「誘拐魚人」




女性が行方不明になる。

そう言う事件はこのご時世少なくはない、

大抵は誘拐の類であり身代金要求がその内被害者の家族に送りつけられる

そのためにこうした事件は騎士団の仕事となる

しかし冒険者達にもその手の依頼はある

その多くは貴族関係で駆け落ちした愛人の捜索などつまらないもの・・

だがその中には奇妙な依頼も確かにあるのだ

 

・・・・・・・

 

「女性のみが頻繁に行方不明になる・・ですかぁ。何だか不気味ですね」

 

「手慣れた人攫いの犯行とみるのが自然でしょうが・・。目撃者がいないというのは気がかりね」

 

 

天気はどんよりと曇った中、人通りがない街道を進む女性二人

一人は黒いボディスーツに防刃ジャケットを装備した銀髪の女性、

もう一人は動きやすいようにやや裾を短くした純白のショートローブを着た水色サイドポニテの女性

双方雰囲気としては正反対のようなのだが仲良く肩を並べている

「人攫いか・・集団相手になるのかしら・・」

「そうだとすると私達だけでは少々手が足らないかもしれませんね」

「それは仕方ないんじゃない?大体この依頼は貴女が取っていたのでしょう?リーン」

銀髪の女性がジト目になり声をかける、様子からするに迷惑のようだが毎度の事のようであり諦めの色が出ている

「そうなんですけど、あまり深い事は見ずに取りましたからねぇ・・」

「・・貴女ねぇ・・」

「まぁ、何とかなりますよ。ライザがいるのですから♪」

「よく言うわね」

呆れ顔の銀髪女性ライザに対し水色サイドポニテの女性リーンが笑って誤魔化す。

二人は冒険者としてコンビを組んでいる

年齢的にかなり若くまた美女同士のコンビとして巷では今それなりに話題になっている

・・女性同士である事もその一つだがそれ以上に目を引くのが

一方が元シスター、一方が元盗賊という珍しい肩書き

相応の過去があると見て間違いなさそうなのだがそれを知るものは余りいない

「あ〜、でも・・これはライザに言っておいた方がいいでしょうかねぇ?」

「・・貴女・・、また何か隠していたのね?」

腕を組んで悩むフリをするリーンに対しライザの顔がまた引きつる

「隠したといいますか気付いたのは依頼を受けた後といいいますか〜、

実は今回の依頼、ユトレヒト隊に依頼しようとした件を私が横取りしたんですよ」

ニコリと笑ってそう言うリーン。

元シスターながらその笑みは爽やかながらも黒く、その異様さにライザは大きくため息をついた

「ユトレヒト隊ご指名なら相当な訳有りじゃない?良く引き受けたわね・・」

「ですが、ライザの腕ならユトレヒト隊に引けを取らないと思いますし、大丈夫ですよ?」

「簡単に言って・・、大体私の腕なんてユトレヒト隊に比べたら天と地ほど離れているわよ。

知らないの?あの連中の異常っぷりを・・」

彼女が言うのは決して大げさではない。

大国ハイデルベルク、

冒険者の数は多けれども現状を考えればユトレヒト隊という冒険者チームはその頂点に立っていると言える

それはハイデルベルクで活動している冒険者間でも共通の認識であり

彼らと依頼が重なればまず辞退するのが常識となっている

「知っていますよ、金獅子と剣聖帝が参加しているのでしょう?」

「ならばわざわざ比較しないでくれる?大体、私は戦闘よりも探索のほうが得意なのよ」

「それも知っていますよ♪」

「・・良い性格ね・・」

「何を今更♪さぁ、今回もがんばりましょう?

ユトレヒト隊に依頼しようとしていただけに報酬額はいいですから♪」

「まぁ、今更キャンセルしたところで私の評判が悪くなるだけだから・・そうなるわけね」

半分諦めに近い表情を浮かべながらため息一つ。

元盗賊の肩書きを持つライザなのだがリーンにはどうにも流されてしまいいつも厄介な事に関わってしまうのだ

結局ドタバタしながらもそれを解決してきてなんだかんだ言いながらも懐が暖まるのでそれも仕方ないのだが

今回の一件は少し違う、

そう思うライザなのだが今更引き返す事もできず肌寒さを感じる街道を進むのであった

 

 

 

・・・・・・・・

 

 

今回の依頼は多発する女性の行方不明の捜索。

場所は田舎の小さな漁村であり近隣の町とは随分と離れている

それ故に依頼主とは現地で合流して具体的な対策を話し合う手はずとなっていた。

誰にも気付かず人を攫うならばそれなりに手慣れた集団と睨んだライザは漁村に到着するまでの間に

どう対処するか考えていた

相方であるリーンは支援専門・・

直接的な戦闘はライザが担当するも戦闘はそこまで得意なわけでもない

っとはいえ身のこなしには自信があり並大抵の敵なら掠りもせず速攻で急所を貫ける

しかし物量というものは脅威であり多人数ならば彼女には厳しい。

結果としてはできるだけ自分達で解決できるように奮闘し、

相手の数が多ければ漁村の男達に加勢を依頼しようという案に決定

その分報酬からは天引きされるのは覚悟の上だと内心舌打ちをしながらも目的の漁村に到着した

 

・・しかし、そこで待っていたのは彼女が予想していたのとはまるで違い事態であった

 

 

 

「・・流石、ユトレヒト隊に依頼しただけの事はあるわね」

 

顔をしかめて村の入り口に立つライザ・・

質素な建物が並び整地されていない砂利道の大通りが続いているのだが、

そこにぶちまけるように赤い液体がばらまかれている

そして鼻につくは独特な異臭

それは間違いなく血液でありおびただしい量があちこちに広がっている

 

「確かに・・これは・・酷いですね」

 

息を呑むリーン、それは血だけではなく肉片も飛び散っており

動かなくなった人間が幾つも・・

どれも凄惨な遺体、

何か鋭利な物で荒々しく切り裂かれた痕があり死後数日経っているようで鼻につく腐乱臭が漂っている

「腐敗具合からして死後2,3日経っているわね・・とりあえず、生存者がいないか確認するわよ!」

「わかりました。ですがこの惨状を作った要因がまだこの村にいる可能性もあります、慎重に行きましょう」

警戒をしながら村へと立ち入る二人、

とりあえずは情報が必要、気が進まないが死体がゴロゴロ転がる村の中を警戒しながら調査をしだすのであった

 

・・・・・・・

 

一通り村を見回ったライザとリーン

しかし手に入れた情報は余りにも少ない。

村民はほぼ全員死亡、何か鋭利な物で強引に切り裂かれて絶命しており

その死に顔は恐怖に満ちていた

だがその中で一人だけ生存者が気絶していた。若い黒髪の女性・・

その腹はかなり膨れあがっており臨月に近い

彼女は民家の居間の中で死体の下に潜り込むように倒れていたのだが外傷はなく

二人は比較的荒らされていない民家に彼女を運び目を醒ますのを待つ事にした

 

「・・それで、どうなの?」

 

「そうですね・・気絶したままですが何故か起きません。何かショックがあったのでしょうかね」

 

「これだけ凄惨な光景があるんだから仕方ないかもね。私でも見たことないわよ、こんなエグいの・・」

 

「私だってそうですよ」

 

ぼやくリーンだがその時、女性がうめき声を上げ出す

「ん・・・んぁ・・・!」

「ちょ、ちょっと、苦しみ出しているわよ!?」

まるでうなされるかのように苦しみ出す、

そしてそれと同時に膨らみきった腹が不気味に動き出しプシュっと股間から何かが出される音がした

「まさか・・破水!?まずいですよ、こんなところで!」

「いえ、ちょっと待って・・このお腹の動き・・変よ・・」

服の上からも腹部がぼこぼこ蠢いているのが理解できる

「変でも何でも・・産まれるなら手伝いをしないと・・」

「はぁ!はぁ!んぁぁぁ・・・!!ああぅああ・・!」

苦しみ出す女性に対し二人はどうする事も出来ない。

「いやぁぁぁ・・!ひぎぃ!!」

荒い息使いで目を開く女性・・苦痛に顔をゆがめながらも意識ははっきりとしているようだ

「ちょっと!貴女!大丈夫!?」

「・・っ!?いやぁぁぁ!痛い!痛いぃぃ!!」

「暴れたらダメですよ!落ち着いて!」

「殺して!お願い!お腹の中のを殺してぇぇぇ!」

尋常じゃない様子の女性にライザも困惑顔、

しかし腹の中にいるモノは独りでに外に出ようと蠢き女性の訴えを留める

「いやっ!産まれる!産まれちゃうぅぅぅ!!!」

涙を流し絶叫をする・・その瞬間・・

 

ベチョ!!

 

異様な水音を奏で女性の花弁から産み落とされたは・・

「何・・これ・・」

緑色の鱗に覆われた魚の姿をした人間

「魚人・・?」

「ひぎぃぃぃぃ!!たす、助けて!いやなの!いやなのぉぉぉ!!!」

尚も苦しむ女性、腹は全然縮んではおらず

 

ベチョ!ベチョ!!

 

同じ姿をした奇形の魚人を二匹産み落とした

余りのショックに女性はそのまま気を失い

股間からはどろりとした緑色の液体がとめどなく溢れてきた

「・・・・」

「・・・・」

しばらく声を出すことができない二人

しかし・・産み落とされた魚人はそのままうごめき母体にすがりつこうとしたので

ライザは咄嗟に短剣にてその命を刈り取った

「・・どうやら、相当やばい事になっているようね」

「魚人の妊娠・・ですか。これは騎士団の討伐レベルな事件ですよ・・」

「そうね、魔物相手じゃ危険過ぎるわ。あっ・・でも、通報と情報提供でも謝礼金出るでしょう?」

危険生物の情報提供は騎士団から謝礼金が出る

それは冒険者の間での常識でありこれだけでも相当な稼ぎにもなるのだ

・・最も、それが確認され討伐されるまでは謝礼金は渡されず、嘘の情報ならば逮捕されてしまうのだが・・

「金一封は・・、でもこれだけの事態ならもっと出るかもしれませんね」

「うし、なら情報を集めるだけ集めてそれから騎士団に通報しましょう?」

「懸命ですね、ならば私はこの人の治療を行いますので・・、ライザは周囲の探索をお願いします」

「わかった。で・・魚人って今も動き回っているの?」

「いえ・・大丈夫でしょう。ここいらの魚は夜行性なのがほとんど、

それらを主食としているのなら昼間は同じように眠っているはずです」

「了解、とりあえず周辺を警戒しながら探ってみるわ・・貴女も気をつけなさい?」

「ライザには言われたくありません。では・・また後ほど・・」

そう言い二人は静かに頷き、行動を開始するのであった・・

 

 

・・・・・・・・

 

情報を集める、

しかし目撃者が全員死亡している以上はそれには無理がある

だが有力な手がかりというものはあった・・それは血の筋

恐らく住民を殺した際に大量の血を浴びたらしくジャリには血がまるで道しるべのように伸びていた

ライザはそれに気付き警戒しながら後を続く・・

それは中々途切れる事はなく気がつけば村を出ていた

そして辿り着いたのは村を出て少ししたところに広がる湿地帯、

付近一帯は彼女の腰付近までに伸びた草に覆われ足場も確認も禄に取れない

視界も悪くもはや血痕は確認できない状況となった

 

「・・しょうがない、ともかく見通しの良い場所を探さないと・・」

 

足下がぬかるみ視界が悪い、昼間は敵が動かないとは言えどもこの状況は好ましくなく草を切り払いながら先を進んだ

その先、しばらく短剣にて道を作った先に視界が開けた

そこは水辺となっており小さな木の波止場があり舟が停泊していた

「・・誰かの所有物、でも漁用じゃないようね・・。道もなかったんだし・・」

警戒をしながら波止場に足を踏み入れる

目の前には大きな湖が広がる・・そしてその彼方、霧かかった先に小さな島のようなモノが確認できた

「・・?あんなところに島が・・、何かありそうね・・」

もっと良く確認しようと波止場の先端まで進んだその時・・

 

バシャ!

 

突如湖から腕が伸びる!

「っ!?何!?」

咄嗟に飛び退きそれをやり過ごす、腕は空振り・・しかしそれはしっかりと波止場を掴み水辺から姿を見せる

「・・サハギン・・」

舌打ちをして短剣を取り出すライザ、それは緑色の硬い皮膚をした人と魚の中間なる存在

目はギョロリとライザを見つめベトベトに濡れた手が彼女を捕縛しようと宙を彷徨う

 

ガサガサ・・

 

「っ!?しまった・・後ろからも!?」

背後から物音がするかと思いきや振り向くともう一匹、サハギンが姿を見せる

波止場の小さな空間で挟み撃ちに遭うライザ

陸地とはいえ彼らの動きを舐めてはいけない、

その鱗は非常に硬くライザの首など簡単に跳ね飛ばされるのだ

「こうなったら!」

気転を利かしライザの体は宙を飛ぶ、下手に動けば捕らえられる。

そこで狙うは停泊している舟、そこを足場としてもう一度飛び陸地に戻ろうとしたのだ

「ふっ!」

見事に舟に着地、後はそこから陸へ向けて勢いよくジャンプをすればいいのだが・・

 

シュル!

 

再び水辺より何かがはい出る、それは真っ赤な肉の触手・・

「舌・・!?きゃ!!」

細長いそれはライザの足に絡みつきその瞬間凄まじい力で彼女を水の中に引きずりこんだ!

だが咄嗟に彼女は舟にしがみつき全身を水の中に引き込まれるのを何とか回避できた

「はぁ!はぁ!・・きゃ・・・な・・に・・?」

水中にて、自分の体を触れる気味の悪い感覚、

それはまぎれもなく魚人のモノであり素早く彼女の背中に回り込み力強く抱きついた

「ぐぅ・・いあ・・やめ・・ろ・・」

抵抗するもサハギンの筋力では太刀打ちできない、それでも必死にもがくライザなのだが・・

水の中ではどうする事も出来ない、するとその股間に何か堅いモノがあたる

「・・・・え・・いあ・・」

添えられたモノは紛れもなく・・生殖器

水中では別に数匹いるのか、拘束しているサハギンとは別に何かが動き股間を覆う布が切り取られた

そして・・

 

ズズズ・・

 

「・・いぃや・あ・・・・・・あ・・・・」

剛直なモノが濡れもしない花弁にねじ込まれる、その激痛にライザは思わず声を失った

それでも強引な挿入は止まらずドンドンと彼女の中を突き進む

そして

ピュゥゥゥゥゥゥ!!

 

「いああああああああ!!!」

 

まるで水鉄砲のように中で凄まじい勢いでの射精・・

 

ピュゥゥゥゥゥゥゥ!!

 

「や、やめ・・!!」

 

ぴゅぅぅぅぅぅ!!!

 

「出すな、出すなぁ!!」

 

射精の勢いは止まらず・・元より快感を得るための行為ではなく生殖を目的としている

そのために確実に孕ますためなのか、サハギンの射精は凄まじく一向に収まる気配がない

 

「いや・・子宮・・はいって・・」

 

体に悪寒が走る・・その瞬間に力が抜けてライザの上半身は舟からずり落ち水中へと引き込まれた

後の事は彼女にはわからず、息苦しさを感じる間もなく複数のサハギンに群がられてその意識を失った

 

 

・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

「う・・・あ・・・・」

 

ジメジメとした空気に嫌悪感を感じライザは静かに目を醒ました

「ここは・・っ!?」

目を醒ましたそこは洞窟の中、天井には光コケが生息しており周囲を明るく照らしている

一帯には鼻を抓みたくなるような生臭い空気に包まれており、

そしてムキだしの岩肌に無造作に寝かされているは若い女達

それらは全員全裸であり腹部ははち切れんばかりに膨れあがっている、

多くは目は開いているものの虚ろで呼吸のみしている

彼女達は全身に薄い緑色の液体がかけられており膨れあがった腹はたまにグルリとうねる

察するに漁村の被害者、相当な陵辱を受けたらしくもはや植物人間のようである

そこに・・

 

「んんんんんんんん!!んんっ!!んん!!!」

 

意識がはっきりしてきて耳に入ってくるは女性の悲鳴、

そちらに向くとまだ幼い女の子が二匹のサハギンの陵辱に遭っていた

おそらくは愛らしかったであろう少女、着ている物は全て引き裂かれており髪を結っている紐があるのみ

目からは止めどなく涙が溢れその表情は苦痛に歪んでおり腹部は例外なく膨れ上がっていた

幼い子供にすら妊娠させ、それでも陵辱を止めようとはしないのだ

その幼い花弁には醜悪な生殖器がねじ込まれ何の遠慮もなく暴れている、

結合部は赤く腫れ上がっているのだが何度も射精にあっているらしく緑色の液体がびちゃびちゃになっている

そしてその口にも生殖器がねじ込まれ喉元まで突っ込まれており少女はうめき声を上げてもがいている

「んんん〜!!!!」

散々弄んだ後に射精・・、それにより少女の体は激しく痙攣し何分にも続いて精を注入していく

やがて口からも花弁からも穢れた液体が噴き出したところでサハギンは少女を解放し物のように無造作に投げ捨てた

「んぷぅ・・・・・げぉ・・おか・・・さ・・」

もはや身動きの取れない少女、口からは大量の精液を吐きだし、

花弁からも入りきれなかった精が止めどなく溢れていく

そんな状態でも彼女は母の事を口にし。そのまま意識を失うのであった

無惨な姿・・その中で膨れあがった腹部がビクリと動き、幼い体に異形が根付いている事を証明させていた

 

「酷い・・、ひっ・・何・・これ・・」

 

場の異変に気を取られていたライザだがようやく自分の身の異変に気付いた

いつの間にか身ぐるみははがされており全裸となっている

そして股間からは周りの女性達と同じ汚液を垂れ流しており腹部からはヌルヌルとした嫌な感覚が・・

「いあ、お腹の中に・・気持ち悪いのが・・!」

咄嗟に立ち上がろうとすると体に力が入らずそのまま岩肌に転んでしまう

「くぅあ・・何・・?体が・・動かない・・」

立ち上がろうとするも足が上手く動いてくれない

そして・・今の物音に先ほど少女を陵辱していたサハギンが気付いた

「ギギ・・・ギ・・」

まるでライザを興奮しているかのようなサハギン、股間の生殖器はそのままでゆっくりと彼女に近寄る

「こ、こないで!お願い!こないでぇぇぇぇ!!」

濡れた銀髪を振りながら抵抗するもそれも空しく彼女の体はサハギンに捕まってしまい

岩に押しつけながら挿入を開始させる

 

グブ・・!

 

「ひぃぃ・・ゃぁぁぁ・・・」

 

感じてはいないが胎内に満たされたサハギンの体液が潤滑油代わりとなり生殖器をすんなりと挿入させてしまう

それはゴツゴツと鱗に覆われており硬い反面熱を帯びていないが故に挿入時に妙な悪寒を彼女に与える

「ひぃ!やっ!やぁぁぁぁ!!」

長いそれはあっという間に彼女を満たしそのまま乱暴に腰をぶつけてくる

生殖を第一とした行為、それ故に快楽など二の次であり子宮さえ無事ながら後はお構いなし

強引な突きに次第にライザは悲鳴を上げながらもその体は異物を歓迎する

「やっ!やぁ!はぁ・・・!はぁ!」

吐息は甘くなっていく・・

嫌悪感しかない行為のはずなのだが頭が麻痺しているのか苦痛は徐々に薄くなっていった

その時・・

 

プシュ!!

 

「んああああああああ!!!」

 

サハギンが勢い良く射精する・・水中を生きる故にその精液も冷たく勢いを付けて彼女の膣に流れ込む

先の少女と同じく出される精液は底なしのように続き最初から満たされていた子宮内をさらに満たしていく

限界を超えたそこはさらに膨れあがりライザに苦痛を与える

「いぎ・・・・お腹・・一杯・・、破れるぅ!」

許しを乞おうにもサハギンには通用せず、尚も続く射精にライザは首を振りながら耐える

そこへ

 

「んぐぅぅぅ!!ひぃ!ひぃぃ!!!」

 

目の前で横たわっていた女性が突如苦しみだした

膨れあがった腹部は激しく動き回りその細い体は痙攣を続けている

彼女もライザ同様に身動きが取れないようであり股を開く以外動く様子は見られない

「いぎ・・が・・!!ぐぅぅあああああああ!!!」

獣のような悲鳴を上げ、それに応えるように腹部にある物が蠢き・・秘部より生まれ出た

それは村で見たのと同じ魚人の仔・・薄汚れた粘液にまみれ異臭を放つそれは小さく蠢き母体へすがっていく

人との混血故に母乳を求めているのであろう

「はぁ!はぁ!!はぁ!!」

必死で呼吸を整える女性、

腹部は尚も膨らんだままであり絶叫とともその後4匹も連続して産み落とした

 

「・・わ・・わたしも・・ああなるの・・?いや・・いやぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

悲痛な叫びも空しくサハギンの射精は続く・・

気がつけば彼女の周りにはさらに2匹、3匹、魚人が集まってくるのであった

 

 

・・・・・・・・・・・・・

 

数日後

ライザはその後昼夜問わず絶え間なく犯された

サハギンは群れで行動しているのかかなりの数がおりライザに興味を持っているらしく彼女に群がった

しかし一匹の射精だけでも人間の女性が招くには限界に近い、

それが連続して続けられていく内に彼女の腹も周りの女と同じように臨月近い妊婦のように膨らんでいった

その間口を犯すサハギンまでおり彼女の胃の中は精液で満たされそれを栄養に生かされている状態となった

ここ数日でも周りの女性は次々と出産しまた犯されていく、最初に見た少女も涙を流しながら魚人の子を産んでいた

だがそれはまだマシな方、

中には子宮に居座り続けて限界まで育ってしまったらしく腹部を食いちぎって産まれる子供もいたのだが

その犠牲者は限界までに膨れあがった自分の姿に発狂しており痛みを感じる事なく逝ったようだった

 

「はぁ・・はぁ・・うぁあ・・」

 

すっかり妊婦のようになってしまった自分を見つめながら息をするライザ

全身精液まみれ、股間からも精液が留まることなくこぼれ出るも腹部が元に戻る事はなく

何故なら・・

「っ・・動い・・た・・」

すでに腹の中には数匹、宿っているから・・

それらの成長速度は凄まじく日に日に大きくなっていく・・

それに合わせ口内射精をさせる事も多くなり30分以上飲精を強要される毎日となっていた

「助けて・・だれ・・か・・」

汚液にまみれた体を動かし来るはずもない助けを求める・・しかし、その体には力が入らず

その場から動けていない

だが・・

 

「ライザ・・」

 

彼女の声に応える者が・・

「・・リーン、リーンなの・・?っ・・!」

声のした方を見えるライザだがそれから言葉が続かない・・

綺麗な水色の髪はドロドロに汚れ、着ている物は引き千切られて一部が残っているのみ

そしてその腹部はライザと同じく見事に膨れあがっていた

唯一違うのは、彼女の首には見慣れない首輪が付けられておりそこから伸びる鎖をサハギンが持っている事・・

「ライザも・・ここに来ていたのですね・・ふふっ、素敵なお腹・・」

凄惨な様子に笑みを浮かべるリーン、様子からして明らかにまともではない

「リーン、どうしたの!ねぇ・・っ!」

「ふふっ、私ね・・あの後・・この御方に犯されてしまったのです。

抵抗もしましたが押し倒されて何度も何度も・・

挙げ句には首輪までつけられて・・家畜にするって言われて・・ぁあ・・」

「か・・ちく・・?」

「ええ・・私も、貴女も・・ここにいる女達も皆、この御方のために身を捧げるのです。

そうすればとっても・・気持ちいい思いができますよ」

恍惚と言いながらリーンはゆっくりとサハギンの股間に頬寄せる

それに気を良くしたのか、サハギンは剛直なそれをリーンの口に突っ込んだ

「ん・・・・・んんっ♪」

根元まで口の中に入る・・

長さからして喉の奥は愚か食道まで到達してもおかしくないのだがリーンはいやがる様子はない

寧ろそれを悦んでいるようである

そして・・

 

ピュゥゥゥゥゥゥ!!!

 

喉から射精音が響き、彼女の体は痙攣を起こす・・

それでも全部受け止めるつもりらしくリーンはサハギンの体に抱きついた

そして喉におびただしい量の精液が流されそれは抵抗もなく胃へと溜まっていった

「ん・・はふ・・ごちそうさまでした・・ご主人様・・」

口を解放されるもそこから出る言葉は感謝のモノ・・、

それに表情などないはずのサハギンはさも満足そうに見えた

「リーン、何言っているのよ・・?ねぇ、しっかりして!」

「何って・・、ああ・・ライザは頭が悪いから聞き取れないのね。

ふふっ・・この御方がサハギンのリーダーなの。

知的で魔力を使って会話もできるのよ・・」

「魔力・・サハギンが・・!」

「ふふっ、この御方がより効率的に子を増やす事を誘ったの・・。

人の女の子宮は良くできているから確実に孕ませる、でも人間は群れで行動するから厄介・・

そこでご主人様は自分達も群れで行動し一つの集落を襲い女を全て奪うことを計画したのよ」

「・・・そ、それが・・あの漁村・・」

「そう、でもあそこを寝床にすればいずれは討伐されてしまうでしょう?

・・だから、こちらに誘えばいい。

この島なら舟でしか到達できない、来るまでには水を渡らなければならない・・

人間にはそれは不可能と睨んだの」

丁寧に説明するリーン、それが満足なのかサハギンは座り込む彼女の後ろに回りその豊満な胸を揉みしごく

すると、白い液体が勢い良くピュッと吹き出し彼女は甘い声を上げだした

「んぁ・・あん・・。後は・・漁村の異常で訪れるモノがいないか見張るだけ・・

それで来たのが・・わ・・私達で・・私達にも身ごもらせようと・・わざと・・犠牲者の一人を・・放置して・・」

「そんな・・はめられた・・の・・」

「ご主人様は・・知的ですもの・・っ!!っああ!!・・産まれる・・!!」

腹部に異常を感じたのか急に歓喜に満ちた笑みを浮かべ大股を広げるリーン

「う、嘘でしょ・・だって・・まだそんなに日が・・」

「あぅ!・・ふぅ・・ふぅ・・貴女だって・・もう産まれるわ・・。

サハギンの精は・・人の女の卵子を改造して・・それに適したモノに変異するの・・。

それで・・母体からの栄養で急激に成長・・するの・・

それだけ・・人間の・・子宮が・・優れている・・のね・・っあ・・あああ・・!」

胸からは勢いよく母乳が噴き出し、腹部はグルリとうねりをあげだした

「リーン・・」

「ひぃ・・子宮・・開いている・・、あん・・ご主人様の仔・・でちゃいますぅ!」

そう言い踏ん張り息み出すリーン、秘部からは透明な液体がプシュっと噴射され周囲を濡らしていく

「ダメよ!産んだらだめぇ!」

「ライザ!見て・・私が産むところ!見て!ぅあ・・ああああああああああああん♪」

歓喜に満ちた叫びとともにその秘部は大きく広げられ、

膜に包まれたグロテスクな生物が産み落とされた

「ひぃ!ひぁ!まだ・・・まだ産まれるぅ!!」

異形に搾乳されながらもまだ体を震わし出産を続けるリーン、

徐々に腹はしぼんでいきその花弁からは次々と魚人との子を産み落とした

「リーン・・」

目の前の光景に呆然とするライザ、水色の髪が麗しかった相棒はすでにおらず・・

そこに倒れるは碧かかった汚液にまみれ出産の快感に白目を剥きながら息を切らす家畜

サハギンはしばらく彼女の胸から母乳を搾っていたのだが

反応がなくなったのが面白くないのか軽く投げ捨てた

そして、それが見つめるは同じくボテ腹となったライザへ・・

「・・ひ・・」

恐怖に体が震える・・が、そうとは言っても何もする事ができず・・ジタバタともがくライザ

そんな彼女の反応が気に入ったのか、サハギンはそのまま彼女の足を掴み股を大きく広げる

「いや・・、挿れないで!もう中にいるの!ねぇ!」

膨れあがった腹が邪魔で股間の様子はわからないが何をするつもりなのかは十分理解できる

そしてそれは的中し、魚人の生殖器が再び彼女の膣に滑り込んだ

「──!!!!!」

声にならない絶叫、再三陵辱に遭っているが故に膣内は汚液まみれ

だから剛直な逸物の挿入に痛みはない

しかしその胎内はすでに限界を超えており猛烈な圧迫感が彼女に襲いかかった

「んあああ・・!だ・・め・・!!!ひぃぃ!!」

涙を流し許しを乞うも寧ろサハギンはその反応が楽しいようであり無慈悲に膣内で暴れ出した

「んんんんん──!!!!!」

その行為に快感はない、一突き毎に苦痛が彼女を襲い胸からは母乳が吹き出る

生殖にそのような行動は必要はなく、サハギンは陵辱を愉しんでいるようで何度も何度も彼女の膣で暴れる

そして・・

 

ドピュゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!

 

「───!!」

 

最奥に突き切ると同時に射精・・、胎内に異形を宿し限界まで膨れあがったそこにさらに汚液は注がれて

ライザは体を激しく痙攣させそれを受け止める

もはや容量は限界、逆流して僅かな隙間から精液はあふれ出しその腹は正しく限界まで膨らんだ風船のよう・・

流石にこのまま射精を続けると腹部が破裂すると判断したのか、

生殖器を引き抜き勢い止まらぬ精を彼女の体にぶちまけた

「あ゛・・あ゛・・・」

魚人の精を受けて体を震わせるライザ・・陵辱で正気を保つのも限界・・

その眼からは再び涙が流れる

だが・・

 

ドクン!

 

「っあ゛!!い゛・・や゛・・!」

射精の衝撃で胎内の仔が反応したのか・・腹部から違和感を感じる

「うみたく・・ない・・うみたく・・ぎぃ・・!!」

うわごとのように呟くもそれは真実に・・何かが自分から生まれ出ようと暴れ出している

それとともに激痛と、それを上回る快感が彼女の包みだした

「ぐぅあ゛・・・リーン・・たすけて・・たすけ・・」

必死に助けを求めるも、相方は倒れたままで幸せそうに何かを口ずさんでおり

その胸には奇声を上げるサハギンと彼女の子が群がっていた

「い゛や゛・・うむの・・は・・い゛や゛ぁぁぁぁぁ!!!」

まるで断末魔のような叫び

そして腹部は醜く蠢いて・・・彼女の中から異形の仔がはい出てくるのであった・・

 

 

─────

 

 

人知れずそこにある孤島の洞穴

そこでは今日も女達が生殖の道具として扱われている

 

「ひぃ♪ひぃ♪ライザ!ライザぁ!」

 

「リーン♪ぁん♪・・お腹・・一杯ぃ!」

 

妊婦腹で寝転がる女達の群れの中でライザとリーンはサハギンに犯されながら抱き合い、嬌声をあげる

二人は彼らにとってのお気に入りでありそこにいる全員から犯され孕まされる毎日を送っている

もちろん、他にいる被害者の女性達も同様なのだが

こちらは繁殖用のようであり二人のように必要なまでに嬲ったりはしていない

「だめぇ!イク・・イクゥ!!」

「っあああ♪私も・・ダメぇ♪」

必要な攻めに絶頂を迎えサハギンの精を膣内で受け止める・・

あれ以降、二人の腹部は常に膨らんでおり陵辱を受けながら妊娠と出産を繰り返している

抵抗をしていたライザももはや正気を失っており今ではリーン同様、嬉々として魚人の陵辱を受けていた

「ひぁぁ・・・出てるぅ・・私の膣に出ているのぉ・・しゅごぃ・・♪」

狂ったように笑うライザ・・そんな様子を見てサハギン達も心なしか嬉しそうにしている

 

・・しかし・・

 

斬!

 

次の瞬間、サハギンの首が綺麗に跳ねとばされた

一瞬の早業・・、仲間もそれに気付くまでに同じように首が斬り飛ばされた

 

「・・・・、よもやここまで被害が大きくなるとは思いませんでした」

 

首無しの魚人の間に立つは一人の女武芸者・・クローディア、

手に持つ刀は不気味に光っている

異常に気付いたサハギン達、侵入者である彼女に対して襲いかかろうとするのだが・・

「水の中にいりゃ俊敏なんでしょうけど・・ここじゃノロマね。残念♪」

降り注ぐは氷刃の雨・・それらは的確にサハギンの体を突き刺し、犠牲者の女達に怪我をしないように倒していく

その中で雄々しく得物を肩に担ぐは金獅子セシル

「ですが、意外に数がいますね。アミルさんに頼んで空から潜入して正解でした」

「そうね、水中で侵入者を警戒しているサハギン達も、アミルとキルケが始末してくれるでしょう」

そう言いながら残ったサハギンも始末していく、

戦闘能力の高い魚人でも一騎当千が相手となればもはや何の抵抗もできず・・

結局は数分も経たぬ内にその場にいたサハギン達は切り倒されていった

「・・ふぅ・・助けがきたってのに無反応・・皆壊れちゃったかしら?」

「事件発覚からもう一月も経っていますからね・・。これだけ凄惨な目に遭ったのならば無理もないでしょう」

「そうね、後は専門医に任せるしかないかしらね。でぇ・・この二人が例の・・」

そう言いセシルが見下ろすは腹を膨らましうわごとを繰り返すリーンとライザの姿が・・

 

「あは・・あははは♪お腹・・すごいのぉ・・」

 

「あぁん♪ライザなんかよりも・・私の方がすごいです・・、一杯・・一杯いるのぉ・・」

 

サハギンが殺された事にも気づかずに腹の中に異形が宿った感覚に酔っている

「巷で売り出し中の女冒険者チーム、ライザとリーンですね・・」

「ふぅ・・、私達の依頼を横取りしなけりゃ・・こんな目に遭わずに済んだのにねぇ・・」

「そのために事態発覚が遅れました。これは相応の罰ですよ・・」

「まぁね。ロカが気付かなかったら漁村の一件も騎士団が適当に処理してここの存在も闇の中だったものね」

「その点は流石ですよ・・。こんなにサハギンがいたのなら、舟で救出しようとしても

水中に引きづりこまれて私達も同じ末路を辿っていたでしょうし・・」

「・・まぁ、そう考えたら身代わりね♪運が悪かったという事で・・介抱してあげましょうか」

「ええ・・そうですね、とりあえずは舟で往来できるように外のサハギン達も始末しますか」

「了解♪じゃ・・ちやっちゃとやりましょう♪」

にこやかに笑いながら笑みを浮かべるセシルとクローディア

しばらくして・・サハギンの駆逐が完了し予め用意していた舟に被害者を乗せて救出に成功

その後、魔物による陵辱治療の専門医に被害者の女性達は治療を受け

その忌々しい記憶を消去され元通りの生活に戻れたのだが

ユトレヒト隊からの要望により、ライザとリーンだけは、陵辱の記憶は残されたと言う




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