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第0節  「始まりの夢・・・」


「クラーク、ねぇ、クラーク・・・」
「んっ?どうした、ファラ?」
「ほらっ、見て。ここに花が咲いている・・・」
「・・本当だ、こんな戦場にでも咲くもんなんだな〜」
「もう!あまり関心がないんだから!」
「へっ、俺は他のみんなの命も預かっているからな〜、
花に興味示すほど呑気でもないのさ!!」
「バカ!でもあんまり根詰めないほうがいいわよ?」
「そうもいかないよ、死者は出したくないし・・、それにお前を失いたくない・・」
「・・・・、ば〜か!自分の命くらい自分で守ってみせるわよ!」
「・・ふぅ、お前がそういうなら心配ないな。なんせ天才魔女様だもんな?」
「そう!・・・・・・でも・・、もしっ、もしもよ?私に何かあってあなたを襲うようなことがあったら・・
貴方の手で始末をつけて・・・・」
「・・・ファラ・・?」
「・・・なんでもない!さぁ、行きましょう!今日中に敵部隊を掃討して村を解放しないと・・!」
「ああっ、じゃあ行くか。しかし傭兵ってのは・・、因果な商売だからな・・・・
平和になったら冒険者にでもなりたいよ」
「じゃあその時は私がパートナーになってあげる!うふふふふ・・・・」
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
・・

「夢・・・・・・か・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・
とある街外れの教会、所々痛んでいるがいくらか補修された形跡がある
周りは小さな小屋以外ほとんど何もない平原・・
一面の緑が広がっている・・・
「ふぅ、いい陽気だ」
目元を覆う仮面をつけた青年、ロカルノが呟く。
木製のテーブルに座り景色を眺めている・・・
「そうですけどやることがないですね〜」
隣にいる黒いケープを被った金髪の少女・・、キルケも同じように呟く
彼らは冒険者として活動しているが街外れということもあり、そうそう仕事もない・・
それ故教会の仕事を手伝ったりして生計を立てていることもあるのだが
今日はもうやることがないようだ・・

そんな中、教会の隣にある小屋から小さい丸眼鏡かけた青年が出てきた・・
この小屋は彼らが教会に厄介になった時にすぐ建てたものであり
教会の部屋だと人数的にパンクするので男性陣が寝泊まり
するために作ったのだ
「あっ、クラークさん。お昼寝は終わりですか?」
キルケが丸眼鏡青年・・、クラークに訪ねる
「・・・・・・・・・」
なにやら不機嫌そうな顔で黙り込んでいる・・
「クラーク・・さん?」
「・・・へっ?あっ、キルケ、おはよう」
キルケに気づき、いつもの彼に戻る・・
「もう、寝ぼけていたんですか?」
「まぁ・・、な」
「・・・・・珍しく不機嫌そうじゃないか?クラーク」
・・クラークは滅多に不機嫌にはならないらしい・・・
「昔の夢を見ただけさ。やれやれ、昼寝でも夢を見るもんなんだな〜」
「昔の・・夢?」
「ああっ、傭兵時代のな。全く・・・、こればっかりは完全に吹っ切れないってわけか・・」
「???」
訳がわからないといった感じのキルケ・・
「まぁ色々あったんだよ。セシルは?」
「町でお仕事、かき氷のバイトだそうです・・。氷狼刹を持って行きましたから・・」
「・・・・、んなことで魔剣使うなよ・・・」
面々の言うセシルとは長い金髪が特徴な女性であるが性格は難あり。
血の気が多いの事で有名だ。
氷を自在に操れる魔剣「氷狼刹」を相棒としているだが・・・、
その魔剣でかき氷を作っているようだ・・
「物は使い様よ!って叫んでましたよ?」
「・・、剣が泣くぞ・・・。ロカルノ、後で注意しておいてくれ」
「・・何故わた・・」
「俺だと聞かないから」

即答!

「・・・、わかった。私から言っておこう。」
諦めモードのロカルノさん。何故かセシルはロカルノの言うことには素直に聞く
「ふぅ、しかし昼寝もしたし〜、やることないな?」
「じゃあカードゲームでもしませんか?」
「・・・・、呑気だな・・・・」
これが彼らの日常。
彼らは冒険者のチームを組んでいる。
名前はリーダー、クラークの性をとって『ユトレヒト隊』だ。
メンバーは・・、仮面戦士ロカルノ、金髪狂暴女セシル、コスプレエクソシスト キルケ・・
多少語弊はあるがこんなもんだ・・・
しかし、クラークが見た夢がこの後の騒動に関係するとはこの時点では誰も思っていない。
そう・・、誰も・・



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