「ある少女の災難」


きっちり整理されたとある研究室・・。
テーブルにはありとあらゆる魔導書が積み上げられ
棚には瓶の中に薬品に漬けられた奇妙な蟲が数多く並んである。
机にはフラスコが置かれており不気味な黒い液体が満たされている
「どう?これが新しい薬よ」
部屋の椅子に腰掛けて自慢げに言ってやる女性・・。
いかにも魔術師ですっと主張するような黒いツバ広帽、
黒く露出した法衣を着ており何故かミニなスカート。
帽子からはウェーブのかかったオレンジ色髪が見え目もぱっちりとした美人だ
「・・・、それでその薬を作ったのをなんで僕を呼び出して報告するんです?」
女性と向かい合うように壁にもたれる青少年・・。
こちらも魔術師ですと主張する黒フードを着て紫色のラーメン頭をしている。
いかにも女性受けがいい顔立ちだが結構不機嫌そうだ
「何故って?これで私が貴方を追い越し首席の座を奪い取る足がかりとなるからよ!」
「・・・、確か、最終検定はオリジナルの魔法作りですよ?
それに、アカデミー内での魔法薬の作成は許可はされているけれども使用は禁止。
使用者はアカデミー追放だって知っているでしょう?アンジェリカさん」
「別に使用しないわよ。ただ、魔法開発ってのはお金がかかるでしょう?
この薬を売った資金で優秀な魔導書を購入するの。いよいよ貴方が私にひれ伏すわけよ!
覚悟なさい!フィート君!」
アンジェリカと呼ばれた女性は胸を多いに張って自信満々の様子・・
二人は魔術の名門アカデミーの首席を争う実力者でなぜかアンジェリカはこの少年・・フィートを執拗にライバル視しているのだ
「そんな布石をわざわざ報告するために呼んだのですか・・?
まぁ直接妨害することに比べたらマシですが・・ね。
しかし、見たところかなり薬物ですね。」
「ふっふ〜、流石に廃人にさせちゃ駄目だからね。それでもこの媚薬はすごいのよ?
もう三日三晩イキっぱなしになること間違いなし!」
「・・・十分廃人になれそうですけどね。
棚に並んでいるこの危険生物の淫液を使用したんでしょ?
おまけに薬品漬けにはしているけど殺してないですし・・」
「死んじゃったら新鮮な液が手に入らないじゃないの」
「だからと言ってもし何かあったらどうするんです?どれもA級の蟲だ・・
このアカデミー寮の女性生徒が全員苗床になりかねませんよ?」
「私がそんなミスするとでも思ったの?さぁ、これからこれを仕上げるからとっとと消えなさい!次に会う時は私は驚くべき魔法をあみ出した
偉大なる魔術師アンジェリカ様となっているでしょうね!」
勝ち誇るアンジェリカ、対しフィートは終始呆れ顔・・
「まぁ、事故を起こさないようにしてください」
そう言いながらフィートは部屋を出ていった。

・・・・・

「生意気なガキ、私よりも年下なのに何であんなに成績がいいのかしら・・」
ぼやきながら媚薬の入ったフラスコに状態を安定させるためまた薬品を加える・・が

ゴポゴポ・・!

薬品を入れた途端に激しく沸騰し出す!
「やばっ!なんでこんな反応が!?」
慌てて止めようとするが時すでに遅し・・

ボゥン!

フラスコは派手に爆発し、破片は棚に陳列していたあの危険生物の入った瓶に直撃・・。
物の見事に破砕の連鎖が起こってしまった・・
「きゃっ!こ・・こんなことに!」
アンジェリカはフラスコの爆発で椅子から転げ落ち、自慢の媚薬をまともに浴びてしまった
「ああっ・・いや・・、何もしてないのに・・疼くぅ・・」
大量の媚薬を浴びてことで身体のあちらこちらが疼き出すアンジェリカ・・
さらに悪いことは続き、薬品漬けの瓶に入れられていた危険生物の蟲の数匹がまだ
動いておりゆっくりとアンジェリカに近づいてくる
「やああ・・こないで・・こないでよぉ・・」
薬のせいで身動きが取れないのか手足をばたばたさせる
・・がそんなものが威嚇になるはずもなく蟲はアンジェリカへと飛びかかった・・

「いやぁ・・」

弱く叫ぶが抵抗はできない・・。やがて、彼女の下着にミミズのような蟲が集まり出す
蟲は巨大な蝿のような種とミミズのような種だ・・。両方薬漬けだったせいか
動きは鈍い、それでも好物であり絶好の苗床となる人間のメスに敏感に反応している
ミミズは寄生蟲として危険指定されており体内にもぐりこみ人体に過激な影響を与える・・。
蝿は強靭な卵を人体に植え付けることで知られており例え胃液でも溶けないことで知られており
苗床を発情させその間に植え付けさせる習性を持っている
「あう・・・、いやぁ・・。やめ・・てよぉ」
嫌がるアンジェリカにミミズは遠慮もなく下着の中へと侵入する。
秘部は媚薬の効果でビショビショに濡れきっておりヒクついている、
それに触れた瞬間にミミズ達は急に勢いを増して侵入を開始する

ズブ!スブブブブブ・・!!

「はあぁぁぁん!!」
濡れた秘部に一斉に入ってくるミミズ達・・。
猛烈な勢いで子宮まで進行し連続で絶頂を迎える
・・。
その間にも余ったミミズは尻の穴からも遠慮なく侵入しさらにアンジェリカに刺激を与える
「ひぃぃん!やめてぇ!入ってこないでぇ!!」
強い違和感と不自然な快楽に半狂乱になる・・。
ミミズは子宮、腸を支配しその身体からさらなる液を分泌し
自分の居場所を作るために直を暴れる・・。
さらには蝿もようやく俊敏に動けるようになったのか悶えるアンジェリカの胸部に飛び乗る
「いやぁ!あああっああああん!!」
子宮からの強い衝撃にもはや我を失っている・・、しかし蝿は遠慮はなく媚薬で浮きあがった
乳頭に正確に針のような口を突き刺す

ズズズズズ・・!

「!!や・・やめてぇ!!そんなところにいれないでぇ・・」
乳腺を犯された事でようやく自分の胸に大きな蝿がへばりついているのに気付く
しかし、もはやなす術もなく犯され続けている
蝿の針からはまた別の液が発射されて胸も大きく膨らみはじめる・・
淫液とともに卵も植え付けているのだろう
「ああっ!蟲に犯されているのに・・気持ちいい・・いいのぉ!私変になっちゃうぅぅぅぅ!」
もはやよがり狂うしかないアンジェリカ・・。
このまま蟲に犯され尽くして死を向かえるかと思いきや


「さてっ、こんなところで潮時ですかね・・」

何時の間にか壁にもたれてその光景を見ていた少年・・フィート

「・・フィー・・ト君・・助けてぇ!私・・変なの・・
御腹とおっぱいが変になっちゃったのぉ!」
涎を垂らし、自慢の帽子が落ちたのも気にせず助けを求めるアンジェリカ
「だから言ったでしょう?危険生物を生きて保存するのもうかつなんですよ?」
「ごめんなさいぃぃ・あああっ、やぁ!またイッちゃう!御腹から出てってよぉ!!」
「まっ、反省はこの位にしておきましょうか。」

パァン!

フィートが軽く指を鳴らすと蟲達は嘘のように消滅する
「あ・・・え・・・あ・・?」
「薬で生命力が弱っていたんです。結界を張ったら消し飛びますよ。
でも貴方の腹で栄養を吸ったのはすでに手遅れですけどね、
ついでに浄化系の風魔法で媚薬効果も中和しました・・。感謝してくださいよ?」
「・・・手遅れって・・私・・どうなるの?」
「確か〜、直接害はないと思いますよ。
ただ愛液を栄養とするから腹が減ると暴れ出しますし出した分泌液で
母体の受胎率が爆発的に上がりましたね」
「え・・あ・・じゃあ・・」
「月に一度、狂い悶えるように発情するってことです。
後、男性の精子が少しでも胎内に入ったら妊娠確定の身体になっちゃったわけですね。
こればっかりは治しようがありませんよ?なんてったって危険生物なんですから」
「そ・・そんな・・私・・」
「ともかく感謝してくださいよ。命あるだけでもすごい事ですよ?」
「あう・・私・・これからどうすれば・・」
戻れなくなった身体に涙目になるアンジェリカ・・。
全裸に近い状態だがそんなこと構っていられない・・
「まっ、普通に暮らしたらいいんじゃないですか?それと・・。
さっきのよがり姿、記憶球で撮影させてもらいました♪」
そういうとフィートは懐から水晶球を取り出す、軽い魔方陣が展開したかと思うと水晶の中に
は先ほどのアンジェリカの姿が・・
胸には大きな蝿がへばりつき、下着はミミズがうねって膨らんでいる

”ああっ!蟲に犯されているのに・・気持ちいい・・いいのぉ!私変になっちゃうぅぅぅぅ!”

「今回は試作品として映像だけでなく音声も記憶できる記憶球を作ってみました。
完成度は抜群ですね。記憶作業中の魔力消耗は気になりますけれども・・ねぇ」
「あ・・・ああ・・・」
自分が狂ったように叫ぶ姿に青冷めるアンジェリカ・・
「別に公開はしませんよ。まぁこれを売るのもいいんですけどね。
悪いようにはしないですから僕に何か不利なことがあったら協力してくださいね♪アンジェリカさん♪」
「・・・はい・・」
悪魔のようで爽やかに笑うフィート・・。この日ほどアンジェリカは自分の迂闊さを呪ったことはなった・・


その後、結局頻繁に起こる強烈な発情により彼女の症状が知れ渡った。
優秀な魔術師であるがこの失敗は致命的でアカデミー内での笑い者にされてしまう
そんな中アンジェリカの性格は段々暗くなっていた
周りもあざ笑い彼女に近寄ろうとはしなかったが、
彼女が発情し玩具にて何とかやり過ごそうと必死に自慰をしている時にはいつも数人が覗いていたという


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