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オマケ「イリアVSサブノック」


真剣な面で向かい合うのは、モノノフな男と 可憐でありながら似つかわしく・・・
否、一ちょ前に闘気を放つ姿が非常に良く似合う戦士の少女。 開口一番に
「正義っ!!」
 「せいぎ!!」
「正義っ!!」
 「せいぎ!!」
「正義っ!!」
 「せいぎ!!」
「正義っ!!」
 「せいぎ!!」
「正義っ!!」
 「せいぎ!!」
「「だああああああああっ!!!」」
某獣父娘ながらに気合に叫ぶ光景は、戦場に向かう決死の様相をイメージするが、
その実、背景では
「・・・・・・、さ〜〜て、仕事するべぇ〜〜」
毎度の風景で二人が拳振り上げ気合を入れ終わったの確認したみたくホノボノと
農夫のオッちゃんが一伸び後に鍬を肩担ぎに歩いていったり、
主婦なおb オネエサンが微笑ましく見ながら洗濯物を抱えていたり
 「・・・、んで、朝っぱら暑いアノお二人は何やってるんだ?」
と、ソノ父娘と同類に見られたくないのか距離を置いて準備体操がてら身体を解す
一見柔な感の青年に、黒銀の髪が美しい麗嬢と黒髪ポニテで活発娘。
でも、既に御三方と熱血父娘が仲間なのは周知公認の真実ですらか。残念っ!!
と、それに話しかけるのはシャツと普通の白布製巻きスカ姿でも
何処かモノノフの気品を漂わせ優しげな感でショートヘアな女性。
もはや言わずもかな
熱血父娘はサブノックとラミア,御三方はアルとレイブンとマリーのニース自警団。
約一名、緋髪の熱血魔導士タナトスは某所で家事手伝いに忘れ去られているが・・・
そして、もはや誰もツッコミを入れない光景に改めてツッコミ入れるのはイリア。
悪魔崇拝者の陰謀を阻止するも、危うく妾龍の破壊神暴走。
それもラミア嬢の純粋無垢な声によって回避され、普通なら傷も癒えぬ数日後。
否、例え魔導で肉体が一時的に回復されようと破壊神暴走という事実は
ある種その依代であったイリアを病に冒されているかの如く不自由にしていた。
現に、その足取りも重く多少の運動も辛そうなわけなのだが・・・それはさて置き
 「恒例に、気合を入れて正義魂を高められているそうです。
・・・それよりイリアさん、もう動かれてもよろしいんですか?」
ツッコミに返してくれるのは元天使のレイブン。元天使であっても理解出来ないだけに。
 「ま〜ぁね、良かれと思ってした事で迷惑かけてしまった上に
何時までも厄介になるわけにもいかないしな。」
「それは結論。知らなければ最悪の事態になった可能性も・・・」
身体が不調のせいか何処か自虐的に暗い妾龍を慰めるのはアルに、頷くマリー。
 「そうです。人間の身体を持っているとはいえ私に『神の毒』がかかれば
アヤマチを許さぬ純天使として覚醒し、穢れていると人の社会を滅ぼす可能性も・・・」
「「「・・・・・・・・・」」」
それは勿論、天人であったとしても考えられる可能性の一つの話であり
一同、ココにゃ悪魔と破壊神ならず天使もいる超危険な火薬庫だったと改めて実感。
今となっては最早、戒めも要らぬ過ぎし事なのだが・・・
 「でも・・・相変わらずだなぁ サブノックの『正義マニア』は。
・・・やっぱり、チョッくら泣きそうになるくらい揉んでやりますか」
ニヤリ
「「「っ!!?」」」ビクッ
後に三人は語る。 
その時の妾龍の笑みは、純粋な破壊神とは違う人間ならでは魔性の邪悪を思わせた と。

人払いに居間の卓で向かい合って座るのはイリアにサブノック。
そして、窓やドアの隙間では皆々が雁首並べ覗いて聞き耳を立てているわけだが
「それで、改めて御話とは?」
 「迷惑かけた上に世話にもなってるし・・・本来なら口出す事じゃないんだけどね。
 ・・・ラミアの教育にも関係して色々と」
「いや、構いませぬ。我は戦士としても親としても未熟」
 「それ言っちゃ、俺は未だ親ですらないわけだが。
・・・つまり、ぶっちゃけ俺は気に食わない。サブノックが『正義』を多用するのが」
「・・・それは如何いう意味で?」
 「危険だって事さ。武人のサブノックならその心配なのが無用なのは分ってるが、
世界には『正義』というの名の力の元に虐げられる処じゃない人々が数多くいる。」
「『正義』はそのようなものではないっ!! 正義とは」
 「道理にかなっていて、正しい事。 言葉では、それだけでしかない。
例えどんなに『正義』を叫び『正義』を行ったとしても、他者から見れば悪って事も。
・・・酷な言い方をすれば、大局を見ればこの村が禍に見舞われているのも
自身の自然破壊から始った事だし、自然の方からみれば村こそ滅ぼすべき悪で、
人を森から追い払い環境を護る魔物こそが正義。」
とイリアが言い切った処で戸の向うでは暫しガタゴト。
それも直ぐ収まったが、大方マリーが乱入しようとしたのだろう。
 「と言っても俺も人なんで、この村の味方をするわけだが。
・・・魔物を駆逐した時、何が起こるか見ものだな」
脅すなや と沈黙したまま突っ込む面々。
 「まぁ、どんなに正義を唱え行使した処で、結局は独善の押付けでしかないって事。」
「むっ・・・」
 「それが分ってるからウチの連中は、正義を唱えなえることなく
己の信念に基づいて行動し、その結果から悪と呼ばれ疎まれる覚悟もある。
 昔話に準えた例え話をするなら・・・昔、ある村では精霊に生贄を捧げて
暫しの豊穣を約束してもらっていたが、ある時訪れた勇者が生贄の娘を救う為
その精霊を殺し結果、その村は滅んだとさ。 勇者を追い払った後々に・・・
元々貧素な土地を精霊がその程度の代償で救っていたかまでは分らないけど。
でも、人一人犠牲にしなければ生きられないようなら滅んで当然だというのが
ウチの連中の回答。 それでも、数多くの命を取るか尊厳を取るか・・・」 
「そ、それで結局、イリア殿は何を言われたい?」
 「事ある毎に気合を入れるのは結構だが、正義は唱えるものじゃなく黙って行うモノ。
人の数だけあるはずなのに、声上げて唯一つと行われる正義ほど危険なものはない」
「・・・了解した。心に留めて置こう。」
 「それでいい。己が正しいか疑問の余地がある内は道を誤ることはないからな。」
一息に、遮蔽物の向うから漂ってくるのは安堵の感。
まぁ、二人の雰囲気からして掴み合いの殴り合いが起こってもおかしく無い気配だったし、
そうなったら一般人並に体力が落ちているイリアは一方的に陵辱されるのは確実。
もっとも、そんな事ありえないわけだが・・・
 「んで、ある意味これが本題と言えるのがラミアの教育方針について。
余所者の俺が口出しするのは御門違いなのは分かっているが、
俺もラミアを気に入っているんでね。あの子には心身共に健やかに育って欲しい。」
「当然、それは私も同じだ。」
 「・・・ラミア、あの子は純人間として生まれたなら未だ乳飲み子のはずだな?」
「ああ、それが?」
 「なのに、もう戦士なのはサブノックの血筋が戦闘種族だから仕方が無いとしても、
あの子に戦闘以外の事をさせているか? 勉強だけじゃなく同年代の子と遊んだり・・・」
「う、うぬ、それは・・・(汗」
 「サブノックお前は、あの子の戦士以外の未来を閉じる気かっ!!!
んや、戦士としても戦いしか知らぬ者が戦場(イクサバ)でどれ程役立つかっ!!」
それは戦いの場に居て生きる全ての事に目を届けなければならなからこそ分る事。
求めているのは、汎用性を持って万能でありながら特化した術を持たせるという困難。
それは戦いの場が失われることとなっても如何様にも生きる 生きさせる術を持つ。
サブノックが見るイリアは、その主そのままに民から王と呼ばれる者の気配を漂わせ
・・・瞳が神叛者であり法護者であり獣王の 金色龍眼に見えるのは光の加減か?
「うぐっ・・・」
 「親の操り人形と化した子の行き着く先は悲惨だぞ。其処まで行かずとも・・・
子ってモノは意外に親の事を見てるもんだ。親が己に恥じず信念もって行きていれば
黙っていても子は正しく育つと思うぞ。親が反面教師になるかまでは保証せんけど。
要は一つの事に拘らず多面的にモノを見て・・・見せてやってくれってこったな」
「・・・善処しよう」
丸で尊敬する者に全否定されたかのように・・・ある意味そのものなサブノックは
ショックを隠せぬまま呆然と退席して、皆に見送られるのだった・・・。
一方、看破したイリアは爽快な表情そのままに水を一杯
 「(ゴクゴク)・・・ふぅ(スッキリ」
・・・もはや誰の目から見てもイリアがサブノックを苛めていたのは明らか。
イリアが話していた事が正論でも、当人がそれを承知で正しく『正義』の名の元に、
斬・撃。
だから、サブノックが去った方と爽快にくつろぐイリアを体勢変わらず見比べる皆の前
ユラリと立ち上がりイリアの前に立つのは・・・セリアさん。
娘に劣らぬ満面の笑みなのだが、違い漂ってくる気配は剣呑で
前に立たれて気付かないはずもなく、変にくつろいだ格好で硬直に
 「え〜〜っと、何でございましょうか、セリアさん。
・・・もしかして、ダンナ様の仇を討たれるおつもり・・・で?(汗」
 「はい♪ 折角の機会ですから女同士でしか出来ないお話をしましょ♪」
 「あ・・・そ、それは・・・」
困惑にイリアが視線を彷徨わせた先にはレイブンにマリー。二人して拒否に顔を振る。
リーダーたるアルに視線を向けたで帰って来た返事は
「・・・(ボクに一体如何しろと?)」
・・・御尤も。女同士の話に男なんぞが出る幕があろうか。
そういうイリアも一応とはいえ、見た目も立派に女であるわけなのだが
・・・正体が正体だけに、恋愛話を代表としたその手の話は苦手だったり。
んで、最早唯一の希望となったラミア嬢はというと
 「・・・(カタカタプルプルカタカタプルプル」
嘗て見なかった母親の剣幕に小動物みたく震えちゃったりして可愛〜〜い♪

じゃなくってっ!!
こいつぁー――、ひょっとしなくてもピンチですかっ!!?

最早語らずとも以心伝心でイリアの心に頷いてくれる。
てか、これは以心伝心でなくとも見りゃわかりますか?

普通で最も強いのは、戦士ではなく、聖魔や戦乙女でもなく母だというお話。
どっとお払い(チャンチャン♪


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