『rest day』
それは激戦を終えた戦士達の束の間の休息・・
平穏を取り戻した都市のありふれた日常・・
かつて世界は核兵器により滅びかけた。
誤ったパワーバランスと人の手に有り余る力は世界を毒で満たしていった
戦後、かつての世界を形作った国家が壊滅した後で突如としてある天才集団が現れ
放射能汚染を除去して行きようやく世界は落ち着きを取り戻していった・・
旧アメリカ国中部、セイロンシティ
内陸に位置し気候が穏やかなこの地にある巨大な都市でこの大陸一の規模と言っても過言ではない
そしてそこはアメリカ国崩壊後様々な人種が集まり発展してきた故に様々な思惑が渦を巻いていく
それ故にこの都市では貧富の差が激しく光と影ははっきりと別れていた
強盗、殺人は当たり前であり人々は銃を片手に生活を送るのが当たり前になっていた
・・しかし、とある一件でその「日常」に変化が生じる
かつてセイロンシティを支配していた「カンパニー」が崩壊してからというもの、治安が安定してきているのだ
だが、それでも銃が不必要な社会にはなっておらず
街にガンショップが幾つも立ち並ぶ光景は以前のままであった
・・・・・・・
「ようし、完成だ!」
繁華街の中に最近開店したガンショップ『クリムゾン』にある作業室にて店主のライオットが汗をぬぐい一息つく。
店を任されるにはかなりの若さであるのだが小さいながらもこのガンショップは非常に繁盛をしている
何故ならセイロンシティにて一番勢力のある銃器メーカー、
ルドラ・インダストリーの最新モデルがすぐに店頭に立ち並び
ライオットの説明も非常にわかりやすいからだ
それ故に店内には常に来客があるのだが今日は定休日であり一人銃の調整を行っていた
短めの黒髪に黄色肌が特徴でありどこにでもいそうな好青年、
着ている物も質素であり油で黒く汚れていた
「何が完成なの?ライオット」
そんな彼に対して後ろから軽く声をかけるは銀髪のボブカットをした可憐な少女
ジーンズに黒いタンクトップという身動きのしやすい格好で興味深げにライオットを見つめている
「え・・ああっ、自作で銃を造っていたんだよ、アザリア」
「へぇ〜、でも自作でもリボルバーなんだ・・。ウルムナフの趣味が移ったの?」
あきれ顔でそう言う少女アザリア、作業机に上に置かれているは銀色に輝く小型のリボルバー拳銃であり
グリップが木製でシンプルながらも美しい出来となっている
「いやっ、オートマティックは製造が難しいからね。僕の腕だとリボルバータイプの方が良いんだよ。
その分パーツ設計はちょっと拘ったんだ」
「ふぅん・・じゃあスティンガー弾使用だとか?」
「いやっ、あの弾は貫通性がずば抜けている分銃に対する負荷も相当なものなんだ。
だからそれ専用のカスタマイズが必要になってきてバランスが崩れてしまう・・
まぁウルムナフさんは敢えてバランスを崩しているような感じだったけど」
「じゃあ、何が特徴なのよ?それって」
「そうだね、特徴がないのが特徴・・かな」
「・・はぁ?」
「ウルムナフさんとは違って僕はあくまでバランスに拘ったんだよ。
突出した威力はないがいかなる状況でも対応できるはずだ」
「何だかライオットらしいわね、あっ、それよりも私の調整終わっている?」
「え・・ああっ、今日はその日だったね。もう終わっているよ・・はい」
そう言い棚から取り出したのは長めのジュラルミンケース。
軽くロックを外して中を開くとそこには黒光りした狙撃銃のパーツが衝撃吸収材の中に埋め込まれていた
「ありがと♪でもフォックスさんも驚いていたわよ?
PSG1の性能を落とさずにここまで軽量化するのって大変なんでしょう?」
「使用素材を変えればそれほど難しくはないよ。
もっとも・・それによる設計の変更には少し手を焼いたってウルムナフさんが言っていたけど・・
でっ、どんな感じなんだい?」
「そりゃあ難しいけど・・フォックスさんって教え方上手だから上達はしている気はするわ」
「そうか、スナイパーの訓練なんて相当な技術がいるからね・・」
「まぁね・・でも、接近戦じゃあの馬鹿女には勝てないからせめて・・ね」
「・・え゛・・アザリア・・ひょっとして狙撃を習っているのって・・」
「冗談よ、冗談。それじゃあちょっと行ってくるわね♪」
ニッコリと眩しい笑みを浮かべケース片手に出て行くアザリア・・
対し・・
「──なんだか、怖いなぁ・・」
彼女のスキルアップが間違った方向に向かわない事を切に願うライオットであった・・
────
「とりあえずは、俺はカタナなんて興味がねぇから旧国軍の隠密精鋭部隊使用のモデルで拵えたぜ?
材質はミナニウム。前に説明した刃物に特化したレアメタルだ」
「随分小振りねぇ、まぁ・・暗殺を生業にしていちゃ余りでかい得物だと問題はあるのでしょうけど・・」
所変わってルドラインダストリー本社ビル内
関係者以外の立ち入りを厳禁している研究室フロアの一角でやたらと物騒な会話が聞こえてくる
一人は白衣姿でボサボサの黒髪が特徴な男、一人は蒼い髪が特徴で気の強そうな瞳が印象的な中華服の少女・・
「あのなぁレイチェル、お前らと違って国の暗殺部隊ってのは銃器がメインなもんだ。
こいつは戦闘以外を想定して万能タイプなんだろうさ」
「でも玩具のナイフみたいよ?ウルムナフ」
レイチェルと呼ばれた少女が言うようにそれは1つの金属片を加工した小さな刃であり
見ようによってはペーパーナイフのようにも見える
「だが殺傷能力は高い、投擲にも優れているぜ。そこらの計算はそれなりにしていたって事だろう・・
まっ、人質になった時に拘束具を切断したり、不意打ちで急所に突き刺したりするのが専らだったらしいからな」
「ふぅん・・じゃあちょっと試させてもらうわね」
そう言い玩具のナイフを軽く手に取ったかと思うと次に瞬間には彼女の手より刃は鋭く空を切る
一瞬にして放たれたナイフ・・目にも止まらぬ速さにてフロアの柱へと駆け・・スッと刃が埋まった
「・・材質が良いのを考慮しても人間業とは思えねぇな・・」
「そうでもないわよ・・でも予想以上に良い切れ味ね。そのミナ何とかって言うのが良かったのかしら」
「ミナニウムだ。まっ・・こいつぁRJ技術によって出来た超レアメタルだからな」
「じゃあ、ルドラの銃もこれが使われているの?」
「そう簡単に行くかよ・・。こいつぁ軽量かつ頑丈で刃物にゃ向いているが加工がすこぶるやりにくい
刃を研磨するのにも時間がかかるぐらいだ・・銃の複雑なパーツなんてとてもできたもんじゃねぇ。
そうした点でもエルトリウム合金製の方が総合的には最高って言われているんだよ」
「一点豪華って訳にもいかないのねぇ」
面倒くさそうっと鼻で息をつきながら壁に深々と突き刺さったナイフを抜き取るレイチェル・・
「銃ってのはお前が思っているよりも遙かに繊細なもんなんだよ・・。
扱っている奴に下品なのが多いからそんな印象もあるんだろうけどな」
「・・あらっ、自分の事を言っているの?」
「───あのな・・」
「冗談よ・・じゃあ、ひとまずはこれを10本頂戴するわねぇ。お代は・・・」
『研究への協力料からの天引き・・ですかね?』
悪戯っぽく笑うレイチェルの言葉を遮るように落ち着いた男性の声が・・
見れば穏やかな印象を与える一人の青年の姿がそこにあった
糸のように細い目が特徴なのだがそれが自然に見えてしまう
「その通り♪話が早いじゃないの〜ファルガン♪」
「・・まぁ、毎回それでゆすられているようなもんですからねぇ・・」「・・だな」
「なぁに言っているのよ!私は『コード・レイチェル』の唯一無二の研究素体なのよぉ?
毎回素っ裸にされて水槽の中で視姦されてるんだから当然よ」
ライオットにも見せた事ないのに〜っとわざと泣く振りをするレイチェルに
ウルムナフが煙草の煙を吐きながらため息をつく
「・・研究員がそんな目で見るかよ・・。
まぁ経費でまかなえなくなりゃ石動達が文句言ってくるだろうし・・それまでならいいか・・」
「きゃ〜♪ありがと〜♪じゃあこのミナ何とかでカタナ造って?」
「・・あのな・・」
「私のじゃないわよ。ライオットのため♪
あいつったら銃にばっかり夢中になって肝心の暗殺術がてんで駄目なんだからねぇ」
「はいはい、わかりました。それも経費で落としておきますよ。
・・それよりもレイチェル、ご存じですか?アザリア嬢のスナイプスキルが急上昇している事を・・」
アザリアという単語に敏感に反応するレイチェル、
さっきまで満面の笑みだったものが一転して暗殺者の目に変化した
「んな事知らないわよ」
「お〜お〜・・恋敵にゃ容赦ねぇなぁ・・。でっ、結構なもんだったのだろう?」
「軽量PSG1によりブローイングポジションの長時間維持が可能になったのを差し置いてもかなりのものだそうです。
・・なんせ、プロが目を丸くしていましたからね」
「やめてよねぇ・・あの女の話題なんて」
「でもこれが関係ないとは言えないだろう、
あの嬢ちゃんにそんな隠れた才能があったとは考えにくい・・でっ、調べたんだろう?」
「ええっ、彼女の体から微量ながら反ES細胞による感染が確認されてます」
「・・えっ?ファルガン!どういう事よ!!」
「・・・まっ、説明するには下世話な部分もありますね」
そう言い軽く手を上げてはぐらかすファルガン・・そして怒れる暗殺者はもう一人に説明を要求する・・
「ウルムナフ・・?」
「ナイフをちらつかせて脅すな・・ったく・・。
まぁ考えられるのは誰かさんからの射精や飲精によって細胞が影響を及ぼしたんだろう
輸血や皮膚移植なんざぁそうそう世話にはならないからな・・」
「飲精ですってぇ!!あのガキィ!!」
「おっと、その様子だとレイチェルはまだのようだな?
積極的にならねぇとリードされたまま・・(スコン)・・おお、怖っ」
おちょくるウルムナフの言葉を遮るように最硬度のナイフが飛翔し彼の頬を浅く切って壁へと沈んでいく
「・・急用を思い出したわ・・じゃ、私はこれで・・」
不穏なオーラをまき散らしながらゆっくりと研究室を後にする最強の暗殺者・・
残された2人は・・
「さて、この後の彼女の行動ですが・・私はアザリアに襲撃する方にジン2杯分で」
「甘いなぁ・・俺の予想だとライオットの胸にダイブして逆レイプだ。5杯賭けるぜ?」
「・・ではっ、その結果は彼の悩み相談の際に聞くとしますか」
完全に他人事として仲間の不幸で賭け事を行うのであった・・
一方、その頃
ルドラ本社ビル最上階にある社長室では異様な面子が揃っていた
「・・ふふふ・・軍隊上がりにしてはやるではないか。ヘンドリクセン君」
「へへっ、戦場じゃ頭が使えない奴から死んでいくもんだぜ?社長さんよ」
豪華な事務テーブルで向かい合わせになるは恰幅の良い老人とアゴ髭を生やした金髪の男性・・
そして2人の間にあるのは・・・木製の古めかしい将棋盤・・
「じゃが、ここまでだ!わしのターン!わしは『飛車』を3マス進め敵『歩兵』を撃破!
さらに敵陣地に踏み込む事によってフィールド効果『成金』を発動!!
これにより『飛車』は上下左右以外にも斜め四方に行動が可能となる!
次のターンでプレイヤーに王手じゃ!」
「させるかよ!俺のターン!ドロー!俺は手駒から『歩兵』を取り出し『飛車』の侵攻ルート上に守備表示で召喚!
これにより例え次ターンで歩兵を倒そうともその場で攻撃フェーズが終了するために飛車を返り討ちする事ができる!
・・ターンエンドだ!」
「うぬっ!?やるな・・ヘンドリクセン君・・」
「へへへへ・・この歩兵は例え倒されようとも二階級特進だ・・悔いもあるまい」
「流石は元軍属・・目的のために時として非情になるものよ・・」
手に汗握って盛り上がっている大人2人・・そこに・・
「社長、余興もそこまでにして仕事の続きをお願いします」
熱中する2人の隣で姿勢を崩さずに声を掛ける男性・・
ピチッと決めた黒いスーツはそれだけでも威圧感を放っておりやり手のキャリアだという事が一目でわかる
「堅いことを言うな、石動・・仕事にリフレッシュは必要不可欠な事だろう?」
「そう言いながらかれこれ小一時間リフレッシュをしているようですが」
「歳を取ると中々リフレッシュできなんでのぉ・・」
「ともあれ、仕事を再開して下さい。これは最終通告です」
「全く怖い顔をしおって、もうすぐ詰めじゃ!そこで見ておけ!
わしのターン!儂は手駒から『金将』を取り出し飛車の隣に攻撃表示で召喚!」
石動の忠告を無視して駒を取り出す社長・・
もはや聞く耳持たずと将棋盤に木製の駒を設置した瞬間・・
ボン!!!
短い爆発音とともに将棋盤が吹っ飛んだ・・
「・・最終通告と申したはずです」
その中で全く顔色を崩さない石動、対し対戦していた2人は衝撃で床に転がっていた
「・・何しやがった?秘書さんよぉ?」
「私から何も・・。ただ紫水の方では時間管理のためとして将棋盤に細工をしたそうです。
社長の過去のデータを元に特定の駒の配置になると起爆するようにしておりました」
「・・それがさっきのか、お前達も手の込んだ真似を・・」
「職務に支障をもたらす方が大事です。さぁ、仕事の続きをお願いします」
「やれやれ、こりゃ拒否するとこのフロアごと爆破されそうだな・・」
やや恨めしそうに石動を睨みながら埃を払う社長なのだが・・
「おやっ、そちらの方は見抜かれましたか?」
事もなげにそう言ってしまう石動・・
「「・・・・・」」
「───失礼、今のは冗談です。では私はユーラシア支社との通信会議がありますのでこれで・・」
軽く一礼してその場を後にする無表情秘書・・
「・・無表情で冗談かよ、全く変わった秘書だな・・」
「うちは変わり者揃いじゃからな。ともあれ・・仕事に戻るか・・。本気で爆破するかもしれんからな」
「ほんと、怖い職場だぜ・・」
呆れながら煙草を咥えるヘンドリクセン、結局のところリフレッシュは打ち切りとなり
2人や嫌々仕事に向かう事になった・・
─────
セイロンシティ郊外
ほぼ都市から離れた地点にてルドラ社が所有する射撃演習場がある
ここらになると放射能戦争の名残としての廃墟も多数見受けられ延々と荒野が広がっている
人気はほとんどなくただただ青空と荒れた大地が続いていた
その中で、パンっと小さな銃声が響いている
「──ヒュ〜♪200Mクラスだともうほぼ問題なしねぇ」
黒い眼鏡に綺麗な金髪、
年齢を感じさせない美貌を持つ女性が満足そうな笑みを浮かべてそう言う
「姿勢も安定している・・銃の精度も加えても成長したな」
その隣で褐色肌の逞しい筋肉質の巨漢がニヤリと笑う、白髪とサングラスが威圧感を出しているのだが
不思議と人情味が感じられる
「そう?でも狙撃手ってもっと難しいものなんでしょう?」
2人に褒められながらもテキパキと再装弾を行うは、アザリア
ライオットに調節してもらったPSG1を大事そうに扱っている。
「狙撃手の任務はただ遠距離射撃を行うものだけではありません。確実に目的を排除できるポジションに身を潜め
一週間でも二週間でも同じ姿勢を崩さずただただその一撃に全てをかける超人的な精神力が必要です」
アザリアの隣で長めの黒髪の男が丁寧に説明をする
目つきはキリっと引き締まっており褐色肌が特徴であり口調も涼しい色男である
「あらっ、わかっているじゃないのエド。そう言うものなのよぉ?アザリア」
「ふぅん〜、じゃあフォックスさんも一週間も二週間も待ち続けた事があるの?」
「そりゃあね。思い出すわね・・血と硝煙しかない密林の中で泥に塗れてずっと同じ姿勢でスコープを見続けるの。
正気じゃ簡単に発狂できているわね」
にんまりと笑いながら過去を思い出す金髪女性フォックス、恐らくは真実なのだろうが妙に嘘っぽく聞こえてしまう
「正気で戦争はできん・・。まぁあの頃のお前は文字通り血に飢えた狐だったからな・・」
「酷いわねティーゲル、私が血に飢えた狐なら貴方は屍を求める虎ってところかしら?」
「・・やれやれ。まだ根に持っているな」
「当然♪」
楽しそうに笑うフォックスに対しあきれ果てた様子のティーゲル・・
「・・前々から思っていたけど、2人って結構昔からの知り合いみたいなのねぇ・・」
「まぁ、昔ちょっと・・な」
アザリアの質問に言葉を濁すティーゲル、どうにも過去に色々あったようであり
話たくはないようだ
「過去は人それぞれ・・ですよ。しかし・・狙撃それだけで評価するならば中々の上達です。
・・ライオット君の援護をするには及第点は与えられますね」
「そう!?よかったぁ〜」
エドの褒め言葉に心底嬉しそうな様子のアザリア
「・・あら〜、健気ねぇ・・。レイチェルと良いアザリアと良い・・ライオットも良いボディガードが出来たじゃない」
「ふん、だが当人に力がなければそれは無意味な事だ・・」
「ご安心を。彼は彼で遅れを取らないように特訓は欠かしておりませんよ。
遠近両方において立派な戦士と言っても過言ではありません」
「・・その様子じゃあいつに何か仕込んだのか?」
「まぁ、頼まれては断れませんので・・ね」
「あらあら、何か良からぬ事でも企んでいるの?」
「まさか・・。彼は好感が持てますからね。
それに色々とトラブルに巻き込まれる体質らしいのでちょっとしたアドバイスをしているだけですよ」
「まぁ〜、確かに色々巻き込まれているからねぇ・・最近だと女難が酷い酷い♪」
「・・だな・・」
そう言い三人の視線はアザリアへと集まる・・
「・・な、何よ!3人ともまるで加害者を見るかのような目で私を見て!わ、私は何もしてないわよ!?
大体!あの女が悪いのよ!」
「・・どっちが悪いとかはどうでも良いにしても、ライオットを大切にしなさいよね?」
「わかっているわよ!もう!」
「・・若いですね・・さて、ではもう少しレベルを上げるとしましょう。一発一発丁寧に撃って下さいね」
「了解!全部ぶち抜いてやるわ!!」
天高い空の下、その日は遅くまで彼女は訓練を続けたという・・
・・・それは激戦を終えた戦士達の束の間の休息・・
そして新たな闘いに備える戦士達の日常・・・
・・おまけ♪・・
「おっ、お嬢さん!帰っていきなりなんですか!?」
「うるさい!大人しくしなさぁい!」
「大人しくって!うわぁ!何でナイフを振り回しているんですか!」
「自分の胸に聞いてみなさい!」
ビリィ!
「うわ!ぼ・・僕の一張羅が・・」
「ふふふ・・それそれぇ!!」
ビリビリィ!!
「えっ、わっ!お嬢さん!僕の服を細切りにしないでください!」
「ふふふ・・股間を隠しちゃって・・可愛いわよぉ♪」
「そりゃ、下着まで切り落とされたら隠したくもなりますよ!」
「問答無用!じゃあ頂きます〜♪」
「お嬢さん!うわぁぁぁぁぁ・・・・・」
end
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