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「ある雨の日に」




大国ハイデルベルクにある小さな町プラハ

気候は比較的安定しており住みやすい環境が整っているものの

年に何度かは強い雨に見舞われる事がある

相手は自然、それは仕方がない事でありそれに備えるのも人の知恵である

 

「今日で・・3日目か。今年は長いもんだなぁ」

 

「そうですねぇ・・、でも今年は雨が少なかった分これでちょうどよかったんじゃないですか?」

 

プラハの町外れにあるユトレヒト隊の館・・

強い雨が今日も降り注いでおり面々は館の中で一日を過ごしている

冒険者であるならば天候など本来ならば関係ないのだがやはり、雨に打たれて仕事をするのは体にとっては毒

不定期に依頼を受けて生計を立てている彼らにとってはこの時期はのんびり休みを取る事にしているのだ

「しっかし・・こうも外に出ないと体がなまってしょうがないなぁ」

ソファに足を投げ出して欠伸をするはリーダーであるクラーク

ラフな格好のままだらしなく横になっている

「その分夜に動けば問題ないじゃないですかぁ♪私はいつでもオッケィですよぉ♪」

その隣でお茶を淹れながら大人の話題を振る少女キルケ・・

メイドな服装にも板がついており一人でイヤンイヤンと首を降っている

一同集まっているのは談笑室、他の面々もやる事がないのか集まっており

何ともなしに一日を送っている

「しかし、兄上の言う通りこうも雨が続くと鍛錬もできませんね」

礼儀正しく正座をして椅子に座っている隻眼の美女クローディア

着流しがよく似合っており湿気が多くとも凛々しさが感じられる

「雲の流れからして明日一杯は青空は期待できんな・・」

優雅に仮面を付けて優雅に茶を飲むは仮面の貴公子ロカルノ

彼にしてみても雨というのは決して歓迎すべきものでもないらしく

珍しく機嫌が良くない感じである

「鬱陶しいのぉ・・何なら雨雲を吹き飛ばしてやろうか?」

「いけませんよ、メルフィ様。自然は自然のままである事が当然です」

腕を組みながら大いばりな巫女服姿の少女メルフィ

桃色のおかっぱ髪に額からは鋭くのびた角、一種異様な姿で言っていることも物騒なのだが

それぐらいの事は簡単にしてのけるだけの力は秘めている竜の娘

そしてそれをたしなむは漆黒のドレスと紫の髪が見目麗しい淑女アミル

メルフィのお目付役であり穏やかな風貌とは裏腹に本性は国一つ軽く滅ぼせる飛翔する竜である

 

「いいじゃない〜・・やっちゃってよぉ・・」

 

そしてそんなメルフィの提案に賛成するはテーブルにつっぷしたままでまるで糸が切れた人形のような状態のセシル

長い金髪が美しい彼女なのだが今はその気品もくすんでいるようであり声も沈んでいる

「物の見事に廃人化してますね・・」

「だな・・ってかそんなに鬱陶しいなら実家に帰れよ・・」

セシルの実家、それ即ちソシエの豪邸であり南の孤島にて優雅なるバカンス状態とも言える

多少過ごしにくい今の館に比べて見れば極楽とも言えるかもしれないが・・

「いやよ、生きてる方がマシだもの」

どんよりと曇った目でクラークを睨むセシルなのだが迫力よりも怨念じみた力が篭もっていて変に怖い

「・・でも、セシルさんは何故そこまでけだるそうなのでしょうか?」

ロカルノのティーカップにお茶を注ぎながら首をかしげるアミル

訊くのは当然そのカップの主・・

「さてな、外で遊べないのが嫌なのか、髪が湿気て嫌なのか・・まぁ繊細な悩みではないだろう」

「う〜る〜さ〜い〜」

「まぁ、死者は放っておければいいじゃろうて。にしても独特な気候じゃのぉ・・これは興味深いもんじゃ」

廃人を放置しておきながら窓を見る竜娘

彼女が住んでいたのは天高き山の中であり下界の気候に関しては知識はあれども珍しいらしい

・・まぁ、大空を駆ける事のできる者にとっては余り興味も湧かない事ではあるだろうが・・

「そうですか?私達の国に比べてみればまだ大分マシだと思うのですが・・」

「・・だよな・・」

苦い顔をするは島国出身の2人、それでも懐かしさを帯びているのはやはりそれが故郷だからであろう

「マシ・・っという事はカムイではこれ以上の長雨があるのですか?」

「ええっ、そうですアミルさん・・。カムイではこの時期おおよそ一月は雨が続きます。

それが農作物を成長させる貴重な栄養となるのですが、住まう者にとっては一年で一番住みにくい時期と言えたでしょうね」

淡々と説明するクローディアに対し隣のクラークも唸りながら同意の模様

「ありゃ・・なぁ・・。湿気むんむんで蒸し暑いのなんの・・悪天候に慣れるための鍛錬と思えばまだよかったけど

寝る時は難儀だったよなぁ・・」

 

「・・生き地獄ね・・」

 

想像しながら悶絶するセシル、その時期のカムイはどうやら彼女にとっては実家と同レベルらしい・・

「そんな長髪していりゃ余計にな・・。ってかロカルノも蒸れないか?仮面付けてて・・」

「問題ない、除湿の魔術を掛けているからな・・」

 

(((器用な術を・・・)))

 

仮面マニアここにあり、取ればいいぢゃんと思いながらもスタイルを貫く姿は美しさすらあった

「・・あっ、仮面と言えばロカルノさん、この間のあれは結局どうしました?」

「ああ、あれか。コレクションに加えているが装着は止めておいた」

キルケの問いかけに実に残念そうな声を上げるロカルノ・・

彼にしては珍しい雰囲気なので彼を想うアミルも気になってしまう

「なにか・・あったのですか?」

「ああっ、この間遺跡調査中に仮面を見つけてな。

白く美しく額に二つ角がある芸術的な仮面なのだが呪詛がかかっているのが一目瞭然だったんだ

それでキルケに調査を頼んだが・・」

「あれだけ禍々しい仮面は初めてですよ、かけられている呪いもすごかったですし・・」

「ふぅん〜、キルケがたじろいでロカルノが装着を躊躇うほどの呪いか・・どんなんだ?」

「・・・一途な女性にフォークで突き殺される呪いです」

「・・・はっ・・?」

目が点になる眼鏡侍、だが2人の表情は真面目そのものであり・・

「妙な呪いですが凄まじいまでの想いが込められています。ですからそれだけ具体的な内容になっているんですよ」

「──そうだな。それだけその仮面の主に対して想いを寄せていた者がいたという事だろう」

「フォークで突き殺したいという願望を持っているって事だろう?美談・・なのか?」

「その手の感情は表裏一体だ、十分過ぎるほど美談さ・・」

しみじみとそう言いお茶を飲む仮面男、

実に優雅な姿なのだが話題が話題なだけにマトモな人に見えないのはご愛敬である

「・・にしても、大陸にもこのような長雨があるとは驚きでしたよ」

「んっ?そうか?ここらは雲が西から東に流れるからなぁ・・

今降っている雨も東に移動してカムイに降っているんだぜ?」

「そう考えてみれば、世の中狭いものですね」

「そうだなぁ・・長雨が終わればカムイは夏だ。久々に向こうで寛ぐか?」

兄の提案に妹の顔は自然と綻び、首を縦に振る

そもそもこの妹は兄に対して否定をする事などほとんどないのだ

「カムイですかぁ〜、話題には良く出ますけど私も行ったことがないですねぇ・・

皆さんは行った事ありますか?」

「私とメルフィ様はありませんね・・距離的な事で言えばすぐなんですが・・」

「文化的には気になるがの、小さい島国で着地がし辛いんじゃよ」

竜ならではの悩みとでも良いのか、興味はありそうなのだが行く気はない様子の竜娘達

「セシルさんは〜・・どうです?」

「ん゛〜?そういやないわねぇ・・、まぁ長雨があるのがわかっているなら行きたくもないんだけど・・」

「あはは・・、ロカルノさんはありますか?」

「数回出向いた事はあるな」

意外な答えを出すロカルノ、それにクラークもクローディアも少し驚いた模様である

「お前が?何しに行ったんだよ?」

「槍の鍛錬だ、カムイの文化自体にはさほど興味があるわけでもないさ」

「槍・・ですか。私と同じ武者修行ですか?」

兄に続き問う妹、今でこそ兄の奴隷っぽくなっているが元々は武者修行で大陸に来ている経緯を持っている

しかし結果としては闇雲に旅を続けるよりも一騎当千に囲まれて日々を過ごしている今の方が腕に磨きはかかっていたり・・

「いやっ、そうではない。私が教わった槍は東国の流れを汲んでいるからな・・

槍の技術は盗んだもの故に磨きをかけるには本家を尋ねるのが一番と思い出向いていたのだ」

「へぇ〜・・ロカの槍って東国のなんだぁ・・」

「──興味がないのなら無理に会話に加わらなくてもいい、クラークならば気はついていただろう?」

「ん〜・・まぁな。そんな感じはしていたけど・・」

「???クラークさん、違いってあるのですか?」

「おうっ、大陸の槍術と東国の槍術ってのは結構スタイルって違うんだよ。クローディアはわかるか?」

「違い・・ですか。すみません・・そこまでは・・」

兄の問いに応えられずシュンっとするクローディア

その様子にロカルノは静かに笑みを漏らした

「クローディアはこちらで戦場に出た回数が少ない分仕方ないさ。

大陸の槍術というのは騎馬戦を基本としているのが特徴だ、よって柄が長く刺突を正確に行う技術に優れている」

「対し東国の槍術は歩兵が単独で扱う事を想定しているんだ、

だから刃以外にも柄などを使って巧みに立ち回る事に優れている

まぁロカルノの場合は東国流とは言えども騎馬でも騎竜でも活かしているから関係ないだろうけど・・」

「そうでしたかぁ・・、じゃあその流派に学び直したって事ですか?」

「・・まぁな。もっとも・・真っ当な場所ではなかったために学ぶような余裕はなかったが・・」

「それなら観光目的とかはなねぇよな。うし、皆・・長雨が終わったらカムイでバカンスと行かないか?」

珍しくリーダー的に提案を行うクラーク、もちろん彼の提案には必ずYESな女性2人は笑顔で首を縦に振る

「そうじゃのぉ、妾も気になってはいた!勉強がてらじゃ・・付き合ってもいいぞ!」

「それならば私も同行します。

地理に詳しいクラークさんとクローディアさんが一緒ならば着地できる地点も見つかるでしょう」

メルフィとアミルは賛成の様子で桃色の方は早くも血が滾っていらっしゃる

「たまにはそんな趣向もいいだろう、セシル・・お前は留守番でもしておくか?」

「・・・いくわよ〜・・」

ジト目で抗議するものの普段の迫力は全くないセシル、

動こうともしないところ相当重症なのかもしれない

「ん〜、ってかセシルは来なくていいんじゃねぇか?カムイの静寂には不似合いだ」

「あぁ〜?」

「・・それ以前に、セシルさんが望むようなほど華やかなものはありません」

「そんなに何にもないの〜?」

「賑わいを求めるならばルザリアに行けば良い。カムイで一番賑やかな都よりもまだ騒がしいさ」

「そこまでの違いなのですか?」

「元々は自然との調和を重んじる風土を持っているからな、

悪戯に土地開発をしない分経済的に発展しているとは言い難いのがカムイだ」

「ロカルノの言う通りだ、その反面自然ってのは一見の価値がある。

ほとんど手を付けていないところなんてのは秘境とまで言われているからな」

「なるほど・・、あっ・・そう言えばギルドの依頼でもカムイの秘境探索が多かったですね」

「冒険者が挑むにはちょうど良い場所のようですね、危険も多いようですが・・」

「今のここよりかはマシよ〜・・ってかロカ、何とかならないのこの湿気〜・・」

「涼が欲しければ自分の剣で何とかすればいいさ。

まぁ・・腹丸出しで寝て体調不良になっている分無理は禁物ではあろうだろうが」

「・・人事だと思って・・」

「っというか子供ですね・・セシルさん・・」

「ああ・・」

あきれ顔なメイド&眼鏡・・

しかし何時も臍丸出しなルックスなために髪が長い事を除けばそれほど暑苦しい訳でもないのが彼女の容姿

見た目的に心配した方がいいのは寧ろ・・

「なぁ、アミル・・。その格好暑くないか?」

「・・えっ?私ですか?」

漆黒のドレスを着込んだ淑女アミル、魅惑の股体を黒一色のドレスが包んでおり背中などは大きく露出しているものの

湿度が高いこの時期にとっては見ていてもやや暑さを感じてしまう

「ふっ、妾達の服は魔力によって構成している物じゃ。

手触りなどは実物と同じじゃが通気性などの性能は自分でコントロールができる

気にする事ではない」

「でもそれだとお洒落もしにくいじゃないですか?

あっ、そうだ!たまにはアミルさんもコスチュームチェンジしてみませんか!?」

「ふぇ!?で・・ですが私に似合う服など・・」

戸惑いを隠せないアミルなのだがチラチラとロカルノの方を見ているあたり、

そういう願望は大いにあるらしい・・

「体格で言えばクローディアと一緒ぐらいじゃないか?

カムイに行くなら試しにクローディアの着物でも着たらどうだよ?」

「き・・着物です・・か・・。ですがそれではクローディアさんに・・」

「私の事ならばお気になさらず。替えはキルケに作ってもらっていますので・・」

「そうですそうです♪じゃじゃ!愛するロカルノさんのためにコスチュームチェーンジって事で♪」

「あ、愛するだなんて・・ちょ、ちょっと・・キルケさん・・!」

慌てに慌てるアミルを後ろから押して談笑室から消えていくキルケ

こと着せ替えに関する事でこの娘はかなりの押しの強さを見せる

「まぁいつも同じ服というのも飽きるじゃろうからのぉ・・」

「ってか魔力で出来てるんなら自分で服装変えられるんだろう?」

「まぁの、じゃがそのためには服のイメージという物が必要となる。

妾達はファッションには疎いからの」

っと胸を張って自慢げに話す年がら年中巫女服姿の竜娘・・

「ファッション通な竜ってのも変なんだろうけど・・な」

「でもぉ・・足にまとわりついて動きにくくないのぉ・・東国の服も・・」

死に体なセシル、少しはマシになったのかゆっくりと体を起こして会話に参加する

・・が、目が死んでおり髪の毛ボサボサで不気味さ全開である

「そうでしょう・・か?まぁ、生足をさらけ出すのは・・あそこではふしだらな事ですので・・」

っと生足丸出しなケダモノに気まずそうに説明するクローディア

行儀云々はあるものの東国では女性は肌を露出する事は基本的には好ましくないとされている

宗教的な意味合いもあるらしいのだが、無信仰なクローディアでもそれを守っているところもはや文化とも言える

そのために、東国女性は色白が多く体の線が非常に美しくあるのだが・・

「・・ふ・・ふふ・・言うじゃないの、クローディア・・」

「っか、お前が露出激しいだけじゃねぇか・・。臍丸出しで動き回る女なんざお前か女盗賊ぐらいだっての」

「失礼な、溢れんばかりの美貌を振りまいているのに・・!」

「遊女と勘違いされるのが関の山だ。

最も・・セシルがドレスを着込んだ姿なんぞ、違和感があって見れたものでもないか・・」

「ロカぁ〜・・」

恨めしそうに睨むケダモノだが、それも自業自得。

見た目は絶世の美女なのに台無しにしているのは当人の責任であるのだ

っとそこに

 

「はいは〜い、皆さんお待たせです〜♪」

 

毎度の事ながらのやり取りに談笑していた面々に、満面の笑みを浮かべたキルケが登場

しかしアミルの姿が見えない

「おっ、完成したか・・でっ、アミルは?」

「扉の後ろですよ♪さぁ・・アミルさんどうぞ〜♪」

上機嫌にキルケが扉を開けた先、木造の廊下に彼女は立っていた

「・・あ・・の・・」

相当恥ずかしいのか頬には朱が乗っている、それもそのはず

身に纏っている薄桜色の着物はクローディアのもの・・それをそのまま着ればどうしても胸元が窮屈になる

普通ならばサイズが合わないという事なのだがそこはキルケのコーディネイト

胸元を大きく露出させそれを着こなしている

そのために大きな膨らみの頂上が見えるか見えないかギリギリのラインまで露出しており

その姿は正しく娼婦、紫の髪も後ろで結い髪飾りを刺しており妖艶な雰囲気を醸し出している

「ほぉ・・、中々似合っているな」

一同沈黙の中、ロカルノが声をかける

「は、恥ずかしいです・・」

頻りに照れるアミル・・だが周囲の反応は薄い

クラークはどう表現していいのかわからず、クローディアは自分の胸に自然と手が行き敗北感に打ちのめされている

メルフィは雰囲気がまるで違う彼女に呆然としており、セシルは目が点に・・

「いえいえいえ〜♪似合ってますよ♪雨ですし、しっとり汗ばんでいてすっごくエッチですぅ」

「そ、そんな・・」

「そんな事ないですよ♪さぁ、ロカルノさん〜?」

「・・やれやれ、そこまでお膳立てされては応えん訳にもいかないか。

せっかくだ、アミル。今日は一日そのままでいてくれないか?」

「ロカルノさん・・はい・・」

恥ずかしながらも幸せそうに笑うアミル、そんな彼女の手をロカルノは握り2人静かに談笑室からフェードアウト・・

「・・ねぇ、キルケ。やっぱり男って大胆な露出よりもチラリズムを求めるの・・?」

残されたセシルさん、ややコワレタ笑みを浮かべてキルケに尋ねている

「時と場合によるんじゃないですか?」

「・・そうね・・あぁ〜・・もうどうでもいいわ・・お休み・・(ガク)」

淑女の攻めと雨の鬱陶しさにパツキンケダモノ、ノックアウト・・

机につっぷしてそのままピクリとも動かなくなった・・

 

「・・変わるもんだなぁ、ほんと・・」

 

その中でしきりに感心するもう一人の男・・

「あ、兄上・・。兄上は・・あのように豊かな胸部が・・お好きですか?」

「うぇ?あ・・いや、そうでもない・・かな」

「そうですよ、クローディアさん。

私もクローディアさんもそんなに大きくないのにクラークさんったら貪り付いているんですから♪」

「そうだ。俺は2人の胸が好きだぞ?」

「兄上♪」

「じゃあ、もっと好きになってもらうように今から豊胸マッサージをしてもらいましょう♪」

「今から・・か?まぁ雨だし・・いっか」

「で、では参りましょう」

ヤル気満々の2人に腕を掴まれクラークさんご退場・・

行くのは当然2階の自室であり、ヤル事は一つ・・

 

そして

 

「・・む、むぅ・・何やら皆に変なスイッチが入ったようじゃのぉ・・セシル?」

 

何が何だかわからないメルフィさん、異様な空気に圧倒されながら動かなくなったセシルに尋ねるも

「知らないわよ、子供はさっさと昼寝でもしなさい・・」

当人不機嫌真っ最中な訳であり・・。

 

結局の処、今日もユトレヒト隊の館は様々な感情が入り交じってましたとさ・・



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