「仮面の悪魔」


その日、ロカルノは非常に満足をしていた
何故なら・・
「ロカルノさん、何ですか?その木の箱・・」
いつもの如くの談笑室にてテーブルに置かれている木の小さな箱
それを見てキルケも怪訝な顔を・・
「これはリュートに頼んだ新しい仮面だ。箱にも気を使って桐を使用しているようだな」
もう仮面はつけているのにロカルノがまた発注したようだ
それに対しその場にいたクラークも呆れ顔
「お前な〜、仮面のストックなら結構持っていなかったか?」
「ストックではない、用途に応じて使い分けているだけだ」
「「よ・・用途って・・」」
「・・ふっ、それよりも見ろ。この仕上がりを・・」
桐箱を丁寧に開けて中から取り出したのは・・いつも彼がつけている物と全く同じな
仮面
「・・・・・」
「・・・・・」
「良い出来だ、この曲線は中々でないんだ」
わざわざ眉間の部分に出来たラインを指差すが二人には全くわからず
「・・今お前がつけている物と全く同じように見えるんだけど・・」
「ええっ・・」
首をかしげるキルケとクラーク、むしろ彼らのほうが普通で仮面を見て珍しく微笑む
ロカルノがちょっと危なく見えたり・・
「何、つけてみればわかるさ。この素晴らしさはな・・さて、では少し行ってくるか」
「おっ、今日もギルドか。ご苦労だな」
手早く仮面をしまうロカルノにクラークも感心
「ふっ、まぁリュートに礼も言いに行かなければならないのだからな。お前はどうする?」
「う〜ん・・食料庫の仕上げにかかるか」
「ほう、あの森の近くにある頑丈そうな小屋がそうか」
最近生活も充実してきたユトレヒト隊だけにそう言う設備も必要になってきたようだ
っと言っても離れすぎていてば不憫なので近くで尚且つ温度が安定している森の入り口
付近にクラークが建築中だったり
「ああっ、虫とかが入ってこないように隙間なくピッチリ仕上げているしキルケが後で護符を張って清い結界を造ってくれるんだ。
これだったら安心できるぜ」
「ほう、それでは備蓄も少しは充実するな・・・では行ってくる」
少し微笑み町へと出かけるロカルノ、その姿に二人は唖然と・・
「なんか・・めっちゃ機嫌いいな?」
「そうですね・・、ってこの仮面がそんなにいいのですか・・ねぇ?」
「あいつも変わり者だからな。まぁいいや、俺達は俺達で作業しようぜ」
「は〜い♪」
イチャイチャしながら二人も退室、かくして談笑室にはロカルノの仮面が置かれたままと
なった

・・・・・

それより数時間後
すでに日が沈みかけているのだが談笑室には相変わらず誰もいない
・・が、
「ただいま〜♪ロッカ〜?」
白タンクトップにデニムな短パン姿のセシルが帰ってきた
しかし誰もいないことに少々がっかり
「いないの〜?確かクラークとキルケは食料庫造るって言っていたしクローディアは買出しだったけ?ロカがいないのは何でだろ?」
ソファにダイブしながら今日の面々の行動を思い出す
・・が、目の前に木箱があるのに気付き・・
「何これ・・?ってロカルノの仮面?また造ったんだ〜」
箱から取り出しまじまじ見つめるセシル・・
「まったく三つあれば十分なのにね〜・・『ララァ、私を導いてくれ・・』」
暇つぶしに仮面をつけ、某女難の男の真似をする・・が観客ゼロなので
かなり寒い
そこへ

”おに〜さ〜ん♪”

突如窓から人が飛び込みセシルに抱きつく・・
「だ〜れだ♪」
正解はフレイア=クレイトス。ロカルノの義理の妹にしてかなり素っ頓狂な母親の血を受け継いだちょっと危ない忍娘。
いつもはスーツ姿でピッチリ決めているのだがどうやら非番のようで
白いブラウスに動きやすい革のズボンっと動きやすい格好だ。長い碧髪もいつもの大きめのポニテを解いている
「・・あばずれ女」
天敵に抱きつかれて不愉快全開なセシルがボソリ・・っと
それにフレイア、大いに固まる
「その声は・・野蛮騎士!!」
「何、人に抱きついているんだ?こら?」
途端に距離を開け構えるフレイアと早速キレているセシル
「好きで貴方みたいな下品な女に抱きつくわけないじゃない!兄さんの仮面を
勝手につけて何しているの!!野蛮ね!!」
「何、以心伝心な中だから仮面をつけても当然なのよ♪あんたみたいななんちゃってな関係じゃあわからないかしら♪」
「な・・何よ!!そんな仮面!剥ぎ取ってお兄さんに返してあげる!」
「はっ!やってみなさい!ヘッポコ娘!!」
犬猿な仲だけに早速激闘・・、二人とも聖騎士レベル故に得物はなくともその戦闘は激烈の一言で
アッと言う間に談笑室は見るも無惨な状態に・・
フレイアの手刀がソファに馬鹿でかい穴を開けセシルの蹴りがテーブルを粉砕
二人とも後のことを考えないだけにそれはもう・・

・・かくして激闘が行われること20分少々・・

両者クロスカウンターが綺麗に決まりダブルKOとなった
しかし、それだけで事は済まされず・・

「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
帰ってきたロカルノ達、まるで地震でもあったかのような談笑室の変わりように
言葉を失う
そして中央で伸びている二人の姿で全てを察する
「・・片付け、大変ですね」
「っうか家具関係は一から造ったほうがいいな・・こりゃ」
頭を掻くクラーク、しかしロカルノだけは黙ったままだ
見れば、昼間に大事にしていた仮面がベコベコになって足元に転がっていた
「・・あ・・、ロカルノ・・さん?」
「・・・・・」
いつも口数が多いほうではないが今回はそれに加えて静かな怒気が・・
「ま・・まぁ、その・・ドンマイ?」
「・・クラーク」
「お・・おおっ?」
「・・食料庫は完成したか?」
「あ・・・ああ、もう後は備蓄するだけだが・・」
「・・悪いな、数日使用させてもらう。」
そう言うとロカルノは二人を担いでゆっくりと出て行った
「怒ってますね」
「怒っているな」
「どうします?」
「どうしよう?」
二人の処分は彼がやってくれるのでその後の事を考える・・が荒れた部屋はどこから手をつけたらいいのかもわからず
「・・明日クローディアと一緒に片付けるか」
「そうですね。でも・・ロカルノさんは・・」
「まぁ、たまにはキツク行くようだな。しばらく食料庫には近づかないこと、いいな」
「は〜い」
ロカルノがやろうとしていることがなんともなしに想像できるクラーク
っというのも最近ロカルノさんがヤケに勉強をしているのを知っているのであった・・



・・・・
グル・・・グルル・・・

突如としてお腹に強い違和感を覚えセシルが眼を醒ます
そこは見たこともない小屋の中だった
重厚な造りで窓は一切なく小さなランタンが照らすだけ・・
「な・・何・・?」
さっぱり状況がわからない、しかし両手両足が鋼鉄のワッカで繋がれて身動きがとれず
そして一番の異常は全裸にされておりお腹が大きく膨れ上がっている、
そこには何か細長い物が動き回っており
皮膚が波打っている
「う・・ああっ!何・・これ・・?」
まるで妊婦のような自分の腹部に唖然とするセシル
しかし

「ひゃ!!ゆ・・ゆるひてぇ!」

フレイアの声が小屋の中に響き、セシルは周囲を見渡す
自分の身体の異常に気を取られていたためわからなかったのだがすぐ前に首のない木馬が
置かれておりその上で全裸で拘束されているフレイアが目に涙を溜めながら喘いでいる
見ればお腹も自分以上に大きく中に入っている物が激しく動き回っているのがわかる
そして木馬の背からはしっかりとした巨根が二本・・フレイアの前と後ろに食い込んでいる
のがよくわかる
「ああああっ!中・・で・・!戻っているぅ!!お願いお尻の取って!出させてぇ!!」
周りの事もわき目も振らずに懇願するフレイア、お腹の形が変形するぐらい中のいる物体は
激しく暴れさらに二つの穴にはしっかりと栓をされているのだ
「ぐ・・ぅ・・ああう!!おふ・・」
脂汗を流しながらも耐えるフレイア、そしてそれを静かに見ている仮面が一人
「おにいさん!ごめんなさい!ごめんなさぁい・・」
「反省しているか?」
軽く椅子に座りながらロカルノが静かに言う、それにフレイアは何度も頷く
「はい!もう暴れません!暴れないからぁ!あああああっ!お腹がぁ!!」
「・・ふぅ、とりあえずは許してやろう。セシル・・ようやく目が醒めたか」
ゆっくりと席を立つロカルノ、フレイアの肩を抱きながら寝そべっているセシルに声をかけた
「な・・何やっているのよ・・ロカルノ」
「おしおきだ。お前達には普通のことをやっても物ともしないだろうからな」
「だ・・だからって・・フレイアと私に何をしたのよ・・」
お腹を動き回る得体の知れない物に流石のセシルも怯え気味
「何・・か。まぁ見ればわかる。フレイア」
ゆっくりフレイアの身体を前に倒す、お尻に刺さっていた凶器が抜けそこを開放した
っと言っても前の凶器がしっかりと食い込んでいるために身動きが取れないのだが
そして

ブシャ!!

「や・・!出る!でちゃうぅぅぅぅ!!」
ロカルノに支えられ尻を突き出す形のままフレイアが叫びその尻からは直径5cmはあろうかと思われる蟲が勢い良く噴出す
腸液に塗れたそれは大きく一匹だけでもかなりの大きさだ
「ひゃあ!!あああああああああああああああ!!!!」
蟲は一匹だけでなく何匹もグジュグジュと濡れた音を響かせながら出てくる
それは言わば蟲の出産、セシルも気味の悪い黒ずんだ蟲に怯える
「こ・・こんなものが・・」
「腹中蟲・・っいう奴だ。腹で孵り老廃物を食って大きくなる。まぁある程度大きくなればすぐ出て行くのだがそれだけでは私の気がすまない」
・・故に出口を塞ぎ腹に蟲を宿したおぞましさを継続させていた
「はぁはぁ!!や・・蟲・・いやなのぉ・・」
すでにお腹は元のサイズに治まったフレイアだが最後の一匹と思われる蟲が完全に尻から
出てこられず引っかかっている
「・・ふむ、奥にいたからその分成長しすぎたか」
「取って!取ってぇ!!避けちゃうのぉ!!」
菊門を通れず暴れる蟲にフレイアも息も絶え絶え・・
「ふっ、ならば望み通りにしてやろう」
「え・・?」
不意にロカルノがその蟲を掴んだを思ったら

ズズズズズ!!!

「ひゃああああああ!!!」
力任せに引っ張りだした!余りの刺激にフレイアは仰け反り秘部を貫かれたまま
失神してしまった
「・・・・次はお前だ、セシル」
引っ張り出した蟲を放り捨てるロカルノ、フレイアの腹から出てきた蟲達はビチビチと跳ねていたが直に動かなくなっていく
「あ・・ああ・・」
「お前にはフレイアよりも多めに卵を飲み込ませた。こんなものではすまんぞ」
気絶したフレイアを木馬から降ろすロカルノ・・だが言葉はかなり冷たく・・
「何でよ!?ロカルノはこんなことしないでしょ!」
「本来ならばな、・・・最近のお前達の行動は見るに見かねていた。ここいらできちんとさせておかないと手がつけられなくなる」
「だからって・・こんな蟲を使うなんて・・酷いわ・・」
ロカルノの気迫に圧倒されて声が小さくなるセシル、全裸で拘束されているのだから迫力もあったものではない
「お前が納得する方法でどうする?それに・・これからが本番だ」
軽く笑うロカルノ・・否、仮面の悪魔
それにセシルが心の底から恐怖を覚え・・
「お願い!もう暴れないから!ゆるし・・っいた!!!」

ゴリュ・・ゴリュ!!

許しを乞おうとした瞬間、お腹の異物感が強くなる。
「いやぁ!お腹で暴れているぅ!!いや!いやぁ!!」
普段やりたい放題なセシルが少女のように泣き喚く、この光景を見たい人は国内外でも
多数いることだろう
「そのくらいで私は満足せんぞ
『人の闇に伝わりし性戯の召喚 伸縮自在な触手にて罰を与えん・・テンタクス!』」
ロカルノにしては珍しい召喚術
っというかとある文通を盗み見てマスターしたなんちゃってな代物だが、
難易度が高くないようできちんと発動!!
同時にセシルが寝ている周り一帯に黒い霧が出てきた
そして

ジュルジュルジュル!

粘膜を帯びた触手の群が地面から噴出し・・
「な・・なにぃ!?きゃあ!!!」
身動きも取れずに触手がまとわりついてくる・・、その不快感はかなりのもの
しかしそれだけでは終らないのが当然であり・・

ブスッ!

「ああっ!お・・お尻に!!?」
前触れもなく触手の一つがセシルの菊門を貫通、少し入ったところで先端が膨れ上がり
しっかりと固定させた
「さっきも言ったがお前の腹の中にいる蟲は老廃物を食べた後に尻から這い出る。
しかし出口を塞げば行き場がなくもう一度腸の中を這いずりまわる。
ただでさえ大きくなった蟲が出口を塞がり暴れればどうなるか・・フレイアを見てばわかるだろう?」
「・・ああ・・・あ・・」
「数からすればフレイアの比ではない・・がそれでもまだまだお前には甘いな。
このテンタクスは私の思うがままに動く・・蟲と同じようにただただ暴れると思わないことだ」
そういうとロカルノの意思に従い二つの触手がセシルの豊満な胸を根元から締め付け、先端が星型に割れて乳頭に喰らいついた
「!!?何!?おっぱいの中にぃ!!」
「普段はここまで犯せないからな、乳腺も弄ばれろ。・・・おっと、肝心なところを忘れていた」

ズブッズブズブ!!

「はあああ!!ひゃ!ひゃめてぇ!あああっ!!」
数本の触手が一斉のセシルの中に侵入・・・ランダムに暴れまくり彼女を狂わす
残った触手は彼女の身体にへばりつき身動きを取れないようにしっかりと固定させた
「さて、腹に蟲を宿し胸を犯されそれだけの触手が入り込んでいるんだ。流石のお前でも
きつかろう」
「いやぁ!お腹がぁ!胸がぁ!!止めてぇぇ!!!」
もはや金髪の悪魔と畏怖された女性ではなくそこにいるのは強烈な罰に涙を流し許しをこう
哀れな女性と化していた
「ふっ、何を・・。普段は他の女にもっと強力な攻めをしているんじゃないのか?」
「してない!だから・・もう止めて!!コ・・コワれる!!」
「お前ならば大丈夫だ。それに、止めてほしければもっと別の言い方があるだろう?」
「ご・・ごめん!もう暴れないからぁ!許してぇ!ああっ!お腹・・いたぁい・・!!」
胸は形が変わるほどに嬲られ秘部が相変わらずの数が侵入しているのだが一番苦痛なのは
腹で暴れる蟲らしく先ほどに比べたら大きくなった腹の動きがさらに激しくなっている
多くの蟲が入り混じって這っているために想像を絶する刺激が走っているようだ
セシルは堪えきれずに涙を流して謝罪・・しかし
「・・やれやれ、口の利き方は騎士学校で習わなかったのか?」
仮面の悪魔、冷徹に膨れ上がった腹を足で小突く

「!!!!!!!!!!!!」

外部からの刺激に腹中蟲は敏感に反応し動きを早めた!
「ゆ・・許して・・ください。ロカルノ・・様・・」
「・・・・・・・、まぁいいだろう。暴れるのはもちろんこれ以上恥さらしな事をするな。いいな」
「は・・はい・・っ!!」
「よし、テンタクス!」
ロカルノの一言で触手は驚くべき速さで引いていき瞬時にその姿を消した
なんとも便利な術である
「はう・・、あ・・の、お腹の蟲は・・」
とりあえず解放されたセシル、とはいえ腹は大きく膨らみ秘部と乳頭からは触手の液体が
とめどなく流れており恥辱激しさを物語っている
「触手は召喚したから制御できる、蟲は産み出すしか取り除けん。
それでチャラにしてやるからしっかりと産め」
「いやっ!そ・・そんなの・・!!?・・あ・・・ああ!出る・・出てくる!!!!」

ブシャ!!ブシャ!!

セシルの尻より次々と出てくる蟲達、ロカルノの言った通りフレイアよりも数が多く
セシルは痙攣を起こしながらそれに耐えていたが、
堪えきれずに途中で気絶した。
彼女の意識が途切れる瞬間まで腹から這い出る蟲の粘っこい音と尻から伝わる快感にも
似た痛みは続いていた

「・・ふっ、鬼畜になるのも悪くはないな」

一人残ったロカルノ、犯し尽され気絶する二人を見て満足そうに呟き後片付けに取り掛かっていった


・・翌日・・
一転、手厚いロカルノの介護を受けたフレイアとセシルはとりあえずは体調は良く
寧ろ隠していた便秘が治ったので心も軽くなった感じだったとか
双方いつも呆れているだけのロカルノの本当の制裁が効いているようで喧嘩もせずに
接するようになったようだ
かく言うロカルノも普段通りに二人に接し、二人とも最初こそ恐れおののいていたがやがて
いつも通りの状態へと戻っていった

結果として良い方向に向かったかと思いきや・・
「おい!ロカルノ!」
「・・んっ?どうした?クラーク」
「食料庫で何やったんだよ!?変な臭いが木に染み付いて全く取れねぇぞ!」
「・・護符で清めても取れないんですよ、これじゃ食料に臭いが染みちゃいます」
「ぬっ・・そ・・それは・・」
オシオキの後に丁寧に掃除をしたのだが結局取れなかったらしい、まぁその理由を
説明するわけにもいかず
「・・すまん」
「ったく、あれじゃ駄目だ。もっかいバラして組み立てるからその分の費用はロカルノ負担で頼むぜ!」
「・・・わかった、だがあの小屋はそのままにして向かいに建てれば良い。あれは・・
また使うこともあるだろうから・・な」

ビクッ!!

隅で聞いていたセシル、その言葉に身体が震えだしたとか・・


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