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「ウォーム」


彼女が目を醒ますとそこは薄くらい洞窟の奥だった
発光性の苔が天上に少し生い茂っているので周囲が辛うじて理解できる
他には何もなくごつごつとした岩肌が視界が消えるまで続いていた

「あ・・う・・・わた・・し?」

徐々に意識がはっきりしてくる女性、しかし体は動かせないことに急に頭の回転が速くなる
「!?・・村は・・えっ、何っ!!?」
見れば手首や足首に得体の知れない緑色の物体がくっついており壁に大きく股を広げる状態で固定されている
女性は褐色肌、長い黒髪が特徴で顔つきにも幼さが残っている
着ている物は革の鎧に戦闘服・・なのだが見るも無惨に切り裂かれており胸も少し見えている
「そ・・うだ、村の護衛で・・突如魔物の群に襲われたんだ。」
とにかく冷静になろうとする女性、旅先の村で魔物の退治を依頼されそれに立ち向かった時までの記憶は思い出せた
・・が突如記憶が途絶える
「・・捕まったの?・・く・・」
なんとか逃げようと試みるも緑のゲル状の物体は凄まじい粘り気で全く動けない
何とも無防備な格好で恥ずかしいのだがそれも気にしてはいられない
体に纏わりつく物体からして魔物のモノに違いない。
魔物が女性を捕らえる理由は二つ、一つはその柔らかい肉を食べること、
もう一つは自分の子種を植え付け苗床とさせること
どちらも彼女にとっては遠慮願いたい・・
「なんとかしないと・・!」
手当たりしだい暴れて脱出しようと試みる女性、
彼女の願いが届くことはなく

ピチョン・・ピチョン・・・

粘度の高い緑の液体が天上から彼女の目の前に滴り落ちる・・
「・・ひっ・・」
思わずうめく褐色の女性、魔物との戦闘は慣れているのだが完全に動きを封じられては
戦士も形無し・・
そしてそれは岩の隙間から姿を表す
「!?サンド・・ウォーム?」
幾つも節をもつミミズのような魔物、硬い皮膚が特徴で目はなく牙を剥き出しにした
口が特徴・・なのだが
サンドウォームは水分の少ない地域に生息するため皮膚が硬く人間を拘束するほどの知識はない、
そしてそもそもはかなりの大きさで本来ならば象を喰らうほどの大きさなのだ
しかし目の前にいるサンドウォームはせいぜい成人男性ほど、
そして節々から緑色の液体が常に滴っており体はドロドロに濡れている
「・・まさか・・新種?」
彼女がうめいた瞬間

ザシュ!

牙を器用に立ててそれは素早く動いた・・
「きゃあ!」
見ればズボンをざっくりと切られ褐色の肌と股体が露出する・・しかもその衝撃で緑の体液が
彼女の体にべっちょりと付きなんともいえない不快感が体を伝う
「ひぃ・・や・・止めて!離して!!」
こうなると冷静でいられるはずもなく力任せに暴れる・・しかし解放されるはずもなく
その間にウォームは丁度中心部から一つの管が伸び始める。
不気味に蠢く赤い管・・先端は四つに割れているがピタッとくっつき鋭く尖っている
その管は寸分の狂いもなく彼女の秘部目掛け進む
「・・や・・いやぁ!いやぁ!!」
見る限りそれが産卵管だとわかってしまう女性・・これからわが身に起こることに身震いをし
苗床にされるくらいなら舌を噛んで死のうと咄嗟に考えたのだが

ベチョ・・

「ん!?・・・んんー!!!んんんむぅぅ!!!」
考えを見抜かれたのかウォームの口から緑色の液体が発射され彼女の口の中に入りこむ
それは自分の腕などに纏わりついたものと同じ凄い粘度で口内を支配する・・
舌もロクに動かせないが不思議と喉までは伝うことはない・・
「んん!!んんーー!!?(ズブッ)!!!!!」
叫ぶ事も死ぬ事も許されず簡単に産卵管の侵入を許してしまった・・
体内に入り込んだ管は波打ちながら種を植え付けるのに最適な場所に突き進む
対し女性はそんな経験などほとんどなくましてや濡れてもいない状態での
侵入は激痛以外の何者でもなく強烈な不快感にただ涙を流し頭を振ることしかできない
大股を開いた状態で下から突き上げられ彼女の体が上下に揺られている、その姿はもはや魔物の玩具
やがて産卵管は子宮内に到着・・・途端に先端は花びらのように広がり
尖った四つの先端が子宮の壁に突っかかる
「んん〜!!!!!」
最悪のシナリオの準備が整ってしまいもはやどうすることもできない女性
そして赤い産卵管が波打ちウォームから成人の拳くらいの膨らみがゆっくりと流れてくる・・


ググ・・・・
「ん・・」
・・ググ・・・
「・・ん!!」
体内に伝う異物感、必死に首を横に振るが・・

・・・・・・ズチュ!!

「!!」
ついには子宮にて勢い良く出される、
粘度の高い液体に包まれているのか壁にビタンと吸着する感触に彼女は目を見開いて耐える

ズチュ!
・・ズチュ!!
・・・ズチュ!!!
・・・・ズチュ!!!

一度放たれたら歯止めが利くはずもなく立て続けに産卵は続く
「んん!!んん〜!!!んんんんんん!!!!」
子宮内を卵で満たされる不快感に涙を流しついには女性は失神してしまった

・・・・・
・・・・・
・・・・・

それより数日
気が付けばウォームの姿はなく相変わらずの拘束された状態、
口についていたあのゲルは次第に溶けていったのだが舌を噛み切る力を奪われたらしく、全身の力も入らない
どうやら腹に宿した卵に生命力を吸われているようだ
貫かれた秘部には緑のゲルが覆われまるで栓をされたようになっている
そしてお腹・・・すらっとくびれていた腰はなく凸凹と波打ち巨大に膨れ上がっている
醜く膨れ上がった腹部は痛々しくもひどく淫らにも見える
「ん・・・あ・・・」
お腹が動くたびに少し唸る女性・・もはやそのくらいしか反応を示さなくなった
日に日に腹が大きくなるのを見ることしかできずその成長の早さに心が蝕まれているのだ
しかし、成長をすればこの状態が続くわけにもいかない

・・・プチ・・

不意に子宮内で何か弾けたような感覚が伝わった・・
その途端
「い・・や!!!んんん!!!!」
腹の波打ちが急に激しくなった、どうやら孵化が終ったらしい
外に出たがる中の幼虫は手当たり次第暴れ他の卵を刺激する
「あ・・ば・・れないでぇ!い・・っ・・!ううぅぅ!!!」
出産経験などない女性、その感覚に耐えるに耐えられず泣き叫ぶ
そして幼虫は出口を見つけそこを暴れながら突き進む
「でる・・でちゃ・・・う!!い・・・いやぁぁぁぁ!!!」

ブシャァァァァァァ!!!

緑のゲルを食い破り栓を解き外気へと解き放たれる。
生れでたのは自分に卵を産みつけたあのウォームと全く同じ形、キリキリ・・っと不気味な泣き声を放ちビチビチと地面を跳ね回る
「ひ・・ひぃ!こ・・んなの・・」
自分の腹から出てきた化け物に戦慄を覚える・・しかし彼女の中にはまだまだ卵が蠢いており
悪夢はまだ終わってはいない
「いやぁ!誰か・・誰か助けて!助けてぇぇぇ!!!」

プチ・・プチ・・

彼女の叫びも届くことはなくさらに腹より伝わる孵化の合図・・
そして次々と幼虫は孵化を果たし一斉に暴れ出す
「いやぁぁぁぁぁぁ・・・・・!!」
一際大きな悲鳴と同じくして彼女の綺麗な秘部から醜い幼虫が何匹も這い出てくる
その衝撃にて彼女はまた気絶してしまった

・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・


「・・・う・・・うう」
「目が醒めたようだな・・」
「・・えっ?・・あ・・」
次に目が醒めたら彼女は小さな部屋に寝かされていた。
着ている物も質素な服に変えられていたのだが何が起こったのか把握はできない
「記憶がないか、まぁ仕方ない。精神が崩壊しかかっていたのだからな」
自分を看病してくれていたと思われる短い銀髪の男・・
落ち着いており知性を感じる大人で人目で信用できると感じてしまう
「あ・・の・・私は・・?」
「新種のウォームに捕まり苗床にされていた。報告を受けて私達が殲滅に向かった先に君がいたのでな。救出させてもらった」
「・・・あ・・」
徐々に思い出される記憶、出産が終わるたびにまた何度も卵を産み付けられる終わらない悪夢
忘れていたい物だが・・そういう記憶に限って忘れることはできない
「安心しろ、治療はしてある。幸いにもまだ子供は産める体だ。・・他は手遅れだったがな・・」
「・・ほ・・か?」
「君の他にも数人拘束されていた・・が、すでに死亡していた。産卵の恐怖と疲労に耐えられなかったのだろう
君は傭兵か何かのようだったから耐え切れたようだ」
淡々と語る男性、それに改めて震え上がってしまう
「・・・・・」
「安心しろ、もう大丈夫だ。一匹残らず駆除した。もう捕まらないように気をつけるんだ」
「は・・い。あの・・貴方は・・?」
「この近くで自衛騎士団の長をやっているフロスという者だ。・・君は?」
「イグニス・・です。諸国を渡り歩いて・・あの村で・・。あっ!あの村は!!?」
「残念だが・・壊滅した。生き残りが我々に知らせてくれたが散り散りになったようだ。」
「そう・・ですか」
依頼をこなせずしかもおぞましい経験をさせられたことに怒りと情けなさがこみ上げる女性、イグニス
「気を落とすな。いつでも勝てる戦いとは限らん。」
「・・ありがとうございます、あの・・自衛騎士団の団長ならば・・・私もそこでお世話になってもよろしいですか?」
「・・・・」
イグニスの発言に目を細めるフロス・・
「助けてもらった恩返しもしたいですし、あんな化け物に負けない・・強さが欲しい・・」
「魔物の苗床にされた女戦士はそれがトラウマで二度と戦場に立つことはないと聞く。君はその恐怖に打ち勝てるか・・?」
「・・はい、もう・・負けません・・」
「・・・・・・、いいだろう、入団を認める。しかしその疲労しきった体では無理だ。まずはゆっくり体を休めるといい」
一つ息をし軽く微笑むフロス、彼女の決意に感服したらしい
「ありがとうございます・・フロスさん・・」
「まぁいいさ。女性も入れろとあいつもうるさかったしな」
「・・??」
「妻だ。まぁ・・とにかくゆっくり休んでくれ。」
「・・ありがとうございます」
そういうとイグニスは目を閉じ眠りについた


数日後、ローエンハイツに一人の女剣士が入団をしメキメキと頭角を現していった
しかし彼女の素性が周りに伝わることはなく彼女も入団前の話を自らすることはなかった


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