

「・・参る!」

余裕でモノを言うホカゲに気味悪さを感じながらもサブノックは鋭く踏み込む!

先ほどよりも早く、深く・・確実にホカゲを捉え身動きさせる暇すら与えず神速の一撃を放つ!

だが・・


キィン!


「・・何・・!?」

剛の一撃が宙で突如金音とともに止められる・・、

見れば攻撃を防ぐように透明な結界が張られており白い雷が刃を面している箇所に集まり迸っている

「良い一撃です。まともに当たれば私とてただでは済まないでしょう・・ですが、貴方は巫女と言うものを理解していない」

「・・なんだ・・と!?」

「戦巫女とは魔を払うが者。故に貴方のような存在は非常にやりやすい・・っというわけですよ。

剣豪の魂を持てどもその一撃は貴方が振るう魔の一撃・・

魔物の攻撃を払う事に特化した戦巫女の戦法を破れるとは思わない事です」

淡々と話すホカゲ・確かにサブノック先ほどから渾身の力を込めて結界を打ち破ろうと試みているのが全く効果がない・・

「そして、私は魔を滅ぼす法については自信がありまして・・このように」

スッ・・っと軽く構えた瞬間・・


ドォン!


凄まじい衝撃がサブノックの体を伝いその体を吹き飛ばす!

「ぐはぁ!」

そのまま彼は岩壁に激突してうずくまる・・。ホカゲは軽く拳を前に突き出しただけだがサブノックの腹は黒く焦げていた・・

「破邪の力・・聖魔と呼ばれていても特効があるのでは一般の魔と変わりませんね」

落ち着き払っているホカゲ・・対しサブノックは何とか起き上がろうとしているのだが相当ホカゲの一撃が効いたのかうまく動けないようだ

「サブノック様!」

「ぬかった・・よもやこれほどまでとは・・」

「貴方が悪魔でなければ・・いいところまではいっていたとは思いますよ・・。さて、止めをささせてもらいましょう。

所詮・・貴方も退屈な存在でした」

子供が無邪気に虫を殺すかのようにホカゲは殺気すらなく止めを刺そうと彼に近寄る

「・・やらせません!」

そんな彼女の前に立ちふさがるミズチ・・呪詛剣『森羅』を抜き殺意に満ちた眼差しでホカゲを睨みつけている

「・・ミズチ!よせ!」

「サブノック様の言うとおりですよ?分不相応な愚行は止めるべきです・・」

「黙れ!」

「・・やれやれ、火燐の生き残りとしてせめて苦痛を感じさせず殺してあげようと思いましたが・・致し方ありませんね」

再び軽く構えるホカゲ、人を殺す動作というよりかは舞を舞うそれに近い

「私ならば貴様の結界は無効!来て鎌鼬!」

符を取り出し印を切る・・。宙を舞う符は燃えて消え赤い肌をもつ小人「鎌鼬」を出現させた

「ふむ・・、能力がそれなりに高い赤鎌・・ですか。

訓練を重ねれば少しはマシな戦巫女になったかもしれませんね」

「うるさい!」

狼狽とともに切りかかるミズチ、剣を手に構えつつそれよりも早く鎌鼬が大鎌を持ち駆け出す!

「戦巫女の闘いは式神を使役し己は状況を冷静に見極め、必要とあるならば自ら動く事、貴方の戦い方はそれにそぐわないですね」

猛然と襲い掛かるミズチを冷静に見つめるホカゲ

そして鎌鼬が先に鋭く大鎌を振り上げホカゲに切りかかるが・・


「ギィ!」


突如としてその赤い皮膚を持つ小人は自然発火するが如く燃え出し消えうせた

「な・・っ!?」

「忘れましたか?式神も又『魔』・・私が張った結界に引っかかるのですよ?

サブノック様ほどならばまだしも能力がまだ低い低俗な鎌鼬など触れるだけで消滅します。そして・・」


「・・くっ!このぉ!」

猛然と切りかかるミズチ・・だがそれよりも早くホカゲの拳がミズチの腹に食い込む・・

電光石火の一撃にミズチは何が起きたか判らず目を丸くしている

「貴方と私では戦闘能力もその経験も違います・・。結界に当たらなくても・・結果は見えているのですよ」

「ぐ・・あ・・・」

唸りながら力なくずり落ち瓦礫の中に倒れるミズチ・・相当な威力があったようで意識はないようだ

「さて、苦痛を与えぬのも慈悲・・ですね」

緩やかに拳を上げるホカゲ、一撃で葬ろうとその手には白い雷が放たれる

「ぐ・・・おのれ・・!まだだ!」

何とか立ち上がり剣を取るサブノックだが到底間に合いそうにない

「中々しぶといですね。ならば・・この娘を殺してからじっくり楽しませていただきましょう」

そう言い気絶するミズチの脳天目掛け拳を振り下ろすホカゲ・・!

気を失っているミズチにはそれを避ける術はない・・

だが


「っ!」


突如としてホカゲはその手を止める・・、見れば彼女の手首には濡れたように輝く小太刀が深々と突き刺さっていた



「苦戦しているようじゃの・・、サブノック殿・・」



地下室の入り口にフラリと立つはかつて国を導いた老人剣士アイゼン・・。黒袴に白い武道着を着ておりかるく襷をしている

ホカゲまでの距離はかなりにあるのだがそこから投げられたと思われる小太刀はホカゲの細腕を貫通していた


「アイゼン殿・・」

「アイゼン・・、なるほど・・。ご高名はかねがね聞いておりますよ」

「ほっほう。その若さで爺の噂に興味があるとは真に感心よのぉ・・」

ニヤリと笑うアイゼン、その姿からは余裕がにじみ出ている

「ただの御老人ではありませんからね。この一件・・英雄が絡んでいるとは・・ふ・・ふふふ・・」

楽しげに笑うホカゲ・・その表情からは確かな狂気が感じられる

「そんなに嬉しい事かえ?狂い巫女・・」

「ええっ、愉快この上ない事です。伝説とまで言われた剣士と手合わせできるのですから」

笑いながら腕を貫いた小太刀を抜くホカゲ・・鮮血が周囲に散らばるがすぐさまそれが止める・・

「ふん、女性と言えども手加減はせんぞ・・?主は危険じゃ・・」

「それはもう・・。私としては全盛期の貴方と戦ってみたかったのですがね」

微笑みながら構えるホカゲ、アイゼンも腰に下げた黒鞘に納められた愛刀『月華散水』に手を付き抜刀の型を取る・・

「若い考え方じゃ・・確かにわしは若かりし時ほどの体力はない。

だが・・それだけで衰えたとは判断できん事を教えてやろう」

不敵に笑うアイゼン、その眼差しはホカゲとは違いただただ鋭い剣気が放たれていた


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